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【2024 J2第15節】ベガルタ仙台 対 ザスパ群馬【レビュー】

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※ザスパ群馬ファンによる、ザスパ群馬贔屓のマッチレビューです。

 

第15節はアウェーでのベガルタ仙台戦。

直近リーグ戦で5連敗…ルヴァンカップも含めれば6連敗ということで、前節の清水戦の後に大槻監督が解任となりました。

後任はヘッドコーチの武藤さんとなり、準備期間が3日程度でこの試合を迎えることとなっています。

武藤監督がどれだけ今までと違いを出せるのか…というのが注目ポイントとなりますが、短い準備期間かつ内部昇格ということで難しい部分もあるでしょう。

あくまでも個人的な意見ですが、この試合では武藤監督の色の片鱗を見せてくれればそれで合格点かと。

この試合は移行期となり、らしさを出せるのは次節から…という形になるかと思っています。

 

今回はそんなベガルタ仙台戦をレビューします。

スタメン・フォーメーション

ベガルタ仙台

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 33 林彰洋
DF 2 高田椋汰
5 菅田真啓
22 小出悠太
39 石尾陸登
MF 6 松井蓮之
11 郷家友太
14 相良竜之介
27 オナイウ情滋
37 長澤和輝
FW 7 中島元彦

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 1 小畑裕馬
DF 25 真瀬拓海
41 内田裕斗
MF 8 松下佳貴
24 名願斗哉
FW 28 菅原龍之助
98 エロン

 

仙台は前節から3枚を入れ替え。

最終ラインはそのままに、中盤は工藤蒼生に代えて長澤和輝、名願斗哉に代えて相良竜之介を起用。

FWも菅原龍之助に代えて郷家友太の起用となっている。

 

好調の先代ではあるものの、やや得点数が少なめの印象があるが…清水と長崎が抜けているという見方もできるだろうか。

注目はやはり守備の要である元日本代表の林彰洋を中心とした、ほぼ全員がフル出場となっている4バックとなる。

得点力不足に苦しむ群馬としては、ここから点を奪えるかどうか…というのは大事なポイントとなるだろう。

 

攻撃陣ではやはり中盤で長澤和輝を自由にやらせないこと、となりそうな予感。

両サイドハーフも推進力があるので、群馬のサイドが高い位置を取れるかどうか…というのも大事なポイントとなるだろう。

ザスパ群馬

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 21 櫛引政敏
DF 2 城和隼颯
24 酒井崇一
29 田頭亮太
50 菊地健太
MF 6 天笠泰輝
17 山中惇希
22 高橋勇利也
35 玉城大志
FW 8 髙澤優也
10 佐藤亮

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 42 石井僚
DF 3 大畑隆也
FW 36 中塩大貴
7 和田昌士
11 杉本竜士
23 平松宗
40 佐川洸介

 

群馬は前節から4枚を変更。

発表は無かったものの怪我と思われた田頭亮太と、脳震盪で離脱していた天笠泰輝がスタメンに復帰。

髙澤優也が久々にスタメン起用となり、山中惇希もスタメンからという形になった。

 

代わって大畑隆也と平松宗がベンチスタートとなり、前節負傷交代となった北川柊斗はやはりベンチ外に。

また川上エドオジョン智慧と永長鷹虎がベンチ外となっており、前者は怪我という噂…後者も怪我の可能性が高そうである。

 

怪我人の影響はあるだろうが、武藤監督としてはメンバー選考で早速変化を見せてきたと言える。

注目は久々のスタメン起用に髙澤優也が応えるかどうか。

そして天笠泰輝、高橋勇利也、玉城大志とボランチの選手が3人同時起用されているだけに、配置がどうなるか。

この2点に注目したい。

試合経過

【0~15分】セットプレーからの失点再び

前半は群馬のキックオフでスタート。

スタートの並びを見ると守備時の並びは3-4-3で今までと変わらず。

注目の3枚のボランチだったが、どうやら天笠泰輝が左側のシャドーとして入っているように見える。

そして攻撃時には高橋勇利也の1アンカーとなり、玉城大志がやや高い位置で天笠と並び3-5-2となっているようである。

しかし3分を過ぎた辺りから、守備でもこの3-5-2の形のままとなったようである。

この辺りは後ほど。

 

7分、仙台が右サイドでコーナーキックを獲得。

長澤和輝の蹴ったボールはファーサイドに送られ、これを後方から飛び込んできた菅田真啓が競り勝つ。

ゴールキーパーの手前でバウンドする難しいボールだったが、これは櫛引政敏が手に当てて弾くも…こぼれ球を松井蓮之に詰められてしまう。

これは菊地健太が頭でかき出すが、このこぼれ球も郷家友太に頭で押し込まれ早々に失点を許す。

健太のところが既に怪しいな…と思ったが、やはり健太のクリアはラインを割っていたようで松井のゴールという判定に。

ゾーンで対応している以上、後方から飛び込んでくる選手に競り負けることが多くなるのは仕方ない部分だが…今シーズンは本当にセットプレーの守備が弱い。

ニアに人数をかけた陣形も変わらずで、この辺りはいまだに改善されず…といったところか。

 

11分、仙台が左サイドで相良竜之介が突破。

シュートを許してしまうも、これは櫛引政敏が正面でしっかりとセーブ。

 

14分にはロングボール1本でオナイウ情滋が抜け出す。

完全に山中惇希の裏を取られた形となったが山中もしっかりと対応し、最終的にはファールを受ける形となりマイボールにすることに成功。

このシーンは裏を取られつつも上手く対応したが、前半は終始このスペースを狙われる形となった。

【15~30分】ミスと寄せの甘さ変わらず

17分、櫛引政敏からロングボールが前線に送られると髙澤優也菅田真啓が競り合う。

このこぼれ球を天笠泰輝がダイレクトで強烈なシュートを狙っていくも、惜しくもこれはキーパーの正面となってしまう。

髙澤も競り勝った…とは言えないものの、こういった簡単に放り込んでミドルで完結というのは今まで無かった部分か?

 

18分、菅田真啓から右サイドに長めのボールが送られると、これはオナイウ情滋がコントロールしきれず。

しかしこぼれ球を山中惇希がクリアするも、このボールが郷家友太の下に入ってしまう。

クリアボールに勢いがあったため郷家もコントロールしきれなかったが、このボールに中島元彦がダイビングヘッドで飛び込む。

しかし運良くキーパー正面に飛び、危なげなく櫛引政敏がキャッチして難を逃れる形に。

城和隼颯酒井崇一がお見合いして中島に飛び込まれているのが気になるところ…。

間に合ったかどうかは別だが、あれは後方にいた城和がクリアするべきシーンだろう。

 

20分、高橋勇利也のファールでFKを与えるとキッカーは長澤和輝

放り込まれたボールは勇利也が競り勝つも、下がりながらのヘディングということもあり飛距離は出ず。

こぼれ球を石尾陸登が回収すると、切り返しで玉城大志をかわして右足を振り抜くも…これはポストに当たりつつ外れていく。

勇利也はアフター気味のファールが多いのが気になるところであり、危険な位置でのFKを避けるためにも気を付けたいところ。

また玉城もやや簡単に逆を取られた印象がある。

 

28分、群馬がビルドアップをしていたが城和隼颯からのボールを菊地健太がトラップミス。

足先で少し触って…というイメージだったのだろうが、触れずにボールは抜けてしまいオナイウ情滋に回収されてしまう。

オナイウから一気に逆サイドにサイドチェンジのボールが出ると、これを受けた相良竜之介がドリブルでカットインから右足を振り抜く。

これがサイドネットに突き刺さり、30分で終戦を告げる追加点を許してしまう形になった。

原因としては健太のミスではあるが…そう簡単に失点に直結するような位置でも無いし、後ろは人数も揃っていた。

玉城の寄せが甘いとしか言いようがないのだが、玉城酒井崇一も右サイド裏を指差しており…二人の間でどのようなコーチングがあったのかが気になる部分。

玉城はあまりに簡単に振り切られシュートを許したが、後ろから「縦へ突破させるな」と指示が出ているのであればカットインにはフォローがあると思っていた可能性もあるか。

結果論としては玉城の寄せの甘さが失点の直接の要因だが、全体としては連携不良な部分もあるかもしれない。

しかし玉城は20分のセットプレーの際にも寄せの甘さを見せており、短時間で2つ続いていれば失点もするというものか。

【30~45分】やや膠着した時間帯に

31分、仙台のDF陣を相手に群馬が高い位置までプレスをかける。

林彰洋にバックパスをし、から縦位置の長澤和輝に短く付けたところを、狙っていた高橋勇利也がスライディングで飛び込む。

先に触ることには成功したが、突いたボールは枠を外れてしまい得点は奪えず…。

しかししっかりと狙いを持って成功まで繋げたと言え、これは良いチェックであった。

 

30分までに2点を奪ったということもあり、やや仙台もペースダウン。

群馬としても反撃の糸口を見つけられずに、膠着した時間が進んでいく。

この試合は…この試合もか?サイドの深い位置まで持ち込めるシーンはあるものの、中に人数がおらずにクロスを上げられないシーンが目立つ。

いつもとは違い2トップを採用したが、佐藤亮が自由に動いていることもあり中央は髙澤優也しかいない…というシーンが多い。

もちろん佐藤が悪い…ということではなく、佐藤が自由に動いてスペースを作ったりビルドアップに絡んでくるからサイドの深い位置まで進めるのではある。

そのため、いかに佐藤が空けたスペースに人数をかけて入り込んでいくか…ということになるだろう。

J3時代の吉田将也髙澤優也コンビのように、早めのタイミングでピンポイントの高速クロスが入ってくるようであれば中は髙澤1枚でも点が取れるだろうが…。

【45~60分】佐藤亮の芸術弾

ハーフタイムで両チームが交代に動く珍しい展開に。

群馬は玉城大志に代わり佐川洸介を投入し、仙台はオナイウ情滋に代えて真瀬拓海を投入する。

玉城は寄せの甘さ2つで1失点となり、形としては懲罰交代ということになってしまう。

大卒ルーキーだけにこの苦い経験を糧に、更に一皮むけてくれることに期待したい。

気になる立ち位置だったが当然佐川は最前線に入り、変わりに佐藤亮がインサイドハーフに降りることとなる。

また仙台の方だが…オナイウはかなり良いプレーを見せていたと思うが?

前節もハーフタイムで下がっており、試合前から決めていた交代だろうか?

45分のプレータイムのため、後半を考えずにフルスロットルでサイドを制覇しろ…という作戦なのかもしれない。

 

58分、天笠泰輝から髙澤優也に良いパスを付けると、髙澤佐川洸介とのワンツーで中央を抜け出そうとする。

しかし松井蓮之に後ろから倒される形となり、良い位置でのフリーキックを獲得。

抜ければチャンスであったが、完全に決定機とは言い切れず…松井には妥当と言えるイエローカードが出されることに。

ファールで止められる形となったものの、非常に素晴らしい連携からの抜け出しであった。

 

61分、このフリーキックには右足の田頭亮太、左足の佐藤亮が並ぶ。

田頭がセットプレーを蹴ったのは見た事ないなぁ…などと思っていたが、やはり予想通りに蹴るのは佐藤

佐藤のキックは左から壁の上を超えて巻いて落ちる素晴らしいボールとなるが…クロスバーに当たり真下に落下してからピッチ内に戻ってきてしまう。

しかしこれに高橋勇利也がしっかりと詰めており、真瀬拓海に競り勝ってゴールに押し込む。

リプレイを見るとクロスバーに当たって落ちたボールはラインを完全に割っており、佐藤のゴールとなるのだが…公式記録では勇利也のゴールということになっている。

J2にはVARが無いため、勇利也が押し込んでいなかったらノーゴールとなっていた可能性も高いだろう。

しっかりと押し込んだ勇利也はナイスだが、公式記録はなんとか佐藤のゴールにしてあげたいところ。

また、なかなか触れられない部分かと思うが髙澤優也の動きも見事。

こぼれ球に対応するべく佐藤のキックの後にゴール前に詰めて、こぼれたところに反応。

しかし勇利也も入ってきていたこと、ボールが勇利也の方が対応しやすい位置に跳ね返ったことから、このボールへの対応は勇利也に任せて自身はファーサイドポスト側に離れていく。

この動きは勇利也のヘッドがファーサイド(ニアには林彰洋がいた)に飛ぶと判断して、外れた際に押し込めるように…というもの。

外れた場合に間に合ったかどうかは微妙ではあるが、咄嗟の判断からポジションを取り直している辺りはさすがストライカーと言ったところだろう。

またそのままボールを回収して早くリスタートさせようというのも性格が出ていて良い。

ボール回収と言えば天笠泰輝もゴールマウス内に入ろうとしており、髙澤が回収しなければ天笠が回収してたと思われる。

この辺りはなんとしても同点に…という想いが伝わりサポーターとしては嬉しいところ。

【60~75分】交代カードとシステム変更

73分、流れの中では群馬ベンチが先に動き、山中惇希に代えて杉本竜士佐藤亮に代えて和田昌士を投入する。

そのままの位置に入るようだったが…どうやらシステムも4-4-2に変更した様子。

これまでの高橋勇利也の1アンカーから、勇利也天笠泰輝のダブルボランチのような形に。

和田は右サイドハーフとなり、杉本竜士は左サイドハーフということに。

田頭亮太がこれまでよりもやや下がり目でWBというよりはSBという形を取り、杉本は最終ラインまで下りないのでやはり4-4-2になっているだろう。

 

1点を奪ったこともあり勢いは群馬に。

ボール保持率も前半とは打って変わって上がっているものの、なかなか仙台の守備ブロックを崩しきるには至らず。

仙台は仙台で守る時間が長くなっており、群馬に持たせている…とも言えない状態であるか。

なんとかこの勢いのあるうちに同点に追いつきたいところだったが、この時間帯には良い攻撃の形を作りきることはできなかった。

【75~90分】ゴールは遠く

78分、菊地健太から外の杉本竜士にパスを送ると、杉本は更に縦…裏のスペースにスルーパスを送る。

ここに天笠泰輝が入り込みダイレクトでクロスをファーに送り込むと、やや長かったものの髙澤優也が頭で折り返す。

しかし…やや長かったことで当てるのが精いっぱいという形になり、落下点には相良竜之介しかいない…。

相良が頭でクリアすると高橋勇利也が競り合いから奪い切って、右足を振り抜くも…このシュートはやや威力なくキーパーに抑えられてしまう。

天笠のクロスの精度、勇利也のシュートの精度などを上げていかないと…という部分ではあるが形としては悪くない。

ボランチの天笠がこの裏のスペースに入り込む…というのも今までは見られなかった形である。

攻撃に人数をかけられているとも言え、ここは続けていきたいところ。

 

81分、2CBと櫛引政敏とのビルドアップでパスミスを奪われる形に。

クロスは合わずにクリアするも、コーナーキックを与えてしまうことになった。

このコーナーキックを長澤和輝がファーサイドに送ると、菅田真啓が競り勝つもシュートは枠の上に。

 

85分、流れの中では2回目だが…群馬が交代カードを使い切る2枚切り。

髙澤優也に代えて平松宗田頭亮太に代えて大畑隆也を投入する。

 

86分には仙台が流れの中では初の交代カードを切り、郷家友太に代えて菅原龍之助相良竜之介に代えて名願斗哉を投入。

89分にも仙台ベンチが動き、松井蓮之に代えて松下佳貴を投入する。

そして92分、時間稼ぎという部分もあるだろうか…仙台が最後の交代を使い、中島元彦に代えてエロンを投入。

 

後半は押し込む時間も長く作り1点を返したものの、このまま2点目が奪えずにタイムアップとなった。

ピックアップポイント

武藤監督に代わって

この試合が武藤監督の初陣となったわけだが、冒頭に書いたように準備期間は3日と非常に時間が無い中で試合を迎えている。

それだけにこの試合で新監督を評価するのは厳しいと言えるだろう。

 

そんな短い準備期間ながらも、まずはメンバー選考の段階でボランチを3枚起用。

更にはフォーメーションを3-5-2にするという変化を見せてきた。

この辺りは今後も3-5-2をベースにするのか、スカウティングによる仙台対策なのかはわからないが…少なくとも変化はさせてきたと言える。

この立ち位置の変更により、大幅に変わったのがサイドにボールが出た時の守備対応。

今までは5-4-1で両シャドーが守備時にはサイドハーフとなり、サイドでの守備を行っていた。

しかし低く2列を構えていたこと、更には絞り目で対応していたこともあり、この両シャドーがあまり前に行けずにサイドのスペースを自由に使われていた印象。

1トップは平松宗が務めており、プレスに定評のある選手だが…さすがにこのサイドまでは追い切れていなかった。

 

この試合ではプレスも高めに変更され、最終ラインには2トップの髙澤優也佐藤亮の2枚で追う形に。

サイドに出たボールにはインサイドハーフである玉城大志天笠泰輝が出てくる形に変更された。

その後ろは5枚のまま変更は無い。

大袈裟に言えばサイドにボールが流れた際には5-1-4(もしくは逆サイドのインサイドハーフを中列と見て5-2-3)となる。

開始早々にセットプレーで失点しており、30分までにミスから2点目を奪われ、それにより仙台がスローダウン。

そのためこの変化が機能しているかどうか…というのは正直この試合だけでは判断が難しいだろう。

この辺りは次の試合から改めて注目していくことになるが、まずは守備対応の形を変えてきたと言って良い。

 

攻撃面では2トップに変更したものの、佐藤亮が比較的自由に動くことで髙澤優也の1トップ気味という形は変わらず。(今までは1トップは平松宗が務めていたが)

しかし2トップの1角…ということもあってか佐藤のポジションがかなり内側に変わったのは大きな違いであろう。

意図があってサイドに張らせていたのではあるが…佐藤はやはり内側の方が良さが活かせるように思う。

また佐藤と言えば後半はインサイドハーフでプレーしており、これは今後も1つのオプションとなりそうな予感。

守備力の低下…という懸念点はあるものの、この位置に佐藤だけでなく、永長鷹虎和田昌士を使って攻撃に厚みをもたらすというのは面白そうである。

 

他には後ろの3CBでビルドアップの形を作る…というやり方は同じだが、大きく変わったのが3CBの距離感。

以前は意図があったと思うものの…機能したとは言えない狭すぎる3CBの距離感だった。

しかしこの試合ではこれまでよりも距離感を長く取り、一般的な後ろ3枚で回す距離感に変更されたと言えるだろう。

またゴールキーパーの櫛引政敏も以前よりビルドアップの際にボールに絡むことが多かったのも印象的。

特にシステムを変え2CBにしてからは、櫛引が両CBの間でボールを受けることが格段に増えた。

(これは時間帯や点差の部分もあるだろうが)

櫛引は足元が上手いタイプではないので、追う展開以外でこれをやるかどうか…というのは今後注目したいポイントではある。

 

そして73分の交代カードを切ったタイミングでは4-4-2に変更している。

この辺りの意図はわからないが、個人的には交代前の選手と交代後の選手の特徴の変化を考え、よりプレーしやすい形に変えた…のではないかと思う。

悔やまれるのは予想以上に杉本竜士が縦に仕掛けられなかった部分だが…。

恐らくWBからSMFとすることで杉本の守備負担を減らし、攻撃に厚みを持たせたかったのではないだろうか。

しかし78分のシーンのように、天笠が左裏のスペースに流れて杉本からスルーパスを引き出すなど…今までは見られなかったような厚みを見せたシーンも。

ボランチがここまで上がっていくのは今まで少なかったが、現代サッカーでは絶対に必要な動きである。

 

この試合を見ていて武藤監督になってからの変化点はざっくり上記となるが、個人的には短期間ながらも結構変化を持たせたなという印象。

試合はセットプレーとミスからの失点により難しくしてしまったが、次節への期待感は残したと言える。

次節は準備期間が1週間あるので、より武藤色を深めてくると思われるだけに期待したい。

MOM

この試合のMOMは佐藤亮としたい。

記録的には高橋勇利也のゴールとなっているが、リプレイを見る限り佐藤のゴールで間違いない。

また見事なフリーキックだけでなく、2トップの片側として内側でプレーすることで良さがより出ていた印象。

終盤はインサイドハーフにポジションを変え、守備の負担が増えたものの交代で退くまでしっかりと良いプレーを見せてくれた。

誰のチーム…ということは無いのだが、今シーズンの群馬は佐藤のチームと言って良いと個人的には思っている。

特に攻撃面では彼の出来に大きく左右されている印象であり、勝点を奪うためには今後も佐藤の輝きが必要であろう。

 

次に天笠泰輝の名前を挙げたい。

脳震盪の影響もありしばらくメンバーから外れていただけに、この試合への意気込みも大きかっただろう。

ポジションが左側のインサイドハーフとなったこともあってか、高い位置に顔を出すシーンも多かった印象。

また以前の逆足配置から変わったこともやりやすいのではないだろうか?

2失点目のシーンでは菊地健太が自身のミスが発端となったことで、自分自身に怒りをぶつけ落ち込んでいたが…天笠がすぐに健太に声をかけ抱きかかえて起こしている。

だから何?というシーンかもしれないが、現チームは完全に自信を失っており…こういったチームに必要なのはベテランの経験やキャプテンシーといった部分。

1点返した際にすぐにボールを拾いにいったシーンも同様だが、今のチームに必要なのはこういった行動が取れるプレーヤーだろう。

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