※ザスパ群馬ファンによる、ザスパ群馬贔屓のマッチレビューです。
第25節はアウェーでのカマタマーレ讃岐戦です。
前節は栃木SCを相手にミスが2つ続いての失点。
結局それが決勝ゴールとなる、なんとも情けない試合となりました。
そしてここからは日程の妙なのか…アウェーが4試合続くという形に。
このアウェー4連戦が今シーズンの結果に大きな影響を与えそうなだけに、まずはこの初戦をしっかりとモノにしたいところでしょう。
今回はそんなカマタマーレ讃岐戦をレビューします。
Contents
スタメン・フォーメーション
※通常ホームチームを左側にしますが、メインスタンド側から見た通りの形で配置
カマタマーレ讃岐
スターティングメンバー
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 41 | 飯田雅浩 |
DF | 2 | 内田瑞己 |
3 | 井林章 | |
24 | 上野輝人 | |
99 | 附木雄也 | |
MF | 6 | 長谷川隼 |
17 | 牧山晃政 | |
33 | 河上将平 | |
40 | 西丸道人 | |
FW | 10 | 川西翔太 |
22 | 大野燿平 |
ベンチ
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 1 | 今村勇介 |
DF | 35 | 左合修土 |
44 | 林田魁斗 | |
55 | 藤井葉大 | |
MF | 11 | エドゥアルド |
15 | 岩本和希 | |
FW | 23 | 岩岸宗志 |
88 | 松本孝平 | |
90 | 後藤優介 |
讃岐は前節から1枚を変更。
エドゥアルドに代えて西丸道人がスタメン起用となった。
ベンチは森勇人、前川大河が外れ、藤井葉大と後藤優介がメンバー入りということに。
注目はやはり夏の移籍で加入した西丸道人だろう。
そして2トップの大野燿平と川西翔太も怖い存在と言える。
またベンチには後藤優介がメンバー入りということで…前回対戦の2ゴールが思い出されるところだろう。
ここまで4ゴールではあるものの、讃岐のトップスコアラーとなっている。
更には鳥取戦後に米山篤志監督が解任となっており、現在は金鍾成監督が指揮を執っているため…前回対戦時とはまた大きく違うチームになっているのもポイントだろう。
ザスパ群馬
スターティングメンバー
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 13 | 近藤壱成 |
DF | 3 | 大畑隆也 |
22 | 高橋勇利也 | |
30 | 小柳達司 | |
36 | 安達秀都 | |
MF | 7 | 西村恭史 |
15 | 風間宏希 | |
37 | 瀬畠義成 | |
FW | 18 | 田中翔太 |
32 | 河田篤秀 | |
38 | 小西宏登 |
ベンチ
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 21 | キム ジェヒ |
DF | 4 | 船橋勇真 |
43 | 野瀬翔也 | |
MF | 8 | 山内陸 |
27 | 藤村怜 | |
49 | 小竹知恩 | |
FW | 9 | 青木翔大 |
10 | 髙澤優也 | |
20 | 下川太陽 |
群馬は前節からスタメンの変更無し。
個人的にはなぜ前節から変更がないのか理解できないが…近藤のファンブルが決勝点となっただけであり、内容は悪くなかったということなのだろうか?
ベンチを見ると船橋勇真が久々のベンチ入りとなり、代わりに加々美登生がベンチ外ということに。
船橋は恐らく怪我で離脱だったと思われ、直近のトレーニングマッチで結果を残している…という状況。
持ち味のゴリゴリの強引な突破を見せてほしい。
そして加々美が冷遇されているのが正直わからないところなのだが…左WBで起用するには守備が不安、という理由ではないかと。
逆に全く機能していないように見える田中翔太がここで使われるのは、運動量と守備力を買われているのかと思われる。
正直上手くいっているとは思わないが…。
そして(怪我で離脱になったが)モハマド ファルザン佐名と小竹知恩の加入で、ベンチ外に弾き出された…というところだろう。
加々美の話が続くが、シャドーの位置は西村恭史が完全に一歩リードしておりポジションを盤石にしている印象がある。
逆側はしばらく風間宏希が起用されており、ベンチには怪我から復帰した藤村怜(直近はアンカーで使ったが)や山内陸が控えている。
加々美をこのポジションで使うのも面白いと思うのだが…監督の評価としてはここではポジション争いに絡めていない序列なのかと。
まぁいない選手の事を言っても仕方ないので、今節の注目ポイントとしてはまず近藤壱成の名前を挙げたい。
前節まさかのスローインをファンブルして決勝点となり、戦犯とも言える結果となってしまった。
しかしファインセーブもいくつか見せており、この試合でも継続起用となった期待に応えたいところ。
もう一人、ベンチスタートとなるが古巣対決の下川太陽の名前も挙げたい。
開幕当初は右サイド起用はあり得ない…というような出来だったが、しばらくぶりにチャンスを貰った段階から別人のように良くなったのがポイント。
左利きの右サイド起用で課題となる、縦への突破がかなり改善されており…本人のコメントでもかなりやり込んだ様子。
個人的には田中翔太の代わりに左で使っても面白いと思うのだが…。
試合経過
【0~15分】パスミスから速攻を受け失点
前半は群馬のキックオフでスタート。
この試合から讃岐は3rdユニフォームを着用ということらしく、見慣れない黄色のユニフォームとなった。
そのため群馬はアウェーではあるものの、1stユニフォームである紺色を着用する。
(普段は讃岐が水色のため、群馬は2ndユニフォームを着用することが多い)
4分、河田篤秀が右サイドの小西宏登に広げようとした、やや長い距離のグラウンダーのパスをインターセプトされてしまう。
カットした上野輝人がそのまま一気に駆け上がり、ペナルティエリア内まで侵入してからグラウンダーのクロスを中央に送る。
これを大野燿平がきっちりと合わせて、開始早々に先制点を許してしまう。
まぁ全ては河田のパスミス…と出し手だけを攻めるのは好きじゃないので、「河田と小西の連携」とするが…ここのミスが全て。
ではあるが、上野のワンタッチ目が非常に良かった。
そのままスピードに乗って一気にペナルティエリア内まで侵入したため、フォローに入った安達秀都は間に合わなかったと言える。(間に合わなかったというと語弊があるが)
また大野の入り方も非常に素晴らしく、マーカーの大畑隆也の背中で完全に消えており、クロスの瞬間に綺麗に前に入ってくるというお手本のような動き。
映像で見ると大畑はもう少し大野をマークできなかったものか…と思ってしまうが、あれだけ深い位置からクロスを折り返され、背後に消えられると捉えるのは難しい。
7分、讃岐にコーナーキックを与えると、井林章がフリーで合わせるも枠の左に外れてくれる。
このコーナーはロングボール一本から与えてしまっており、早々の失点もあってかやや群馬陣営が浮足立っている印象も…。
11分、大野燿平へのクロスは小柳達司が競り勝つが、こぼれ球を牧山晃政に打たれてしまう。
これは幸いミートしなかったようで、威力は無く近藤壱成が危なげなく抑えたが…このシーンもビルドアップのミスからピンチを招いている。
このサッカーはどうしても1試合でいくらかミスが出てしまうものではあるが…今日はあまりにもミスが目立つ。
15分、小西宏登が縦に突破からクロスを送ると、ファーサイドで高橋勇利也がトラップからボレーを狙うもミートせず。
その前には左サイドで田中翔太が縦に仕掛けて(ミートしなかったが)クロスを送っており、やっと両サイドから攻撃を作り始められたか。
この試合は讃岐が4バックということもあり、前線は西村恭史が上がり河田篤秀と2トップ気味に対応。
3-5-2というよりは3-4-1-2とでもいうべきか、風間宏希はやや左気味にいるものの2ライン間を埋めているような対応を取っているように見える。
【15~30分】全くペースをつかめない群馬
17分、河上将平が遠目からミドルシュートを放つも、わずかに枠の左に外れてくれる。
なかなか良いシュートではあったが、近藤壱成も横っ飛びから手を引っ込めて枠外を見切っていた様子ではあった。
20分、附木雄也からのパスに抜け出した長谷川隼を倒す形で、安達秀都にイエローカードが出される。
映像で見る限りではカードが妥当なファールに見えたが、安達がしきりに「当たっていない」と言ってそうなジェスチャーで主審に抗議をしているのが気になるところ。
どれどれとリプレイを見ると、確かに足はかかっていなそうな感じであり、なるほど安達の抗議はこういうことかと。
まぁ誤審というにはちょっと厳しいところだろう。
21分、群馬のペナルティエリア内に讃岐が侵入すると、西丸道人が倒されるもノーファールの判定。
当然讃岐サポーターからはブーイングが飛ぶが、これもリプレイを見ると瀬畠義成の足は先にボールをかき出している。
河田篤秀は逆に(恐らく先ほどの長谷川のもあってだろう)ダイブでカードではないか、と主張しているが…瀬畠の足がボールの後に西丸に当たっているのも事実。
単純にノーファールであり、ここは主審の判断が正しいということになりそうである。
22分、右サイドから中央、そして左の田中翔太と広げ、カットインから瀬畠義成に落とす。
瀬畠が遠目から狙っていくも、これは枠を捉えられず。
完全に前が空いていたのでここを狙っていくのは良い判断だが、瀬畠ならばこれは枠をしっかりと捉えたかったところ。
26分、良いロングボールが小西宏登に入るが…ここは1対1で上野輝人に勝てず。
小西は今日はここまで完全に上野に抑え込まれている印象となっている。
【30~45分】クリアミスから追加点を許し、まさかの前半3枚代え
30分、右サイドの内田瑞己からのパスを西丸道人がスルーすると、川西翔太が受ける。
更に縦に流してシュートに持ち込まれるも、これは枠の上に外れてくれる。
ここまで完全に讃岐ペースとなっており、群馬はどうしたのかと思うほどに重い印象。
連戦でもないのに3連戦の試合くらいに動きが重い。
38分、川西翔太からの浮き球は合わず小柳達司のところに飛ぶが、小柳のクリアがミートしなかったか…大きく蹴りだせず。
このこぼれ球に近い形のボールを牧山晃政が回収し、右の西丸道人に良いパスを通す。
これを西丸が折り返すと、大野燿平がマイナスのボールながらも上手く身体を残して足に当てて流し込み追加点を許してしまう。
小柳のクリアミスでしかないのだが…他のDFの対応も何とも言えないのも事実か。
入ってきた大野には最初高橋勇利也が付いていたが、内側に流れたことで恐らく大畑隆也に任せた(つもり)のだろう。
しかし大畑はボールが出た西丸に対応したため、大野がドフリーに。
マークの受け渡しもしっかりとできておらず、この試合は開始段階から気持ちが切れているというか…正しい表現ではないかもしれないが「ナメてかかった試合」のように見える。
41分、まさかのこのタイミングで群馬ベンチが動く。
小西宏登に代えて下川太陽、河田篤秀に代えて髙澤優也、小柳達司に代えて野瀬翔也と一気に3枚代え。
時間帯を考えるとハーフタイムでも良かったかとも思うが、どちらにせよ残り2枚のため残りの交代回数は変わらず。
「お前ら何やってんだ」というメッセージを優先したと言えるかもしれない。
(そのメンバーを選んだのは監督ではあるのだが…)
個人的には河田は残したかったところだが、やはり1失点目の責任が重いか…。(失ったタイミングですぐに切り替えて戻らなかったのも印象が悪い)
小柳は言うまでもなく、小西はこの試合は全くもって精彩を欠いており(怪我明けというのは考慮しなければいけないが)この3枚は妥当と言えるだろう。
47分、交代したばかりの下川太陽が、トラップの際の身体の動きで良いフェイントをかけると縦に突破。
このクロスを髙澤優也が頭で合わせるが、その後に内田瑞己か?に当たったようでコーナーの判定に。
下川としては古巣相手であり、髙澤(下川、野瀬)としてはこういった状況での出場だけに気合いも入るだろう。
こうして散々な、ある意味では今季最低とも言える前半ではあったが…なんとか建て直しの兆しを見せつつハーフタイムを迎えることとなった。
【45~60分】早々に反撃の狼煙を上げるも…
後半は讃岐のキックオフでスタート。
両チームともにハーフタイムでの交代はなくリスタートとなった。
開始早々の46分、西村恭史から右サイドの下川太陽に繋ぐと、その外を回り縦に走った安達秀都を使う。
安達がクロスを上げると、ファーサイドで高橋勇利也がダイレクトボレーを叩き込んで1点を返す。
勇利也が完全にフリーで大外に入っていき、ここにドンピシャのクロスではあったが…あれを枠に流すのはなかなか難しいところ。
勇利也はよくきっちり決めたと言っていいだろう。
また安達が右WBの裏をオーバーラップしたのも、この試合初めてではないだろうか?
普段は小西宏登が単独で突破してくれるが、やはりこういった連動を見せてサイドを切り裂きたいところ。
49分、2本コーナーキックが続くと、風間宏希の中央に送ったボールに大畑隆也が合わせるも…附木雄也に当たって3本目のコーナーに。
この3本目はニアで高橋勇利也が競り勝つも…これは枠を捉えられず。
前半は全く可能性を感じないセットプレーのキックだったが、ここでしっかりと合ってきたのは朗報。
それだけにここで同点に追いついておきたかったところだろう。
なんて思っていたら51分。
今度は讃岐が左からのコーナーキックを得ると、キッカーは長谷川隼。
ニアに送られたボールを上野輝人が頭で合わせると、再びリードを広げられてしまう。
相変わらずのセットプレーの弱さであるが…せっかく高橋勇利也のスーパーゴールで反撃の狼煙を上げたのに、早々に振り出しに戻してしまうという勝負弱さ。
追い上げムードに水を差すような、絶対にあってはならない失点であった。
55分、讃岐ベンチが動く。
西丸道人に代えて岩岸宗志を投入する。
【60~75分】綺麗な崩しで再び追い上げを見せる
65分、瀬畠義成から素晴らしい縦パスが左側のポケットに入っていた西村恭史に送られる。
内側の安達秀都に横パスを通すと、安達のところで打ちたかったが…素早いスライドでシュートコースに附木雄也が入ったために、更に横の髙澤優也に落とす。
これを髙澤がきっちりと流し込んで、再び追い上げ体勢を作っていく。
髙澤のシュート、安達の落とし、西村のポジショニングと非常に良かったが、ここは瀬畠の縦パスを1番評価したい。
この縦パスが出せる選手が群馬には少なく、これが攻撃の多くが外から外からになっている要因ではないだろうか?
67分、野瀬翔也のパスがミスとなったところから、内田瑞己の突破を許す。
2対3の数的不利な状況となり、内田から左の川西翔太にパスが繋がれシュートを許すが…このシュートが精度を欠き助かる形となった。
このゴールキックでのリスタート前に讃岐ベンチが動く。
牧山晃政に代えてエドゥアルド、大野燿平に代えて後藤優介が投入される。
ここで後藤か…同点に追いつくのが先か4点目を奪われて試合を終わらせられるのが先か…。
しかし前半のうちに3枚を切ったため残り2枚というのはわかるが、群馬はその後の交代が遅い。
【75~90分】3点目は遠く
75分、群馬のコーナーキックのチャンスだったが…これは跳ね返されてしまう。
しかしこぼれ球を回収すると、髙澤優也から縦に走った安達秀都へスルーパス。
やや長かったかと思ったが、ラインギリギリで折り返すと、これを西村恭史がシュートを放つもキーパー正面。
キャッチはできずDFのクリアも短く、ボールは再び髙澤が回収すると、クロスに田中翔太が頭で合わせるも枠を捉えられず。
76分、このゴールキックのリスタート前に讃岐が使い切り。
川西翔太に代えて松本孝平、長谷川隼に代えて岩本和希を投入する。
79分に群馬ベンチがやっと動くが、ここは瀬畠義成に代えて藤村怜の1枚のみ。
残り10分で1枚残してどうするのか…。
84分にようやく群馬が使い切りで、風間宏希に代えて船橋勇真を投入する。
代わって入ってきた船橋が指で4を示しているため、恐らく前節同様に守備が4バックとなるのだろう。
どうやら船橋が右サイドバックに入ったようで、最終ラインは右から船橋、野瀬翔也、大畑隆也、高橋勇利也の4枚。
その前に同じく右から下川太陽、安達秀都、藤村怜、田中翔太の4枚。
前線は西村恭史と髙澤優也の2枚で、4-4-2となったようである。
攻撃時のシステムは変わらず、野瀬と大畑の2CBにフジレンのアンカー。
その横に船橋と勇利也が上がり、安達が1つ前に上がって西村と2シャドー気味に。
髙澤を頂点に、右に下川、左に田中という両WGになっている様子。
しかしやや勇利也が残り気味で後ろは3枚揃っているシーンが多い印象もある。
こうして選手とシステムを変えたものの、なかなかゴールに迫るシーンを作れずタイムアップ。
自分達のミスから連敗ということになってしまった。
ピックアップポイント
今シーズン最低の前半
この試合は入りから悪く、早々にミスからカウンターで失点すると…そのまま崩壊していった印象の試合であった。
結果的に前節からスタメンを変更せずに臨んだのが失敗だったわけだが、なぜこのような状況になったのだろうか?
試合展開でも書いたが、どこか讃岐をナメてかかったかのようなやる気のない試合の入り方をしたと言えるだろう。
その後は前半の内に3枚を代えるという荒療治に近い対応を見せる。
前半のうち…だけでなくハーフタイムであろうと前半で3枚も代えるというのは、監督の選手のコンディションを見る目がなかったと証明するようなものだが…失策を認めて早々に動いたのは評価されるべきだろう。
事実、その後のハーフタイムでの指示も含めてこの策は効果を見せ、後半早々に1点を返すところまでは成功であった。
しかし直後にコーナーから失点してしまうという…もはやこれは監督の問題ではない気もしてしまう。
この時期までチームが完成せず、更にはメンタリティも植え付けられないという意味では監督の責任とも言えるのかもしれないが…。
それでもこの試合ではこのタイミングまでは沖田監督はできることはやり、選手に託すところまでいったと個人的には思う。
「結果が出なければ監督の責任、結果が出れば選手のおかげ」なんて言われ方もあるように、批判されることが仕事とも言える監督だけに…少し擁護したい気持ちはある。
(しかし…その後の交代策の遅さや、戦術の柔軟度など改善しなければならないところは多用にある)
前節の栃木SC戦はダービーであり、夏ザスパとして観客導入を強化した試合。
そして今節は夏休み最後であり、パブリックビューイングを行った試合。
どうしてこういった大事な試合で情けない試合をしてしまうのか…。
「大事な試合は勝てない」や「相手のメモリアルに弱い」(今回はPikaraスタジアムラストマッチ)など、付いて回る勝負弱さ。
選手や監督はもちろん、社長を始めとするフロント陣も入れ替わりが激しいにもかかわらず、なぜかこれは昔からの伝統芸的に変わらない。
20年以上続くこの勝負弱さの原因はどこにあるのだろうか…?
MOM
この試合のMOMは下川太陽としたい。
急遽前半終了間際からの出場となったが、古巣相手ということもあってか気合いが入っていた印象。
何度も書いているが、右サイドで縦への突破ができるようになってから怖さが段違いとなっている。
是非とも次節はスタメンで起用するくらいのチャンスを与えてほしいところ。
続いて名前を挙げたいのが高橋勇利也。
システムの是非は置いておくが、この試合でも攻守に運動量を求められる中、自身の役割はほぼ完ぺきに果たしたと言えるだろう。
そして安達秀都も名前を挙げておきたいところ。
後半に入ってから群馬の攻撃が増えたのは、間違いなく安達が要因の一つ。
DAZNでは安達と風間宏希のポジションを変えた…と言っていたかと思うが、実際は恐らく守備が3-5-2に変わったのだと思う。
守備時にも瀬畠義成がアンカーとなることで、安達が右側インサイドハーフとして半列上がることに(左は風間)なった。
守備の初期位置が高いがために、攻撃に転じたときにも前にいることが増えたと言える。
もちろん得点差や展開から、攻撃参加を増やすようにハーフタイムで指示が出ているとも思われる。
最後に髙澤優也の名前も挙げておこう。
しばらく出番がなかった(終盤に数分出ているが)ようなものだったが、この試合は半分以上プレー。
1ゴールも記録し、やっとこれで待望のシーズン2ゴール目ということに。
時既に遅いのは間違いないが、ここから上り調子になって量産体制に入ってほしいところである。
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