※ザスパ群馬ファンによる、ザスパ群馬贔屓のマッチレビューです。
前節はホームでの栃木シティ戦。
5連戦の最後ということもあってか、お互いに塩試合といった内容ではありましたが…正直スコアレスのドローに持って行けて御の字というゲームでした。
これで連戦は終わったため、一度ここでしっかりと仕切り直しをしたいところ。
秋田と言えば今シーズンの中島大嘉のハットトリックが記憶に新しいですが、終盤はかなり苦しみつつも…なんとか逃げ切ったというゲームでした。
ハイプレスを苦手としている印象の強い群馬なので、この試合も難しいゲームにはなりそうです。
今回はそんなブラウブリッツ秋田戦をレビューします。
スタメン・フォーメーション

ブラウブリッツ秋田
スターティングメンバー
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
| GK | 1 | 山田元気 |
| DF | 3 | 飯泉涼矢 |
| 5 | 長井一真 | |
| 17 | 野々村鷹人 | |
| 22 | 高橋秀典 | |
| MF | 6 | 諸岡裕人 |
| 16 | 吉岡雅和 | |
| 66 | 土井紅貴 | |
| 77 | 中野嘉大 | |
| FW | 8 | 梅田魁人 |
| 18 | 半田航也 |
ベンチ
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
| GK | 23 | 矢田貝壮貴 |
| 47 | 堀内智葵 | |
| DF | 4 | 岡野洵 |
| MF | 7 | 水谷拓磨 |
| 14 | 大石竜平 | |
| 25 | 藤山智史 | |
| FW | 10 | 佐藤大樹 |
| 52 | 西村真折 | |
秋田が前節から2枚を変更。
水谷拓磨、大石竜平に代わり諸岡裕人と中野嘉大がスタメン起用となった。
ベンチでは佐川洸介と鈴木翔大が外れ、藤山智史と佐藤大樹がメンバー入りということに。
注目としては中野嘉大の名前を挙げたいところ。
逆サイドの吉岡雅和も要注意となるが、この両翼をしっかり封じられるかどうか…というのがポイントになるだろう。
秋田と言えば長谷川巧と佐川洸介が気になるが、長谷川は第14節の仙台戦で途中出場したのが最後の様子。
ここまで出場も8試合となっており、なかなか出番が限られてしまっている…となるだろうか?
佐川は今節はメンバー外となっているが、前節までの16試合の全てで出場機会は得ている。
時間は942分のようなので、なかなかポジションを奪い取るには至っていないが…その中でも3ゴールと結果は残している。
前回対戦では恩返し弾もあったので、元気な姿は見たいものの…今節はメンバー外はありがたい…となるだろうか。
ザスパ群馬
スターティングメンバー
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
| GK | 13 | 近藤壱成 |
| DF | 3 | 大畑隆也 |
| 14 | 菊地健太 | |
| 43 | 野瀬翔也 | |
| MF | 6 | 米原秀亮 |
| 7 | 西村恭史 | |
| 20 | 下川太陽 | |
| 25 | 中野力瑠 | |
| FW | 18 | 田中翔太 |
| 38 | 小西宏登 | |
| 99 | 中島大嘉 |
ベンチ
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
| GK | 16 | 志賀一允 |
| DF | 26 | 秋元琉星 |
| MF | 4 | 玉城大志 |
| 19 | モハマド ファルザン佐名 | |
| 37 | 瀬畠義成 | |
| 2 | 田頭亮太 | |
| FW | 17 | 百田真登 |
| 29 | 松本皐誠 | |
| 69 | 出間思努 |
群馬は前節から4枚を変更。
安達秀都、瀬畠義成、田頭亮太、百田真登に代えて、米原秀亮、下川太陽、田中翔太、中島大嘉をスタメン起用。
安達はそのままベンチ外、残りの3人はベンチスタートということになった。
ベンチを見ると出間思努が再びベンチ入りとなっており、20名で見ると変更は1人となるか。
再び藤村怜がベンチ外となっており、これは怪我の可能性が高くなってきた…。
注目はその不動のフジレンの穴を埋めるべき存在である米原秀亮。
相方は下川太陽と、プレースタイル的には相性は良さそうだが。
問題はヨネのコンディションが怪我からあまり上がってきていない印象があること。
まだまだ本調子には遠いのかな…という感じがある。
そして悪い意味になってしまうが、もう一つ注目したいのが田中翔太。
田中が悪いというわけではなく、何を思ってサイドで起用し続けるのかが謎…なのである。
このポジションはモハマド ファルザン佐名が良かったが、怪我もあってしばらく離脱。
その段階でなら仕方ない部分もあったが、この時は田頭亮太が予想外にフィットした姿を見せて活躍してくれた。
そんなファルと田頭をベンチに置いて、敢えて田中を起用する意図はなんなのか…。
昨シーズンからだが、田中の光ったプレーというのはゴール前でシュートシーンに絡むものばかりで…ストライカーとして使うべき選手だと思うのだが。
試合経過
前半
前半は群馬のキックオフでスタート。
メインスタンド側から見て、左側に群馬、右側に秋田という布陣となった。
まずは攻撃だが、どうやら2バックのように見える。
いつも通り2-5-3に近い形が基本となりそうである。
守備に関しては4-4-2のフラットを採用したと思われる。
1分 開始早々に失点
秋田のゴールキックは山田元気が大きく蹴っていく。
これは下川太陽が弾き返したが、このセカンドは長井一真が前に弾き返す。
これを中野力瑠がダイレクトで縦位置の小西宏登に繋げ、一気にスピードアップでチャンスを…といったところだったが…小西の落としが中野の足に付かず…。
これを中野嘉大がダイレクトでDFライン裏に放り込むと、野瀬翔也がやや軌道を読み違えたか…完全に前だったにも関わらずボールは梅田魁人の足下に。
野瀬も最後粘ってスライディングしたが奪い取るには至らず、体勢を崩しながらも梅田がヒールで後方に落とすと土井紅貴がダイレクトでズドン。
土井のシュートは見事だったが、その前の梅田の落としも素晴らしかった。
個人的には梅田と野瀬の競り合いで、だいぶ梅田がユニフォームを引っ張っているので…ここはファールを取ってほしいと思うが…近年はこのくらいでは鳴らなくなってきた印象もある。
あくまでも個人的なサッカー感として「それはサッカーじゃない」と思うので、ユニフォームを引っ張ることに対しては厳しく笛を吹いてほしいと思うが…。
中野と小西のワンツーはしっかりと繋いでほしかったが…狙いとしては悪くなかったのではないだろうか?
どちらもダイレクトで繋いだからこそ、繋がればチャンスになっていただろうし。
8分 コーナーのチャンスは活かせず
左サイドからのコーナーキックを得ると、キッカーは小西宏登。
ニアに入れたボールは合わず、そのまま抜けていくと下川太陽がダイレクトでシュートを狙っていく。
これはややミートしなかった感があるが、田中翔太がワントラップから反転して左足で狙っていく。
しかしここは野々村鷹人が身体を張ってブロックし、こぼれ球もクリアされてしまい…コーナーキックのチャンスは活かせず。
このシーンを見ても、田中はストライカーなんだよな。
下川のシュートはミートはしていないものの…パスと言うよりは直接狙ったボールだろう。
これをワンタッチでしっかりと良いところに置き、素早い反転から利き足ではない左でもあのシュートが打てる。
突破力があるわけでもないし、守備が上手いわけでもなく…サイドではなく中央のゴール前に置くべき選手だと思うのだが…。
まぁ狙いとしては右で作って右からのボールに対し、ゴール前に田中が左側から飛び込んでくる形なのだとは思う。
FWに比べると後ろから入ってくる形となるSMFやWBはマークが難しいので、ストライカーであり得点力のある田中を活かすということはわかるのだが…。
10分 秋田の猛攻は凌ぎ切る
秋田が左サイドから右サイドに広げ直すと、高橋秀典の左足のクロスを半田航也がヒールで後方にフリック。
中野嘉大がドンピシャだったが、トラップ際を小西宏登が触ってシュートは打たせず。
しかしボールは前方の梅田魁人に入ってしまう。
梅田が落とした…と言って良いのか微妙だが、このボールを中野が左足で狙うもミートせず。
野瀬翔也がブロックしたボールは梅田の元に入り、そのままシュートを狙うも菊地健太がブロック。
こぼれ球を米原秀亮が梅田より先に触ったが、これが中野に入ってしまい中野が左足で狙っていく。
しかしここは近藤壱成が足でブロックしてコーナーに。
このコーナーキックもしっかりと跳ね返し、セカンドからの二次攻撃もしっかりと守り切ってゴールキックとした。
左右を大きく使った非常に良い攻撃から、ゴール前で何度かピンチを迎えたものの…ここはしっかりと身体を張って守り切れた。
ここ最近はゴール前ではしっかりと身体を張れるようになってきている。
19分 セットプレーのピンチも凌ぎ切る
左サイドからのフリーキックを蹴るのは中野嘉大。
ファーに放り込んでいったボールは中島大嘉、飯泉涼矢が触れず、後方で大畑隆也に当たる。
こぼれ球を飯泉が狙っていくが、ここは中島のブロックか?
しっかりとコースを切ってコーナーに。
コーナーはショートコーナーから面白いアイディアを見せてゴール前に迫ったが、ここも守り切ってピンチを脱する。
その後は大きく動く展開は無く、ハーフタイムを迎えることとなった。
後半
後半は秋田のキックオフで再開。
両チームともに交代はなくリスタートとなった。
51分 後半も早々に追加点を奪われてしまう
右サイドの高い位置でスローインを与えると、吉岡雅和のスローを高橋秀典がフリーで受ける。
高橋が吉岡にリターンすると、ほぼノープレッシャーからゴール前にクロスを供給。
これを半田航也が頭で合わせてゴールに流し込んだ。
半田のヘッドは…まぁしょうがないだろう。
これはヘディングを誉めるべきである。
問題はその前のクロスがドフリー状態だったこと。
もっと言えば、このスローインに対して群馬の選手が圧倒的に足りていなかったことである。
秋田4人に対して、ここにいた群馬の選手は菊地健太と米原秀亮の2人。
そりゃフリーでボールを受けるし、フリーで良いクロスが上がるに決まっている。
あまりにも数的不利もあり、大畑隆也が途中まで出てきているが故にゴール前の高さも足りなくなっている。
なんでサイドハーフの田中翔太がこのサイドにおらず、中央センターサークル付近を埋めていたのだろうか?
スローインを与えた時点では田中は攻め上がっていた…などでもなく十分に守備に間に合っている。
それがなぜか中央に向かってポジションを取りに行っており、これは恐らくあらかじめそういう取り決めがあったと思われるような動き。
深い位置からのスローインということで、ロングスロー対策で何か事前に準備をしていたのだろうか?
55分にも似たような位置からのスローインがあったが、この時も田中は同じように中央のポジションに入っている。
56分 再びピンチを迎えるも、近藤のビッグセーブ
右サイドでスローインを得た群馬だったが、中野力瑠のスローを中島大嘉が受けられず…。
これであっさりと再び秋田ボールにしてしまう。
この試合は全く持って(前で)ボールが繋げておらず、秋田の方がよほど良いビルドアップを見せている。
ボールを大切にし下からビルドアップを狙う群馬と、時にはラグビーとも言われるような長いボールを多用する秋田と、対照的なチームではあるが…繰り返すがこの試合は秋田の方が良いビルドアップを見せている。
特に両サイドを広く深く使えており、対する群馬は小西宏登が封じ込まれ、サイドでは持ち味が活かせない田中翔太は仕掛けられず…となっている。
秋田が細かくボールを繋ぐと、長井一真から土井紅貴のワンツー、更には長井と梅田魁人のワンツーで一気に長井が持ち上がっていく。
ここから右の吉岡雅和に広げると、吉岡がフリーで左足で狙っていくが…ここは近藤壱成が良いセーブを見せる。
こぼれ球を高橋秀典に詰められそうになるが、ここは田中翔太が身体を張って前に入り打たせず。
近藤が大きく蹴りだしてピンチを脱する。
ここは思うことがあるので後ほど詳しく見ていこう。
57分、群馬ベンチが先に動く
交代は群馬ベンチが先に動くこととなった。
野瀬翔也に代えて秋元琉星、中野力瑠に代えてモハマド ファルザン佐名を投入。
ファルが左に入るため、田中翔太が右のポジションを移すようである。
怪我やカードではなくCBの途中交代というのは珍しいが、正直今日の野瀬は途中交代が妥当な内容の悪さ。
前節まではかなり良い状態だったが故に…これは少し心配であるが…。
64分 カウンターから田中のシュート
左サイドのゴールライン際で大畑隆也が粘ってボールを残したものの、クリアボールは再び秋田へ。
しかし飯泉涼矢がモハマド ファルザン佐名と菊地健太の間を抜けようとしたところで、健太が足を出してボール奪取。
これが中島大嘉に繋がると、ダイレクトで横の西村恭史へ。
西村が右の小西宏登に広げると、ここから一気にカウンターの形に。
小西がボールを持ち運ぶと、その外を猛然と駆け上がったのが田中翔太。
小西から田中にボールが出ると、田中はこれを直接狙ったのか…シュートはポストを直撃して跳ね返る。
キーパーの位置もあり意表を突く形で直接狙っていったのだろうか?
それともファーで西村がフリー気味で入ってきていたため、DFライン裏に低く速いボールというイメージだったか?
狙い通りなのかミスキックなのかはわからないが、とりあえず一つカウンターから良い形で完結したとは言える。
68分 ファルの仕掛けから1点を返す
66分、両チームベンチが同じタイミングで動く。
秋田は半田航也に代えて西村真折、梅田魁人に代えて佐藤大樹を投入。
西村真折と言うと…昨シーズンのFC大阪戦での悪夢が蘇る。
群馬は下川太陽に代えて玉城大志、米原秀亮に代えて瀬畠義成を投入。
ダブルボランチを両方代え、どちらもそのままの位置に入ることになるだろう。
すると直後の68分。
右サイドの田中翔太からのスローインを玉城大志が受けると、小西宏登へ。
小西が中にカットインから一気に左サイド裏に広げると、ここにモハマド ファルザン佐名が抜け出していく。
菊地健太が猛ダッシュで上がってきたが、ここは使わずに自ら勝負を選択すると、右に持ち出して右足でシュート。
これを西村恭史がヒールでコースを変え、見事にゴールに吸い込まれて1点を返すことに成功。
西村の技ありではあるが、やはりファルの積極的な仕掛けからシュートが効いたと言える。
サイドはこのように仕掛けられないと話にならないと思うのだが…。
まぁしかし影の?功労者は素晴らしいサイドチェンジの小西だろう。
そして使われなかったし、形としてもDFを引っ張ったりといった功績も無かったが…それでもあの距離をダッシュで上がってきた健太も評価したい。
73分 再びリードを広げられてしまう
群馬の攻撃だったが…モハマド ファルザン佐名から西村恭史へのパスが合わず。
これを諸岡裕人が回収すると、良い縦パスを佐藤大樹に入れる。
佐藤が大畑隆也を背負いながらダイレクトで西村真折にフリック。
西村は更にそれを中野嘉大に広げる。
中野がそのまま持ち運びシュートを放つと、これは近藤壱成がなんとか左手一本で止めたものの…こぼれ球を佐藤に押し込まれてしまう。
このシステムを採用している以上、これはもはや防げない。
最終ラインが2枚しかいないのだから…。
割と高い位置ではあり普段のビルドアップのミスから…という形とは違うが、失うと後ろに人がおらず危ない形というのは同じと言える。
それもあってか玉城大志がファール覚悟で(実際にファールでプレーオンで流れた)諸岡を潰しに行ったが…間に合わなかった。
ちなみに佐藤はほぼ間違いなくオンサイドだったと思われる。
76分、78分、86分 両チームベンチが動く
76分には秋田ベンチが動き、中野嘉大に代えて大石竜平、吉岡雅和に代えて水谷拓磨を投入する。
78分には群馬ベンチが動き、田中翔太に代えて百田真登を投入する。
これにより玉城大志が右SBに入り、西村恭史がボランチに降りる形となるだろうか。
これで群馬は使い切り。
86分に秋田ベンチが5枚目を切る。
土井紅貴に代えて藤山智史が投入される。
87分 ミスからピンチを迎えるもバーに救われる
ゴールキックのリスタートは近藤壱成が短く繋ぐ。
瀬畠義成、秋元琉星、大畑隆也と繋ぐが、大畑のヒールでのフリックがミートせず。
大石竜平が回収するとファーにクロスを上げ、西村真折が頭で合わせるが…これはクロスバーを直撃。
セカンドは秋田が回収するが、この後のクロスは合わず助かる形となった。
なぜ2点差で負けている残り3分でこんなプレーが出るのか…。
上手く行っているならいざ知らず、なぜこの時間に下から繋ぎに行くのか意味が分からない。
なぜ上手く行っていたサッカーを捨てて、上手くいかないサッカーにこだわろうとするのか…。
大畑のミスはあり得ないが…ミスが起こるのは仕方がない。
問題はミスがあったことではなく、そのミスが失点に直結するやり方をこの時間この展開でもやっていることであろう。
そしてアディショナルタイムは5分あったが、特にチャンスらしいチャンスも作れずにタイムアップとなった。
ピックアップポイント
田中翔太のポジション
正直あまりにもつまらない試合であった。
根本的にはやっているサッカーがそれで正しいのか…という話になるが、それ以外にも気になる部分はある。
秋田に比べて明らかに走れていない。
この試合はセカンドが全く拾えていなかった印象があるが、運動量が足りない…。
システムが上手くいっていない時こそ、運動量でカバーしないと流れは変わらないのだが、負けている時こそ動きが良くなるような選手が少なすぎる。
さて本題である田中翔太についてだが、なぜか昨シーズンから沖田監督はサイドで起用している。
鳥取ではストライカーとしてJ3の舞台でゴールを量産してきた選手なのだが…群馬ではサイドで起用されているのである。
確かに今シーズンは中島大嘉、百田真登、西村恭史と良い選手が前線にいるのは事実だが…田中にサイド適性があるように見えないのである。
まず元が前線の選手ということもあり、守備対応があまり良いとは言えない。
気持ちは持っている選手なので、要所要所ではしっかりと身体を張って頑張っているのはわかるが…組織的な守備対応には難がある(守備の選手ではないので仕方ないが)
そもそもこのチーム、あまり守備を組織的に練習していない…というのもあるだろう。
バラバラで選手間で何をすれば良いのか悩んでいるようなシーンが多い。
この試合で言えば56分のシーン。
長井一真が2度のワンツーから一気にゴール前に迫ったシーンだが、菊地健太と田中の守備連動がもう少し良ければ…と思うようなシーンであった。
長井が一気に中央で突破してきたため、健太がシュートコースを防ぐべく吉岡雅和のマークを捨てて対応し、結果的にそのフリーの吉岡にボールが出たのがプレーの内容。
このシーン、個人的には健太の対応は正しかったと考えている。
野瀬翔也はワンツーで降りた梅田に付いており、大畑隆也はもう1枚のFWである半田航也をマーク。
健太が吉岡を見ていたが、長井のドリブル突破からのシュートを防ぐためにはこの位置に入っておく必要がある。
そのため自分のマークであった吉岡を捨て、シュートコースに入り吉岡をフリーにしたのは仕方ないと言える。
問題は田中の攻守の切り替えが遅く、その後もジョグで走っており長井に何のプレッシャーもかけられていないこと。
ここにもっとしっかりプレッシャーがかかれば、健太の立ち位置はもっと吉岡を見れる位置となった。
もしくは突破していく長井は米原秀亮と健太に任せ、田中は吉岡の方に戻るという方法もあったかもしれない。
(間に合ったかどうかは不明なタイミングだが)
守備面に関してはFWの選手であり仕方ないとも言えるが、問題は攻撃面もである。
サイドに置くとモハマド ファルザン佐名や田頭亮太のように縦に突破ができない。
これはサイドとして致命的ではないだろうか?
逆サイド、特に小西宏登からのクロスに対する入り方は抜群に上手く、これが本来の持ち味の一つではあろう。
田中をサイドで使うなら、逆サイドを突破させる形を主にしないとならないが…今日は小西が完全に封じ込まれた形になってしまっていた。
途中からは右SBにポジションを移したが、もしかしたら攻撃面ではこちらの方が面白いかもしれない。
SBというポジションのため守備面では不安があるが、攻撃時には右のシャドーに入れるのでサイドよりは活きるようにも思う。
しかし中盤でボールを受けて繋ぐ仕事も発生するため、これも果たして…という部分だろう。
田中を活かすならFW起用しかないと思うのだが…。
MOM
この試合のMOMはモハマド ファルザン佐名としたい。
全くサイドが機能しない試合展開となっていたが、ファルが入ったことでゴールが生まれたシーンのようにサイドからの攻撃が展開できるようになった。
特に情報は出ていなかったと思うが、恐らく怪我で離脱していたのだと思うが…かなりコンディションは上がってきたように見える。
そろそろスタメンに復活するか?
あとは西村恭史だろうか?
突出して良かったという感じは無かったが、全体的に低調なチームの中では…といった印象。
藤村怜が怪我で離脱となるのなら、西村を最初からボランチに入れるのもアリではないだろうか?

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