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【J2・J3百年構想リーグPOラウンド 第1戦】ザスパ群馬 対 FC岐阜【レビュー】

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※ザスパ群馬ファンによる、ザスパ群馬贔屓のマッチレビューです。

 

前節はホームでのSC相模原戦。

苦い記憶が残る相模原でしたが、相手の退場もあり…終わってみれば7-2という大量得点での勝利となりました。

攻撃が爆発したのは良いことですが、相手が10人にも関わらず…3点差から一気に1点差まで詰められたのは大きな反省材料でしょう。

とは言えこれによって良い形でリーグ戦を締めくくり、プレーオフラウンドへと向かうことになりました。

プレーオフの相手はEAST Bで6位のFC岐阜。

 

今回はそんなFC岐阜戦をレビューします。

スタメン・フォーメーション

ザスパ群馬

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 13 近藤壱成
DF 3 大畑隆也
14 菊地健太
43 野瀬翔也
MF 6 米原秀亮
7 西村恭史
25 中野力瑠
37 瀬畠義成
FW 17 百田真登
19 モハマド ファルザン佐名
38 小西宏登

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 88 キム ジェヒ
DF 26 秋元琉星
4 玉城大志
MF 27 藤村怜
33 櫻井文陽
97 ソン ミンソッ
FW 18 田中翔太
29 松本皐誠
99 中島大嘉

 

群馬は前節からスタメンに変更は無し。

ベンチは田頭亮太、出間思努が外れ、ソン ミンソッと田中翔太がメンバー入りとなった。

 

前節大量得点による良いイメージを…ということか、スタメンは変わらずということになった。

個人的には前節やっと復調の兆しを見せていた、米原秀亮に期待したい。

怪我での離脱から戻ってきた後も、なんとなく本来のポテンシャルからは程遠い感じであったが…前節はやっと加入当初のような期待感が戻ってきた印象であった。

瀬畠義成を含め、このダブルボランチが機能しないとこのチームはどうにもならない。

 

ベンチではやはり藤村怜と櫻井文陽だろう。

先にも書いたように、中盤が機能しないとダメダメとなる戦術であり、この2人はキーマンとも言える存在。

フジレンは怪我前はさすがの活躍を見せたが、櫻井は正直今シーズンキーマンと「なるはず」の選手だったハズ。

クラブから情報がないので真相は不明だが、恐らく怪我でやっと前節にメンバー入りとなっている。

オフでの移籍等々はわからないが…残り2試合でも試合に出て、良い状態で26-27シーズンを迎えたいところだろう。

FC岐阜

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 51 菅沼一晃
DF 4 甲斐健太郎
26 大串昇平
34 湯岑滉生
MF 7 文仁柱
9 中村駿
10 北龍磨
14 生地慶充
85 箱崎達也
FW 21 横山智也
99 ファビオ アゼヴェド

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 31 セランテス
DF 23 外山凌
40 平瀬大
79 藤田准也
MF 3 萩野滉大
8 荒木大吾
39 泉澤仁
FW 18 ワッド モハメッドサディキ
77 山谷侑士

 

岐阜は前節から3枚を変更。

セランテス、羽田健人、川本梨誉に代えて、菅沼一晃、甲斐健太郎、ファビオ アゼヴェドをスタメン起用。

セランテスはベンチスタート、羽田と川本はベンチ外となった。

ベンチを見ると、キム ユゴンが外れ外山凌、荒木大吾、山谷侑士がメンバー入りとなっている。

 

気になる選手…の前に、既に名前が挙がっているので、川本梨誉がメンバー外となったのが残念なところ。

今シーズンは18試合に出場し7得点と活躍しているだけに、元気な姿を見たかったが…。

元群馬と言えば、中村駿が磐田から加入。

実に10年振りとなる正田醤油スタジアム…ということになるだろうか?

 

注目はこの中村駿と、北龍磨。

最前線に入るファビオ アゼヴェドも気になるが…やはり中盤のこの2枚がキーマンとなるだろう。

ベンチでは個人的に大嫌いな(大好きな)泉澤仁。

どこのクラブに行ってもサイドで切れ味するどいドリブルを見せている、個人的に大好きなプレーヤーである。

試合経過

前半

前半は群馬のキックオフでスタート。

この最初の立ち位置を見ると、今日もいつも通り2バック。

2-5-3と言えるような状態であり、守備の時には4-4-2となっている。

 

15分 コーナーキックからピンチを迎える

岐阜が左からのコーナーキックを得ると、キッカーは北龍磨

ゾーンで守る群馬に対し、岐阜はほとんどの選手をファーに集めるという形を取った。

中央に送られたボールに、岐阜の選手が4人ファーから入ってくる形となり…最後は誰が当てただろうか?

完全に誰も競れていないような形となってしまったが、これは枠の左側に外れてくれる。

 

ゾーンに対して、四角となる後方のファーから目の前に入ってこられる形であり、これはマークが難しいのは確か。

なかなか面白いコーナーキックであった。

 

20分 今度はフリーキックでピンチを迎える

20分にはゴール正面、ペナルティアーク内という絶好の位置でフリーキックを与えてしまう。

これもキッカーは北龍磨だったが、この右足足は壁をギリギリで超えたものの…落ち切らずにクロスバーに嫌われる形に。

跳ね返ったボールは百田真登が大きくタッチラインに逃れてピンチを脱する。

わずかボール1つ分とでも言うのだろうか?

岐阜から見れば非常に惜しい、群馬からすると助かった形のセットプレーとなった。

 

22分 コーナー、FK、再びコーナー

この試合はセットプレーでのピンチシーンが続くことに。

右サイドからのコーナーを与えると、今度は北龍磨がショートを選択。

文仁柱がペナルティエリアの角やや内側でボールを受けると、一つ左に持ち出してからミドルシュートを狙っていく。

低く抑えたシュートであったが、これは枠の右に。

 

やや寄せが甘いのが気になるが…これは、中の動きのところで中村駿瀬畠義成を、湯岑滉生モハマド ファルザン佐名を、それぞれさりげなく(湯岑は全然さりげなくないが)ブロックしている。

これによりスクリーンのような形になり、瀬畠がペナルティエリア外に飛び出していくのが遅れた形となる。

なるほど、これもなかなかに面白いコーナーキックであった。

 

25分 チャンスをひっくり返されて失点

左サイドでスローインを得ると、西村恭史がそのままスローワーに。

米原秀亮に投げ、米原西村にリターン…という形だったが、これが短くなり横山智也がインターセプト。

ファビオ アゼヴェドがヒールで流し、ワンツーの形で横山が抜け出していく。

右側を大串昇平、左側には文仁柱がいたが、横山はゴールに近いを選択。

はボールを受けると、野瀬翔也の寄せが甘いのを見てここからミドルシュートを選択する。

これがネットに突き刺さり、先制ゴールを奪われてしまう。

 

野瀬の寄せは確かに甘かった…。

しかしまぁ距離的にも展開的にも、強く寄せて縦に突破される方が危険なシーンであったのは間違いないだろう。

対応が正しかったかと言われると…という部分ではあるが、間違っていたとも言い切れない。

根本的には、簡単に自分たちのボールを相手ボールにした米原であろう。

特にこのチームの戦術として、あぁいった時には後ろに2CBしか残っていないわけで…簡単に失うと一気にカウンターでピンチを迎えるのである。

ミスが原因ではあるが…ミスは起こるものであり、それを踏まえて戦術を作らねばいけないと思うが…本当にこれで良いのだろうか?

進歩が無いようにしか見えない。

 

33分 近藤のビッグセーブ

群馬が良い形でカウンターのチャンスを迎えた…かに見えたが、百田真登箱崎達也に斜め後ろからのタックルを受けるもノーファールの判定。

確かにボールには触れているのでナイスタックルにも見えるし、ボールよりも先に足にも当たっておりファールのようにも。

とにかくノーファールの判定でボールは再び岐阜ボールとなる。

ここには群馬もプレスをかけにいき、いったん最終ラインまで戻させることに成功する。

 

湯岑滉生が左サイドの生地慶充に広げると、文仁柱とのワンツーで一気に縦に突破。

ゴール前にクロスを送ると、これをファビオ アゼヴェドがボレーで合わせるが、近藤壱成がビッグセーブで止める。

こぼれ球を野瀬翔也が大きく蹴りだしてピンチを脱することとなった。

 

気になるのはボールウォッチャーになりあっさりとワンツーをやられた中野力瑠の対応。

ここはワンツーが目に見えてわかっているシーンであり、こんなにあっさりと裏を取られてはいけない。

 

そしてファビオがフリーだったことも気になるところ。

ファビオを見ていたのは大畑隆也であり、このシーンとしてはそのまま自分で見なければいけないシーンだっただろう。

だが、こちらはまぁわからないでもない。

その後ろから大串昇平がフリーで入ってきており、恐らくはこちらにヤマを張ったのだろう。

菊地健太がファーにいたが、健太横山智也を見る必要があり、野瀬はニアのスペースを埋めている形であったため大畑が1人でファビオ大串を見る形となった。

 

しかしファビオのボレーは素晴らしいの一言。

そしてややコースが甘かったとは言え、目の前あの距離であのボレーに反応した近藤も素晴らしい。

 

37分 前半唯一?チャンスらしいチャンス

菊地健太から一気に左サイドのモハマド ファルザン佐名にボールを送る。

箱崎達也との1対1を仕掛け、カットインから右足を振っていくも…これは枠を捉えることができなかった。

右で待っていた西村恭史に落としても面白かったと思うが、チャンスらしいチャンスも作れていなかったため、強引にでもシュートで終わったのは良いだろう。

 

44分 米原秀亮の負傷退場

前半の終了間際であったが、米原秀亮に代えて藤村怜を投入する。

米原はこの少し前に顎を揺さぶられる形となっており、それなりに長い時間ピッチ外で治療を続けていた形。

その間10人となっていた群馬は、西村恭史がボランチに降りて4-4-1の形となっていた。

タッチライン際で立ち上がっていた米原ではあったが、ドクターストップがかかったのか…残念ながら脳震盪による交代となった。

 

そんなフジレンだったが、リスタート早々に横山智也との接触で足を抑えて倒れ込む…。

(恐らく)怪我から復帰したばかりで「またか」という思いが一瞬頭によぎったが、大事は無かったようで立ち上がりプレーに戻っていった。

 

後半

後半は岐阜のキックオフで再開。

ハーフタイムで群馬ベンチが動き、瀬畠義成に代えて櫻井文陽を投入する。

瀬畠だけのせいではないが…この前半は全く中盤が機能していなかった。

そしてセカンドボールがことごとく岐阜に拾われていたと言える。

 

51分、65分、73分、77分 両チームベンチの動き

後半は両チームともにあまり動きのない試合となっていった。

1点をリードしている岐阜はともかく…負けている群馬としてはこれではマズいのだが…。

 

51分、流れの中で先に動いたのは岐阜。

大串昇平に代えて荒木大吾を投入する。

 

65分、両チームが同じタイミングで動く。

群馬は中野力瑠に代えて玉城大志を投入。

岐阜はファビオ アゼヴェドに代えてワッド モハメッドサディキ横山智也に代えて山谷侑士を投入する。

玉城は恐らくそのまま右サイドバックに入るだろう。

 

73分、早くも岐阜ベンチがここで使い切り。

北龍磨に代えて外山凌文仁柱に代えて泉澤仁を投入する。

 

77分、群馬ベンチが動く。

モハマド ファルザン佐名に代えて松本皐誠西村恭史に代えて中島大嘉を投入する。

どちらもそのままのポジションに入る様子。

群馬はこれで5枚だが、前半の米原秀亮の交代は脳震盪のため枠を消費していない。

つまり、あと1回1名が代えられる。

 

78分 それぞれ持ち味は見せるも

菅沼一晃のパントキックはミスキックとなったか?

このボールは小西宏登のところへと飛んでいく。

ややトラップが長くなってしまい抜け出すことは出来なかったが、こぼれ球を櫻井文陽が回収。

ここから一気にゴール前に送ると、中島大嘉外山凌を背負った状態でトラップからシュートを狙っていく。

中島らしいプレーであったが、外山も自由にはやらせず…やや無理な体勢でのシュートとなってしまい枠を捉えられず。

後ろに藤村怜がフォローに来ていたため、トラップから落としても面白かったとは思うが…トラップはしたものの自由は無かったとは言える。

しかし櫻井中島ともに持ち味は見せたシーンであった。

 

84分 松本のカットインからのシュート

群馬のゴールキックは近藤壱成が短く大畑隆也に繋いでいく。

リターンを受けた近藤が長いボールを選択すると、これを百田真登が受けて玉城大志に落とす。

玉城が左サイドに大きく展開すると、これを受けた松本皐誠が仕掛けていく。

インナーラップで縦に入った藤村怜を囮に、カットインからシュートを狙っていくが…これはコース威力ともにやや足りずにキーパーに抑えられてしまう。

シュートはもう一息ではあったが、松本は良い仕掛けを既に何回か見せてはいる。

 

86分 群馬ベンチが使いきり

群馬ベンチが最後の交代カードを切る。

菊地健太に代えて田中翔太を投入。

 

しかしこの後はどちらもこれと言ったシーンを作ることはできずにタイムアップとなった。

かなり暑さのある中での試合とはなったが、お互いに低調なパフォーマンスの試合だったと言えるだろう。

 

ピックアップポイント

わけがわからない

この試合はお互いに低調なパフォーマンスの試合ではあったが…特に群馬は酷かった。

よくわからないのは…なぜこのように週ごとにパフォーマンスが大きく変わるのか、ということ。

前節は確かに相手が10人になったことは差し引いて考える必要があるのは事実。

しかし7得点という試合をやってのけた翌週に、どうしてこうなってしまうのか?

 

パフォーマンスのムラ…というのもあるだろうが、試合中の修正力の無さが原因なのではないだろうか?

上手くいかなくなった時に、現場で修正できていないように思える。

 

ピックアップポイントとして取り上げるようなシーンもないような試合であった。

 

MOM

この試合のMOMはモハマド ファルザン佐名としたい。

悪い意味でかなり悩ましい試合であったが、ボールを持てば持ち味を見せてくれたところを評価したい。

 

他にはどちらも途中出場組だが、藤村怜玉城大志

フジレン(と櫻井文陽)が入り少し中盤が安定したと言えるが、それ以上にこの低調なパフォーマンスのチーム内で数少ない戦う気持ちが見えた選手であった。

そして玉城大志は(最近はここでプレーすることも多いが)不慣れな右サイドバックで、チラホラと良いプレーを見せた。

特に玉城が入ったことで右の守備は安定したと言える。