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【2023 J2第21節】東京ヴェルディ 対 ザスパクサツ群馬【レビュー】

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第21節はアウェーでの東京ヴェルディ戦。

東京ヴェルディと言えばつい10日ほど前に天皇杯で対戦し、惜しくも敗戦となっているだけに…悪い流れを引きずりたくないところ。

お互いに控えが主体の天皇杯だったためまた違ったゲームになることが予想されるうえ、現在3位と好調のヴェルディを相手にどこまで戦えるか?という試合になるでしょうか?

またリーグでは前節大分に敗戦となっており、ここ4試合(天皇杯を入れれば5試合)勝てていないという状況でもあります。

ズルズルと行かないためにもここで連敗しないこと、更には勝ち点3を詰めるかどうか?というところが大事になりそうです。

 

今回はそんな東京ヴェルディ戦をレビューします。

スタメン・フォーメーション

東京ヴェルディ

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 1 マテウス
DF 2 深澤大輝
3 谷口栄斗
15 千田海人
16 山越康平
MF 7 森田晃樹
18 バスケス バイロン
20 北島祐二
25 稲見哲行
29 河村慶人
FW 27 山田剛綺

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 41 飯田雅浩
DF 6 宮原和也
26 加藤蓮
MF 8 齋藤功佑
22 甲田英將
23 鋼島悠斗
FW 11 阪野豊史

 

東京Vは前節から1枚を変更。

加藤蓮のところに北島祐二が入る形となる。

注目としてはやはり天皇杯でやられた山田剛綺となるだろうか?

他にも天笠泰輝と同学年の青森山田対決となるバスケス バイロンも気になるところ。

今日のメンバーを見るに、対峙することになるのが川本梨誉と予想されるだけに…お互いに「守備に追われずに押し込みたい」という思惑がぶつかる形になりそうな予感。

 

ベンチを見ると、出場時間はそれほど多くないながらも3ゴールを記録している阪野豊史が気になるところ。

また名古屋グランパスから育成型で移籍してきた甲田英將も未知数ながら気になる存在。

ザスパクサツ群馬

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 21 櫛引政敏
DF 3 畑尾大翔
19 岡本一真
24 酒井崇一
36 中塩大貴
MF 10 佐藤亮
15 風間宏希
38 天笠泰輝
39 高木彰人
FW 7 川本梨誉
13 武颯

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 42 石井僚
DF 2 城和隼颯
MF 6 内田達也
FW 9 北川柊斗
14 白石智之
17 山中惇希
23 平松宗

 

群馬は前節から2枚を変更。

前節久しぶりに復帰となった長倉幹樹だが…今節は再びメンバー外ということで、怪我の状況に不安が残る。

長倉の位置には高木彰人が起用され、そして川本梨誉がスタメンに復帰。

山中惇希はベンチスタートということになる。

また岩元ルナが再びベンチ外となり、白石智之がベンチに復帰ということに。

天皇杯でヒーローが誕生しなかったこともあり…大きくメンバーが変わらない選手層の薄さを実感する状況となっている。

試合経過

【0~15分】決定機を作り合うも…

どうやら試合前のコイントスは群馬が勝利し、畑尾大翔はエンドを入れ替える選択をした様子。

これにより前半は東京Vのキックオフでスタートとなった。

 

開始早々の1分、東京Vのゴールキックが左サイドに送られると北島祐二がダイレクトで山田剛綺へ。

山田もこれをダイレクトでリターンし、ワンツーの形で左サイドを北島が一気に抜け出す。

クロスをファーサイドに送ると、ここにフリーで入り込んだバスケス バイロンがボレーを狙うも…これは中塩大貴がブロック。

こぼれ球は再びバスケスが回収し、ペナルティエリア内の河村慶人に付けると…ここで粘ってから後ろに落とし稲見哲行が強烈なミドルシュートを放つ。

グラウンダー気味の強烈な素晴らしいシュートであり、櫛引政敏もキャッチできずに弾くレベルだったが…幸いにもほぼ正面で助かる形となった。

 

4分、群馬右サイドでフリーキックを与えてしまう。

これを北島祐二がゴール前に送るが、ここはしっかりと跳ね返すことに成功。

しかしこぼれ球を森田晃樹がダイレクトで合わせると、これまた非常に良いシュートとなりポストに当たりながら枠の外へ。

櫛引政敏も反応しきれていない良いシュートを受けることになったが…運も味方し課題である開始早々の失点を防ぐ。

 

6分には群馬も反撃に出る。

武颯が東京Vのパス回しを引っかけると、少し中途半端なボールとなったために…高木彰人と譲り合うような形になりつつもが回収。

がボールに行ったことで高木は左側、DFの裏のスペースに抜け出しそこにスルーパスが送られる。

ペナルティエリアの外ではあったが、谷口栄斗が残っていたために寄せ着られる前にシュートを選択…したところまでは良かったが、シュートは力なくキーパーの下へ。

恐らく丁寧にサイドネットに転がすイメージだったと思うが…FWの選手としてはここはもう少し惜しいシュートを放っておきたいところ。

また谷口高木に寄せたことで、右サイドを上がる佐藤亮がフリーになっており…佐藤は「なぜボールを出さない」と怒りのジェスチャー。

あくまでも個人的な意見だが、シュートの選択は決して悪くは無かったと思う。

むしろ佐藤に出すという弱気な選択の方が個人的には疑問視すると思うが…自分で行くならばもう少し可能性のあるシュートで終わりたかったところ。

【15~30分】まさにストライカー!セットプレーからの先制弾

この試合はいつも通り守備は4-4-2で攻撃時は3-4-3となる可変システムだが、今日は岡本一真がインサイドに入るパターンとなっている。

佐藤亮がウィングバックのように外に張り出しており、インサイドハーフやシャドーストライカーのように岡本が動いている。

23分、そんな右サイドに張っている佐藤が抜け出しライン際ギリギリでボールを残す。

ここからカットインし選択肢はクロスにシュート、上がってくるボランチを使う…とたくさんあったが自らシュートを選択。

しかしこれはミートしなかったか、枠を大きく外してしまう。

ファーサイドを猛烈な勢いで川本梨誉がペナルティエリア内に侵入しており、ここにドンピシャでグラウンダーのスルーパスが通れば面白かったが…難易度は高いだろう。

そう考えればシュートで終わったことは良しとするべきか。

 

28分、風間宏希からのパスをダイレクトで前に落とし、裏街道で抜け出そうとした川本梨誉だったが…身体をぶつけられる形でファールで止められてしまう。

このアイディアは非常に良く、川本の特徴を活かすためにはいかに早く前を向いた状態を作れるかにかかっている。

後ろ向きでボールを受ける機会を減らし、なるべく前向きでボールを受けさせてあげたい。

このフリーキックを佐藤亮がニアに低く送ると、武颯がコースを変え、更には酒井崇一も触ったか?

これはマテウスがファインセーブで止めるが、こぼれ球を川本がいち早く回収し体勢が崩れながらも強引に左足を振り抜いて枠を捉えて先制に成功する。

川本は今期初ゴールか?久しぶりに川本らしい強さのある強引な姿勢が見られた。

彼は本当にストライカーらしいシュートが持ち味で、繰り返すがいかに前を向いた状態でボールを持てるか…が生命線となる。

【30~45分】怒涛の攻撃で逆転を許す

33分、東京Vが右からフリーキックを獲得。

このボールは畑尾大翔が競り勝つが…前には跳ね返せるボールではなくバックヘッドで後方に飛ばすことを選択。

ファーでバスケス バイロンが回収すると、強烈なボレーシュートを放つが…ここはなんとか櫛引政敏がパンチで防ぐ。

 

36分、最終ラインから佐藤亮がボールを引き出すとダイレクトですぐ後ろの天笠泰輝に落とす。

すると天笠は寄せてくるDF2枚の間を抜ける良いコース取りでドリブル突破し、右の岡本一真、左の武颯を囮に自らシュートで終える。

このシュートは枠を捉えることはできなかったが、非常に良いシーンだったと言えるだろう。

 

しかし39分、東京Vが左サイドから攻撃を作る。

山田剛綺のクロスは中塩大貴が頭でクリアするが、このボールを川本梨誉がトラップしたところを狙われてロスト。

バスケス バイロン川本との1対1を制する形でクロスを送ると、これは畑尾大翔が頭でクリア。

こぼれ球を北島祐二がシュートも、佐藤亮が身体を張ってブロック。

このこぼれ球を天笠泰輝が回収しカウンター…と行きたかったのだが、タッチが長くなったところで谷口栄斗に奪われてしまう。

その谷口のところは岡本一真が良いフォローで突破を阻止するも、流れたボールを稲見哲行が直接叩き込んで同点に。

まずは稲見の素晴らしいシュートを褒めたいところだが…川本と言い天笠と言い、あぁいった奪われ方は非常によろしくない。

しかもそれが2つも続けば失点もするというもの。

後ろから丁寧に繋ぐのが大槻監督のサッカーであるが…このシーンではそれが裏目に出た形となった。

 

そして43分、佐藤亮天笠泰輝がパス交換から右サイドを打開しようとするが…佐藤のパスが引っかかってしまいロスト。

こぼれ球を山田剛綺が回収すると、DFに戻ってきた佐藤天笠の間を右足アウトで通し北島祐二へ。

そして北島は身体を内側に向け…誰もが稲見哲行に落とすと思った裏をかくようなパスを縦に送る。

ここに抜け出した北島がダイレクトでシュートを叩き込み、わずか4分で逆転弾を許してしまう。

自分達の攻撃から奪われており、岡本一真が前にいたために右サイドバックがいなかった…というのはあるが、これは天笠北島を見失ってはいけないシーン。

天笠は中央の選手であるため意識がそっちにあったと思うが、あの展開と立ち位置であれば右サイド側に残る形になり…北島を見ていなければいけなかった。

まぁ北島山田と素晴らしいパスが2本続き…特に山田のパスは意外性溢れるものではあったが…天笠は2失点に深く関わる形になってしまった。

【45~60分】勝負はこれから?振り出しに戻す

後半は群馬のキックオフでスタート。

ハーフタイムで群馬が動き、佐藤亮に代えて山中惇希を投入する。

佐藤も決して良いパフォーマンスを見せられていたとは言えないが…代えるべきはそこでは無い気も。

となるとこの交代はある程度試合前から決めていたものだったのかもしれない。

山中をスタートから使わなかったところも含めて、後半勝負というプランなのかも?

 

48分、千田海人のパスがズレたところを風間宏希が回収。

風間から高木彰人に送られると、左に流れながら高木の前に抜け出した武颯にスルーパスを送る。

ドンピシャリのタイミングでオンサイドとなったが、飛び出したマテウスの上を小ループで狙ったか…のシュートは枠の上に行ってしまう。

いや…わかる、わかるんだよ。

マテウスが一瞬で距離を上手く詰めており、更には身体の使い方からニアサイドを切ったため左足でファー側に蹴って…更には横になってコースを消すマテウスの上から落とすというイメージ。

イメージは完璧だったが…ちょっと厚く当たり過ぎてしまったといったところか…。

相手のミスからではあるが、完璧な形だったかつ後半早々の良い時間帯だっただけにここで追いついておきたかったところ。

 

落胆した直後の51分、畑尾大翔からロングボールが右サイドに送られると山中惇希がダイレクトで内側の岡本一真へ。

DFに寄せられたこともあり一度後ろ向きとなり、内側の武颯に落とす。

恐らくはワンタッチで裏に抜け出すイメージだったと思うが、これがワンツーの形となり岡本に通る。

これを岡本がダイレクトで流し込んで同点に追いつくことに成功。

ちなみにファーサイドには高木彰人、更には川本梨誉と入ってきており全体の動きとしても非常に良い攻撃となった。

一般的には右サイドバックの岡本がなぜこの位置に?という状況だと思うが、最初の方に書いたように今日の岡本は攻撃時にはシャドーストライカー気味にプレー。

そのためこの位置はある意味で正しいと言える。

 

54分には櫛引政敏からのロングキックを武颯が頭で岡本一真に繋ぐ。

岡本からの折り返しにはがわずかに追いつかないが…の裏には良い形で川本梨誉が入ってきており、ここは声掛けでにスルーさせて川本が打てる状況を作りたかった。

としても先ほど決定機を外している…という思いもあっただろうが。

 

55分、左サイドからのコーナーキックは珍しくグラウンダー気味の低いボールを選択。

ここにフリーで中塩大貴が入り込み、これまた抑えの効いた素晴らしいシュートを放つもマテウスがファインセーブ。

しかしこれはどうやら中塩がフリーになる際にマークを振りほどいたところがファールだったようで、ゴールに入っていたとしても取り消されていたことに。

もしかしたら中塩ではなく、ゴール前の武颯の方のファールを取ったのかもしれないが…。

 

このように一度ビッグチャンスを逃すも、直後に同点に追いつくことに成功。

そしてその勢いで一気に逆転を狙ったものの…この良い時間帯に更に得点が奪えなかったことが悔やまれることに。

しかしこの時間は無理に繋ぐことに固執せず、時折混ぜ込んでいるロングボールでチャンスを作れているのがポイントだろうか。

【60~75分】交代を引っ張った印象だが…

60分、流れの中では東京Vが先に動き、河村慶人に代えて齋藤功佑北島祐二に代えて加藤蓮を投入。

更には68分にも続けて山田剛綺に代えて阪野豊史を投入する。

東京Vとしては流れが良くないので、交代カードを使って流れを変えたいところ。

逆に群馬としては流れが変わってしまう前に逆転弾を叩き込みたいところと言える。

群馬側としてもそろそろ交代が欲しく、特に前線の2人はプレスをかけてきたこともあり足が止まってきている印象も。

 

69分、群馬がカウンターを仕掛ける。

左サイドで武颯がボールを受けると、逆サイドに大きく展開。

これを山中惇希が受け、カットインから直接ゴールを狙ったか?

シュート性のボールはマテウスがパンチングで跳ね返すが、こぼれ球を高木彰人が回収。

最終的には天笠泰輝からクロスを送り込むも、山中のヘッドは大きく枠を外れてしまう。

 

70分に群馬が交代に動き、高木彰人に代えて北川柊斗風間宏希に代えて内田達也を投入する。

高木も引っ張った印象だが、はまだ代えない選択か…。

また今日はボールのロストが目立つ天笠を残して風間を交代というのも疑問はあったりも。

風間も抜群に良いプレー…というのは今日は無いが、ミスもなくそつなく中盤をこなしている印象があるが…。

【75~90分】引き分け狙いの戦略

76分、群馬が川本梨誉に代えて平松宗を投入。

川本はこの前のシーンで足を触ってベンチに交代を要請していた。

しかし大槻監督は「まだ行け」というジェスチャーでプレーに戻させていたが…やはり続行は不可のようである。

この交代により平松が前に入り北川柊斗が左サイドハーフになるが、であれば素直に白石智之を入れれば良いのではないかと思ってしまう。

平松は交代の準備を既にしており、川本のアクシデントのため白石も準備させて2枚同時に代えるために大槻監督は川本をプレーに戻したのかと思ったが…そうでは無かったようだ。

 

78分、東京Vが最後の交代を使いバスケス バイロンに代えて甲田英將稲見哲行に代えて宮原和也を投入。

この後は徐々に東京Vのペースへと移っていき、群馬は押し込まれる時間が長くなっていく。

最後の交代はまだなのかと思っていたが…90分にやっと群馬も最後の交代カードを使う。

武颯に代えて城和隼颯を投入し、城和を中盤の底に配置。

そのサイドに両ボランチの内田達也天笠泰輝を置き、6-3-1のような状態に変更。

これで明確に引き分け狙いで勝ち点1を持ち変える、という指示が全体に出たこととなる。

 

91分、後ろを固めて守る群馬に対して東京Vはロングシュートを選択。

谷口栄斗のシュートは櫛引政敏が片手でコーナーに逃れるが、CBの選手ながら非常に良いシュートだった。

 

94分には東京Vが左からのコーナーキックを獲得し、このボールは櫛引政敏がパンチングで跳ね返す。

こぼれ球を齋藤功佑が狙うも、まずブロックに入った山中惇希に少し当たったか?

しかしそれでも枠に向かったシュートだったが、城和隼颯が頭でブロックして再びコーナーに。

このコーナーも全員が身体を張って守り、最後は櫛引がシュートをブロックして跳ね返ったところでタイムアップ。

見事に城和を投入した結果を見せ、勝ち点1の死守に成功した。

ピックアップポイント

弱気の采配なのか?現実的なのか?

まずは最後の城和隼颯という交代策について触れたいと思う。

90分まで交代を引っ張り、最後にCBである城和を投入したという采配については賛否両論あるだろう。

この試合では終盤2通りの策が取れたと思う。

今回の策通り、ここまで引っ張って城和でクローズというのが1つの策。

そしてもう一つはもう少し早い時間に白石智之を投入して、前の圧力を再び高める策。

どちらが正解ということも無いし、どちらが間違っているというものでもなく、これは各々のサッカー感の違いが大きいだろうか。

 

個人的には川本梨誉の負傷交代の際に白石智之を投入すべきだったと思うが…ここで平松宗を投入し、その後の展開からの選択肢としては大槻監督を擁護したい。

弱気な采配と言う方もいると思うし、そう思う方がいて当然であり全く間違っていないとは思うが…総合的に考えると勝ち点1をしっかりと獲得して終えたことを評価したいと思う。

考えられる中でのベストは当然「再逆転を狙いに行き、見事に勝ち点3をゲット」であろう。

次点では「再逆転を狙いに行くも…ゴールが割れずに勝ち点1」か?

そして次点が今回の「引き分け狙いでしっかりと勝ち点1を持ち帰る」となり、順に「再逆転を狙いにいくもカウンターに沈み勝ち点0」、「引き分け狙いで守り切れずに勝ち点0」で悪い形となるだろう。

 

当然ファン・サポーターとしては勝ちに行って勝って帰るのが最高であるが、群馬というチームの状況はそこにあるのだろうか?

相手は3位につける好調ヴェルディであり、場所はアウェー、更には前節負けており…4試合勝てていない状況。

今期は非常に好調のためプレーオフ圏内が見えているのも事実であり、更には4試合勝てていない状況だからこそ勝利が欲しいのも事実だが…監督の采配は堅実だったと個人的には考える。

好調の今シーズンこそ上を目指さないでどうする、という意見もあるだろうが…こんな時だからこそ着実に勝ち点を積んでまずは残留を決めたい。

弱気な采配と言われるかもしれないが、それでもしっかりと狙い通りに結果を出したわけであり評価して良いのではないだろうか。

MOM

この試合のMOMは櫛引政敏としたい。

2失点あったものの、まぁどちらもキーパーには責任が無いだろう。

2点目は角度もなかったため櫛引なら触ってほしい…という思いもあるが、完全に崩されており仕方ないところ。

 

他何人か触れたいが、まずは先制点を挙げた川本梨誉

ゴールは素晴らしく、まさに川本らしいプレーであった。

またゴールのきっかけとなったセットプレーも川本が獲得しており、この時の裏抜けのプレーも見事だった。

しかし…正直このシーン以外には見せ場はなく…やはり彼の左サイドというのは疑問が残る。

川本は前を向いてプレーしないと良さが活きず、後ろ向きでボールを受けるのは得意としていない。

現在のシステム上、ワントップは武颯であり…右は佐藤亮(今日は岡本一真がその役割だったが)、左は長倉幹樹(今日は高木彰人)となり2シャドーは降りてきてのプレーを要求される。

そのため後ろ向きでのプレーが多くなりがちであり、昨年田中稔也が活きなかった理由もここにあると個人的には考えている。

左サイドでも前を向いて受けられているわけではなく、高い位置を取るために後ろ向きで受けるシーンは多いが…タッチラインを背負えるためにプレッシャーが360°から180°に半減できるのが利点か?

この辺りを考慮して左サイド起用なんじゃないかと個人的には思うが、いまいちフィットしているとは言えないのも事実。

 

またフィットしていないと言えば北川柊斗

今シーズンは何度か書いているが、今のシステムであれば適性は間違いなく左のFWであり今日の高木彰人の位置。

今節は途中交代でその位置に入り、後に左サイドハーフにポジションを移している。

サイドハーフは適任とは言えず、であれば平松宗ではなく白石智之を投入して北川を前に残した方が良かったと思うが…右サイドに比べれば左の方がやりやすそうにしていたようには見えた。

FWでも武颯が右に入るために左でプレーしているが、もしかしたら右サイドと左サイドだと左の方がプレーしやすいのかもしれない。

選手によっては右でも左でも気にならない人もいるが、ボールの受け方…半身の取り方が逆になるためにどちらかが圧倒的にやりやすいという選手も多いものである。

 

また高木彰人も比較的ボロクソに言われている印象を受けるが、現在のシステムで長倉幹樹の代役とするならば最適解なのは事実だろう。

48分、武颯が決定機を外した際のスルーパスが代表的だが…あぁいったプレーは比較的上手い選手である。

昨シーズンの怪我前に「加藤潤也の代役が期待出来る」と書いた記憶があるが、プレースタイルは違うもののKJや長倉が見せているプレーができる唯一の選手であろう。

無論、それが高木本来の持ち味なのか…というのは無きにしも非ずだが。

これまたプレースタイルは違うが、似た役割としては奥村晃司が絡んできてくれると…という思いもある。

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