※ザスパ群馬ファンによる、ザスパ群馬贔屓のマッチレビューです。
前節は雪のために中止となった開幕戦の代替開催ということで、水曜日のゲームでした。
ターンオーバーで臨んだ両チームでしたが、結果はまさかの0-5という大敗。
まだ点差がそれほど離れていないうちに、決定機を決め切れていれば変わった可能性はありますが…内容としても良かったとは言えないゲームでした。
そこから中3日で迎える、アウェーでの栃木シティ戦です。
J2に昇格した栃木シティですが、なぜか群馬としては負けなしの相性のいい相手。
この相性の良さを活かして、連敗を避け再び勝利へ向かいたいところでしょう。
今回はそんな栃木シティ戦をレビューします。
Contents
スタメン・フォーメーション

栃木シティ
スターティングメンバー
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
| GK | 16 | 児玉潤 |
| DF | 22 | 鈴木裕斗 |
| 28 | 小西慶太郎 | |
| 32 | 小池裕太 | |
| 42 | マティ ヨニッチ | |
| MF | 18 | 加藤大 |
| 44 | 下田栄祐 | |
| 77 | 田中パウロ淳一 | |
| FW | 9 | 鈴木武蔵 |
| 23 | 吉田篤志 | |
| 24 | 西谷和希 |
ベンチ
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
| GK | 31 | 相澤ピーターコアミ |
| DF | 17 | 知念哲矢 |
| 41 | 薩川淳貴 | |
| MF | 6 | 加藤丈 |
| 7 | 森俊貴 | |
| 10 | 岡庭裕貴 | |
| 11 | 表原玄太 | |
| 13 | 大嶌貴 | |
| FW | 8 | 山下敬大 |
栃木シティのスタメンは前節から1枚の変更。
岡庭裕貴に代えて鈴木裕斗をスタメン起用となり、そのため下田栄祐がボランチに入ることと思われる。
ベンチを見ると齋藤恵太が外れ、大嶌貴がメンバー入りとなった。
栃木シティと言えば、元群馬の岡庭裕貴だろう。
今シーズンもここまでコンスタントに出場しており、これは嬉しい限り。
(昨シーズンまで在籍していた都倉賢は、いわてグルージャ盛岡に移籍となっている)
そしてやはり気になるのは、昨シーズンに群馬でインパクトを残した小竹知恩が今シーズンは栃木シティにレンタルされているということ。
しかし残念ながら途中出場2回であり、メンバー外のことも多く…試合に絡めているとは言い難い状態である。
注目はやはり新加入の鈴木武蔵だろうか?
個人的にはより怖いのは、同じく新加入の西谷和希かなという気はするが…。
更には加藤大も新加入となっており、田中パウロ淳一、吉田篤志と攻撃陣は非常に怖さがあるチームである。
反面守備はやや苦労しているようであり、今シーズンは失点の多さが勝点に繋がらない原因となっている様子。
ザスパ群馬
スターティングメンバー
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
| GK | 88 | キム ジェヒ |
| DF | 3 | 大畑隆也 |
| 14 | 菊地健太 | |
| 22 | 貫真郷 | |
| 43 | 野瀬翔也 | |
| MF | 7 | 西村恭史 |
| 8 | 神垣陸 | |
| 19 | モハマド ファルザン佐名 | |
| 27 | 藤村怜 | |
| FW | 29 | 松本皐誠 |
| 99 | 中島大嘉 |
ベンチ
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
| GK | 13 | 近藤壱成 |
| DF | 5 | キム グニル |
| MF | 6 | 米原秀亮 |
| 20 | 下川太陽 | |
| 36 | 安達秀都 | |
| 97 | ソン ミンソッ | |
| FW | 17 | 百田真登 |
| 38 | 小西宏登 | |
| 69 | 出間思努 |
群馬は前節から9枚を変更。
前節から変わっていないのは菊地健太と野瀬翔也となった。
前節はターンオーバーということもあり、比較するべきはその前の秋田戦になるだろうか?
秋田戦から見ると、瀬畠義成が外れ松本皐誠が初スタメンということになっている。
(瀬畑はそのままベンチ外)
ベンチも秋田戦と比較してみると、中野力瑠と加々美登生が外れ、安達秀都、ソン ミンソッ、出間思努がメンバー入りとなった。
秋田戦からは1枚のみということで、注目は松本皐誠…と言いたいところだが、個人的には誰が瀬畠義成のポジションに入るのか…というのが気になる。
試合前の予想では西村恭史になっていたが、恐らくはここに藤村怜が入ることになるのではないだろうか?
ベンチではやはり昨シーズンのアシスト王である安達秀都の帰還だろう。
チームからは何の発表もなかったが、恐らく怪我で離脱していたと思われる。
そのため出場機会があるか…あったとしても短時間になるだろうが、期待したいところ。
試合経過
前半
前半は群馬のキックオフでスタート。
菊地健太のトラップが乱れたところでいきなりピンチを迎えるが、ここは最終的に健太がタッチラインに逃れて一息…ということに。
このスローインのリスタートでまず気になったが、どうやら今日は守備も3バックの様子。
今シーズンここまで守備では4バックと言える状態がメインだったが、この試合は恐らく3枚なのだろう。
また、気になるのは左CBが菊地健太ではなく大畑隆也に見える。
中央に野瀬翔也となっており、右CBには貫真郷が入っているようである。
健太は一列上がって神垣陸とダブルボランチを組んでいると思われる。
4分 セットプレーのチャンスを得るも…
右サイドでフリーキックを得ると、キッカーは菊地健太。
中央ややファーに送ると、これを野瀬翔也が合わせるが…ミートしなかったのか威力なくボールはキーパーがキャッチ。
野瀬は完全にフリーを作り出しており、健太のボールも良かっただけに…ここはしっかりと決め切りたかった。
10分 吉田の強烈なシュートはジェヒがブロック
栃木シティの攻撃は要所要所でしっかりと防いでいた群馬だったが、下田栄祐から良いスルーパスが右のポケットに送られる。
ここに吉田篤志が入り込むと、クロスはモハマド ファルザン佐名がスライディングでブロックしたが…ファルに当たったボールは再び吉田に。
そのままペナルティエリア内に侵入すると、強烈なシュートを放つ。
コースは限られていたが、キーパーとしては見づらかったと思われるが…ここはキム ジェヒがブロックしてコーナーキックとなる。
ジェヒが大畑隆也に何か言っているのが気になるが…これは何だろうか?
シュートコースが大畑で見えなかったが、大畑がブロックできなかったのを怒っているのだろうか?
栃木シティのスタジアムの関係か、DAZNのカメラが非常に見づらいこともあり、大畑の位置関係が正直わからずになんとも判断が難しい。
ファルがスライディングブロックしたため、吉田がフリーになってしまったので、大畑が前にスライドして吉田の対応をするべきだった…というのがジェヒの怒りポイントか?
16分 武蔵のシュートはジェヒがセーブ
マティ ヨニッチが縦に出したパスは…恐らく鈴木武蔵へのボールだったと思われる。
しかしこれがズレた結果、群馬DF2枚の間を通る形で吉田篤志に入る。
吉田がダイレクトで横の武蔵に流すと、ペナルティエリア内に侵入した武蔵が右足を振りぬくも、これはキム ジェヒがセーブしてコーナーに。
これは群馬サイドとしては予想外のパスとなったために、やや対応が遅れてしまったと言えるだろうか。
最後シュートは打たれたものの、野瀬翔也が身体を寄せてコースは絞っており、ジェヒも好セーブでなんとかピンチを防いだ形となる。
21分 松本のシュートは惜しくも枠外。中島も触れず
田中パウロ淳一が右サイドに送ったボールは、大畑隆也が先に対応し前のモハマド ファルザン佐名に繋ぐ。
これをファルがダイレクトでヒールで更に縦に流すと、ここに藤村怜が抜け出していく。
ゴール前には中島大嘉1枚ということもあり、フジレンのクロスは中島ではなくその奥の松本皐誠へ。
胸トラップからシュートだったか?ゴール前に折り返したのか?叩きつけたボレーがマティ ヨニッチと児玉潤の間を抜ける形で枠の左に外れてしまう。
中島もクロスが頭を超えたことでしっかりとポジションを取り直し、ゴール前に詰めていたのだが…バウンドが合わなかったか押し込めず…。
ここも決め切りたいシーンではあったが…大畑のインターセプトを起点に縦に速いサッカー。
フジレンも早めにクロスを送り込み、中央の人数は少ないものの完結して終わった良い形であった。
が、沖田さんはこういうの好きじゃないんだろうな…という印象。
正直現代サッカーだと、チャンスとなるのはほぼこういったシーンなのだが…。
22分 ロングボールから先制を許す
栃木シティが下から繋ぐと、群馬がプレスをかけたものの…ここは奪いきれずに剥がされてしまう。
加藤大から左サイドにロングボールが送られると、これを西谷和希が受ける。
縦にドリブルで運ぶと、内側を縦に上がった小池裕太を囮に西谷は内側にコースを変える。
ここからファーにクロスを送ると、これを吉田篤志が胸トラップから右足を振りぬき先制を許してしまう。
西谷のクロス精度を誉めるしかない…という形だが、吉田に付いていたモハマド ファルザン佐名が目測を誤ったか…頭で触れなかったのが痛い。
触れると判断して飛んだのだろうが、触ることができなかったため(慌ててスライディングでブロックにいったが)吉田にフリーでシュートを許してしまう形となった。
もっと言えば加藤のロングボールが素晴らしかった。
群馬も昨シーズンの終盤の連勝時など、大畑隆也などからこういった良いロングボールが入っていたのだが…。
プレスで食いつかせてロングボール、有効な手段のハズなのだが…また今シーズンは封印されてしまった感がある。
25分 武蔵が決定機を外してくれ助かる
右サイドを深く崩されるが、ここは何とか跳ね返す。
これをマティ ヨニッチが回収すると、内側の下田栄祐へ送る。
更に横に広げて中央の加藤大を経由し、やや左の小池裕太まで展開。
小池がゴール前に放り込むと、ここに鈴木裕斗が入っていたが…なんとか手前でモハマド ファルザン佐名が触る。
しかしこれが鈴木武蔵の下に転がり絶体絶命となるが、これは枠の左に外してくれて助かることに。
これ…オフサイドかと思ったが、リプレイを見るとオンサイドじゃないだろうか?
枠を外してくれて本当に助かったと言える。
ファルはやや守備のポジショニングが良くないシーンが続いた印象。
持ち味は攻撃の選手だけにある程度目を瞑る必要はあるが、ここから経験を積んで向上に期待したいところ。
37分 待望のフジレンの今季初ゴール
左サイドでスローインを得ると、菊地健太が縦のモハマド ファルザン佐名に入れる。
コーナーフラッグ付近でファルが足技を見せたものの、ここは奪われてしまう。
奪った加藤大が縦位置に降りてきた鈴木武蔵を使うが、ここは大畑隆也が足を出して触るとボールは健太のところへ。
健太がダイレクトで神垣陸に繋ぐと、神垣は中央の西村恭史へ送る。
西村がやや溜めると、フォローに横位置に入ってきた健太を使い健太がそのまま中に持ち出す。
健太から中島大嘉にパスを付けると、前を向きシュート…かと思ったら更に横の藤村怜に落とす。
これを冷静にフジレンが沈めて同点に。
このシーンは後ほど詳しく見ていこう。
41分 惜しくも追加点は奪えず
西村恭史が良い出足でボールを回収すると、後方の菊地健太へ。
健太がダイレクトで縦の松本皐誠に付けると、そのままパス&ラン。
松本がこれに対応し、ダイレクトで健太のコースに落とすと、自らもパス&ラン。
健太から再び松本にスルーパスを入れても面白かったと思うが、ここは使わずにドリブルで前に運んでDFを動かすと、中央でフリーになった藤村怜に送る。
これをフジレンがダイレクトで狙っていくが…これは枠の上に外れてしまう。
シュートは残念だったが狙いは非常に良かった。
健太と(使われなかったが)松本と2回パス&ランがあったりと、非常に良い形だったと言える。
チームが良い状態のときはこのように、人がよく動いていると言えるだろう。
後半
後半は栃木シティのキックオフでスタート。
どちらもハーフタイムでの交代はなくリスタートとなった。
49分 ゴール前に迫られるも
西村恭史のヒールは小西慶太郎が足を出して神垣陸には繋がらず。
逆に田中パウロ淳一が回収すると、逆サイドの吉田篤志に良いパスを送る。
しかし吉田がこれを収められず、後ろに逸らしてしまうとオーバーラップしてきた鈴木裕斗が回収。
鈴木がクロスを狙うが、ここはモハマド ファルザン佐名が上げさせず。
しかしボールは再び鈴木が回収から、後方の吉田に下げていく。
吉田から下田栄祐に繋ぐと、再び吉田にリターンからペナルティエリア内に侵入。
貫真郷が粘って足を出すが、これは再び吉田の足下に入りシュートを打たれてしまう。
しかしキム ジェヒが良いタイミングで飛び出しており、ここはしっかりとセーブ。
ここで気付いたのだが、後半頭から貫のポジションが変わったようである。
前半は右のCBだったが、後半はどうやら左CBに。
これで最終ラインはメンバーは変わっていないが立ち位置が変わり、右から野瀬翔也、大畑隆也、貫ということになる。
59分 再びピンチを迎えるも
左サイドで西谷和希がボールを運ぶと、内側から縦に抜ける田中パウロ淳一を囮にカットイン。
内側に一つ持ち出してからゴールファーにクロスを送ると、これを吉田篤志がドンピシャで合わせるが…これは貫真郷がコースに入りブロック。
吉田が回収から鈴木裕斗に下げると、これを再びゴール前に放り込み鈴木武蔵が頭で合わせるが…これは枠の上に外れてくれる。
いやぁ…この試合誰が怖いって、やっぱり西谷和希だろう。
スピードもテクニックもあるので、下手に距離が詰められない。
しかし距離を開けすぎると今のように精度の高いボールが蹴られてしまい…と非常に厄介な存在である。
そして前半から栃木シティのハイプレスに苦しんでいる群馬ではあるが、後半の出足は引っ掛かるシーンも多い印象がある。
剥がせればチャンスになるのは間違いないのだが、中途半端な位置で奪われると一気にピンチを迎えることになる。
62分 群馬ベンチが先に動く
最初の交代は群馬ベンチからとなった。
モハマド ファルザン佐名に代えて小西宏登、藤村怜に代えて下川太陽を投入する。
うーん、どちらも正直ここで下げてしまうのか…といった印象ではある。
小西はどうやら右に入るようで、ファルのいた左側には松本皐誠が移る形となる。
68分 コーナーキックのチャンスは活かせず
右からのコーナーを得ると、キッカーは菊地健太。
ボールは中央に送られたが、ニアで田中パウロ淳一が頭に当てたものの…ややボールが高く後ろに逸らしてしまう。
すると軌道が変わったボールを中央で誰も触れずファーに抜けると、これを貫真郷が頭で合わせる。
しかし小西慶太郎か?がライン上でブロック。
貫が再び回収すると、後方の松本皐誠に下げロングシュートを狙っていく。
しかしこのシュートは精度を欠いてしまい、枠を大きく外れていく。
うーん、これは決め切りたかった。
田中パウロがフリックした形になり、ファーまでイレギュラーで良いボールが飛んだと言え、貫は押し込みたかった。
まぁ貫にとっても咄嗟に頭を出した…という形になり、コースを狙うには至らなかったというところだろう。
そのあとの松本は…うん。
松本は今日は右WBで起用されているが、ここまで今シーズンずっとメンバー入りしているのがわかる出来ではある。
スピードがありウィンガーとしては面白そうだが…キックの精度はそれほど高くなさそうな感じ。
とは言えルーキーなので何かのきっかけで一気に成長することに期待したい。
69分 栃木シティベンチが動く
群馬の交代から約7分、栃木シティベンチが動く。
ここでは加藤大に代えて森俊貴の1枚のみの交代となる。
73分 セットプレーは枠外に
栃木シティが右からのコーナーキックを得ると、キッカーは西谷和希。
ニアに低く送られたボールは田中パウロ淳一が頭に当てるが、上に高く上がる形に。
これを下田栄祐が頭でゴール方向に送るが、大畑隆也が頭でブロック。
こぼれ球を下田が狙っていくが枠の左側に外れていく。
中央でマティ ヨニッチが頭を出したが、触れずに枠を外れてくれてここは助かる形に。
決定力不足はお互い様であるが、この試合ここまで栃木シティの決定力が高かったら既に何点失っていたことか…。
77分 松本皐誠のシュートは惜しくもコーナーに
下田栄祐からのボールを森俊貴が頭で繋ぎに行くが、ここには誰もおらず。
松本皐誠が回収すると一気に縦に勝負を仕掛ける。
一気に剥がせるかと思ったが、ここは鈴木裕斗も簡単には突破させずスピードを落とさせ正面に入ることに成功。
しかし間合いを測りながら松本が再び縦に仕掛けると、ゴール前に…恐らくクロスだったと思うが、これがゴールに向かっていく。
児玉潤が左手でコーナーに逃げようとすると、これがバーを転がる形となったが…惜しくもコーナーに。
これはまぁ恐らくクロスだったと思うが、非常に惜しいシーンとなった。
クロスの精度は欠いた…ということにはなるが、その前の仕掛けは非常に良かった。
やはりルーキーなので、こういった思い切りの良さをプラスにしたいところである。
松本は右でも左でもプレーできそうなのも素晴らしい。
78分 コーナーのチャンスに再び貫が合わせるも
これで獲得した右からのコーナーキックは、キッカーは今度は小西宏登となった。
ニアに送ったボールは跳ね返されてしまうが、これを菊地健太が頭で再び小西に。
小西が縦に仕掛けて再びゴール前にクロスを送ると、ファーで貫真郷が頭で合わせたが…これは枠の左に外れてしまう。
完全にマティ ヨニッチに手をかける形であり、ファールになっていてもおかしくなかったかもしれないが…ここも枠に送れなかったのが悔やまれる。
79分、81分、87分 交代カードを切り合うがゲームは動かず
79分には栃木シティが一気に3枚を代える。
西谷和希に代えて山下敬大、鈴木裕斗に代えて知念哲也、小池裕太に代えて薩川淳貴を投入。
3分後に群馬ベンチも動き、松本皐誠に代えて米原秀亮の1枚を変更する。
これで健太を左WBにして、ヨネがボランチに入るだろうか?
87分には群馬が最後の交代カードを切る。
西村恭史に代えて百田真登、菊地健太に代えてソン ミンソッを投入する。
しかしここから試合は動くことなく、そのままタイムアップ。
今シーズンのルールにより、PK戦へと突入することとなった。
PK戦
PKは群馬が先行となった。
米原秀亮、田中パウロ淳一、百田真登、吉田篤志、神垣陸、児玉潤とどちらも譲らずに、3人を終えてどちらも失敗無し。
しかしキーパーが5人のキッカーの中に入っているというのは珍しいな。
そして群馬の4人目は中島大嘉。
キーパーの児玉潤と共に元札幌ということもあり、お互いに笑顔で何か話をしているのが印象的。
よく知っている同士ということもあるのか、お互いにやや駆け引きをしながら蹴るまでに時間がかかったのも印象的。
結果としては中島がとんでもないところに蹴りこみ(やや危なかったが)児玉が苦笑いするしかない…ということとなった。
栃木シティの4人目は下田栄祐。
これがキム ジェヒの逆を突いたもののクロスバーを直撃して外れていく。
群馬の5人目は小西宏登。
これを決めれば群馬の勝利となるのだが、これはなんと児玉潤がストップ。
しかし明らかに小西が蹴るよりも早くラインを出ており、これはやり直しの判定となった。
この再チャンスは小西がきっちりと左隅に流し込み、これで勝点を更に1積むことに成功。
90分の内容では負け試合と言える状態だったが、なんとか失点せずに耐えきってPKで勝利を手にする…といった試合で合った。
ピックアップポイント
37分 フジレンの同点弾のシーン
今回は久々に得点シーンを振り返りたい。
スローインからのリスタートだったが、まぁ色々とあり危うく失うところだったがなんとか神垣陸に繋がる。
神垣から西村恭史に送られると、西村はゴールに向かうプレー、続いて右サイドへの展開を考えていたと思われる。
しかし下田栄祐が素早く寄せたこともあり、出せずに切り返しからキープ。
フォローに入った健太を使うのだが、ここで健太のトラップが浮いてしまったのは頂けなかった。
しかし吉田篤志が健太の動きを見ておらずフリーにしたことで、このトラップミスをしても奪われない時間があったのがポイントである。
吉田が健太をしっかりマークしておらず、完全にこの時点で前に入られてしまったことで、健太がゴールにまっすぐ向かうのを阻止するべくマティ ヨニッチと鈴木裕斗が立ち位置を変える。
更に西村が左のポケットに向けてダイアナゴルランしたことで、鈴木はそちらの対応が必要になる。
(ここはボールが出なかったところでオフサイドポジションに置く選択をしたが、小西慶太郎が残っていたので出ていればオンサイドだっただろう)
これにより健太の前を塞ぐのがヨニッチのみとなり、ヨニッチが元々マークしていた中島大嘉が空いた形となる。
このままでは危険であるので(実際に健太から中島にパスが出たし)藤村怜を見ていた小西がスライドする。
これにより小西が元々マークしていたフジレンが完全にフリーになった…という形である。
一瞬の判断になるので難しいが、小池裕太がもっと絞ってフジレンをみなければならなかっただろう。
が、根本的には吉田が健太をフリーにしたのが引き金となっている。
(そしてそのタイミングで健太が縦にやや強引に仕掛けたのが効いた)

中島は強引に打つかと思ったが、よく周囲の状況を見ていた。
そしてフジレンはワントラップの置き所も悪くなかったし、コンパクトに振りぬいたややアウトにかけたシュートも見事であった。
MOM
この試合のMOMは藤村怜としたい。
値千金の同点弾はもちろんだが、やはりフジレンの良さはオフザボールの動き。
最初スターティングメンバーを見た際に、瀬畠義成がいないことでフジレンがボランチに入るかと予想していた。
しかし同時に、フジレンをボランチにするのはもったいないという思いもあった。
フタを開けてみると、ボランチには菊地健太が入ったことでフジレンはいつもの左のシャドーに。
やはりフジレンはこのゴールに近い位置の方が輝くと言える。
他には今名前が出た菊地健太だが、この試合ではボランチとしてプレー。
正直自分は健太は中央よりもサイドの方が良いのではないかと思っているが…今日も攻守に活躍してくれた。
今までの左CBでの起用としても、攻撃時には中央に入る形であるので沖田監督としては中央で考えているのだろう。
中央で使うならば、身長と運動量を考えるとボランチの方が良いのかもしれない。
しかし運動量で思い出したが、健太は3連戦である。
前節こそ後半20分で退いているが、秋田戦は87分、栃木シティ戦は90分のプレー。
これであの運動量は驚異と言える。
あとはやはり神垣陸と大畑隆也、野瀬翔也、キム ジェヒの安定感。
松本皐誠は試合展開のところで大方書いたが、スピードを活かした積極的な仕掛けが良かった。
貫真郷はいつもとは違うポジションをそつなくこなしたと思うが…個人的にはやはりワイドの方が良いのかと思う。
しかし松本とファルザン佐名をワイドで使いたいし…というところもあるか。
貫は4バックのSBが本当は良いのかもしれない。

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