※ザスパ群馬ファンによる、ザスパ群馬贔屓のマッチレビューです。
前節はアウェーでの湘南ベルマーレ戦。
前半14分に失点してしまったものの、前半のうちに同点に追いつくと、後半アディショナルタイムに劇的な逆転弾。
また良かった時のサッカーが戻ってきたような、適度にロングボールを織り交ぜ、高い位置からの守備や素早い攻守の切り替えなどが見られた試合でした。
「良い試合をしてしまうのが…」と前節のレビューで書きましたが、まさにその通りとなったわけですが…大事なのは次節である今日の試合。
ここでも再び同じようなサッカーを継続できるのか?
以前のような繋ぐことが目的となったサッカーに戻ってしまうのか?
この辺りが大事なポイントになりそうです。
今回はそんな横浜FC戦をレビューします。
スタメン・フォーメーション

ザスパ群馬
スターティングメンバー
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
| GK | 13 | 近藤壱成 |
| DF | 3 | 大畑隆也 |
| 14 | 菊地健太 | |
| 36 | 安達秀都 | |
| 43 | 野瀬翔也 | |
| MF | 7 | 西村恭史 |
| 20 | 下川太陽 | |
| 27 | 藤村怜 | |
| FW | 2 | 田頭亮太 |
| 17 | 百田真登 | |
| 38 | 小西宏登 |
ベンチ
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
| GK | 88 | キム ジェヒ |
| DF | 25 | 中野力瑠 |
| 4 | 玉城大志 | |
| MF | 6 | 米原秀亮 |
| 37 | 瀬畠義成 | |
| 18 | 田中翔太 | |
| FW | 29 | 松本皐誠 |
| 69 | 出間思努 | |
| 99 | 中島大嘉 |
群馬は前節から1枚を変更。
貫真郷に代えて菊地健太をスタメンで起用。
貫はそのままメンバー外ということに。
なぜ貫がメンバー外なのか…と思っていたが、試合後に怪我の発表があり、恐らく湘南戦での怪我と思われる。
ベンチは志賀一允、風間宏希、モハマド ファルザン佐名が外れ、キム ジェヒ、玉城大志、米原秀亮、出間思努がメンバー入りとなった。
ちなみに風間も試合後に怪我が発表されており、こちらは湘南戦から横浜FC戦の間に行ったトレーニングマッチでの負傷のようである。
怪我と言えば…期待の新戦力であるシルヴァン デランドも怪我をしてしまった…。
貫はベンチ外となってしまったものの、菊地健太の調子は良く特にここは問題ないだろう。
懸念されていた田頭亮太の左サイド起用に関しても、特にやりづらそうに見えることはなく、田頭は問題なく両サイドでプレーできそうな感じであった。
小西宏登もキレが戻ってきており、現状ではこれがベストメンバーと言えるだろうか?
モハマド ファルザン佐名がいないのが気になるところであり、ファルがメンバー入りすればベストメンバーだろうか。
横浜FC
スターティングメンバー
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
| GK | 21 | 市川暉記 |
| DF | 16 | 伊藤槙人 |
| 19 | 杉田隼 | |
| 22 | 岩武克弥 | |
| MF | 7 | 山田康太 |
| 20 | 村田透馬 | |
| 48 | 新保海鈴 | |
| 77 | 高江麗央 | |
| FW | 10 | ジョアン パウロ |
| 26 | 横山暁之 | |
| 78 | 岩崎亮佑 |
ベンチ
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
| GK | 42 | 石井僚 |
| DF | 5 | 細井響 |
| 24 | 秦樹 | |
| MF | 13 | 窪田稜 |
| 35 | 宇田光史朗 | |
| 39 | 遠藤貴成 | |
| FW | 9 | ルキアン |
| 18 | 森海渡 | |
| 90 | アダイウトン |
横浜FCは前節から1枚を変更。
宇田光史朗に代えて高江麗央がスタメン起用となった。
ベンチは高江が復帰したことで熊倉弘貴が外れたのみ、20人中19人は同じメンバーということになる。
注目は前回対戦で2ゴールを決められた横山暁之ということになるだろうか。
最前線には前回対戦のルキアンではなくジョアン パウロが入り、更にはベンチにはアダイウトンと…層の厚さを感じさせる。
ジョアン パウロも含めて、もうベテランの域ではあるが…やはりまだまだ怖いストライカーたちと言えるだろう。
個人的に注目しているのは高江麗央。
かれが中盤の底に入ることで、やはりゲームの組み立てに違いが出る印象が強い。
ベンチでは先ほど触れたように、ルキアン、アダイウトンは要注意。
あとは窪田稜、細井響辺りは主力と言えるだろう。
そして元群馬の石井僚。
今シーズンは出場4試合に留まり市川暉記の牙城を崩せてはいないものの、昨シーズンのカップ戦1試合のみに比べれば大きく前進。
特に開幕でスタメン起用されたのは期待の表れと言えるかもしれない。
その後も安定してベンチには入っていることもあり、今後に期待したいところ。
また前回触れ忘れた気がするが…元群馬の山根永遠はシーズン前にJ1岡山に移籍している。
試合経過
前半
前半は群馬のキックオフでスタート。
この試合も前節同様に、キックオフで後ろに下げたボールを大畑隆也(前節は野瀬翔也だったが)が大きく前方に蹴り込んだのが印象的。
これはもしかしたら前節の湘南戦同様に期待できるかもしれない。
並びはどうやら前節同様に守備時には3-5-2と言って良さそう。
百田真登と西村恭史が2枚で最終ラインに当たる形となる。
攻撃時には2トップとも1トップとも言えないような形か。
基本的には前に百田が入り、西村がセカンドトップとして最前線に顔を出したり組み立てのフォローに降りてきたり…という形と言える。
この辺りも前節と同じと見て良いだろう。
3分 良い入りをしたのは群馬
センターサークル内で下川太陽が良い出足でルーズボールをカット。
これが安達秀都に繋がると、ドリブルで少し運んでから左を上がる田頭亮太へスルーパスを送る。
田頭がマイナスのクロスを送ると、百田真登がフリーでインサイドで丁寧に当てに行くが…これはミートせずに枠を外してしまう。
奪ってからの素早い攻撃で良い形を作れただけに…ここはしっかりと決め切りたかったところ。
シュートは非常に残念な形となってしまったが、百田のフリーになる動きは完璧であった。
9分 勢いそのままに先制点を奪う
こうして良い入りを見せた群馬だったが、このまま勢いは止まらなかった。
小西宏登の良い仕掛けからのクロスはクリアされてしまったが、ここからのスローイン。
小西のスローを受けた安達秀都は一度小西へリターン。
小西から藤村怜、下川太陽、再び小西と狭いところでパスを繋ぎつつ横浜FCのプレスをいなすと、小西とフジレンのワンツーで一気に小西がペナルティエリアに侵入。
ダイレクトでキーパーの出れない絶妙な位置にスルーパスを送ると、ここに飛び込んだ百田真登が左足でコースを変えて先制に成功。
先ほど決定機を外してしまった百田だが、ここはきっちりと決めて見せた。
小西の狙いとアシストとなったスルーパスは見事の一言だが、その前のフジレンのパスが素晴らしかった。
ややトラップが詰まった感があったが、上手いことスペースに送り込んでみせた。
百田はやはりこういったDF裏に抜けるプレーは抜群の上手さがあるし、ファーには田頭亮太、マイナスには西村恭史と計3枚がゴール前に迫る厚みも見事。
これこそが攻撃的サッカーではないだろうか?
沖田監督の理想の形がこういったものであり、今までの異様なまでのこだわりはここへの布石だと思いたいところだが…。
13分 コーナーキックは守り切る
2本続いた横浜FCのコーナーキック。
2本目は新保海鈴がニアに送ると、これは安達秀都が跳ね返す。
セカンドも再び放り込まれるが、ここはブロックも硬くしっかりと守ったため、横浜FCは一度後方に下げる選択を取る。
横山暁之、高江麗央、新保と繋ぐと新保が再びゴール前に放り込んでいく。
これをジョアン パウロが難しい体勢ながらも頭で当てるが、これは枠を捉えられず。
やや藤村怜の寄せが甘く、簡単にクロスを上げられた印象はあるが…あまり寄せると縦に突破されて更に危険な形でクロスが上がるのもまた事実…。
14分 小西が抜け出すもシュートはブロックされる
群馬のゴールキックでのリスタートだったが、ここは近藤壱成が大きく蹴り込んでいく。
前節の湘南戦でも見られたが、やはりこのように大きく蹴るシーンがあっても良いと思う。
何が何でも大きく蹴る必要はないが、絶対に下から繋ぐ必要もないだろう。
相手の守備の立ち位置や味方の動き出しに合わせて、臨機応変に良い方を選ぶのが正しい姿である。
このロングボールは百田真登には繋がらなかったが、セカンドサードボールのところで下川太陽が回収。
藤村怜に落とすと、近くの西村恭史、安達秀都と繋いで、安達が右サイドの小西宏登に広げる。
小西が良いファーストタッチで新保海鈴を外し、キーパーと1対1の場面を作るが…ここは杉田隼が良いカバーを見せてシュートブロック。
杉田が良いスライドを見せたことは確かだが、これによって西村恭史がフリーになっていたので…そこを使えていれば…。
まぁ小西としては杉田がスライドするより先に打てるという判断だったのだろうが。
30分 コーナーからピンチを迎えるも
横浜FCが左サイドでコーナーキックを得ると、ここもキッカーは新保海鈴。
まだどちらのチームも準備が終わっていない、素早いタイミングでリスタート。
横山暁之が受けると、対応しにいった小西宏登を交わして左足を振りぬいていく。
非常に危ないシーンだったが、ここは近藤壱成が落ち着いており良いセーブを見せてピンチを脱する。
意表を突かれた形の早いリスタートではあったが、それほど群馬DF陣としては慌てた様子が見られなかったか。
小西宏登もすぐに対応に行き、切り返しでかわされたところでは安達秀都がしっかりとファーへのシュートコースは消している。
近藤も先ほど書いたようにしっかりと準備ができており、良いポジショニングから危なげないセーブで守り切った。
36分 近藤壱成のビッグセーブ
最終ラインに降りていた岩崎亮佑から、左サイドに流れていた伊藤槙人にパスが出ると、伊藤がダイレクトで内側に。
これを横山暁之が受けると、反転からDFライン裏に良い浮き球のスルーパスを送る。
ジョアン パウロが大畑隆也と菊地健太の間のスペースを綺麗に抜ける形でキーパーと1対1を迎えるが、この左足は近藤壱成が足でブロック。
こぼれ球を野瀬翔也がクリアし何とかピンチを脱する。
横山のスルーパスが見事であり、ジョアン パウロのファーストタッチも素晴らしかったが、やや角度が無くなったか。
とは言え角度が厳しすぎるというレベルではなく、ここは近藤のセーブを誉めるべきシーンだろう。
41分 西村恭史 待望の今季初ゴール
左サイド高めの位置でスローインを得ると、菊地健太がロングスローを入れていく。
ペナルティエリア内で百田真登がポストとなり落とすと、これを西村恭史がインサイドで丁寧に狙っていき追加点。
恐らく百田の落としはここではなく、手前の下川太陽だったのだとは思うが…しっかりと身体を張ってポストプレーをした結果ではある。
西村は本当に「待望の」という言葉がピッタリな、今季初ゴールとなった。
昨シーズンの得点王であるが、量産したのは最前線に入ってから…とも言える。
今季は中島大嘉、百田真登がいることもあり(中島は昨シーズン途中からいるが)シャドーでのプレーが多いのも得点が無かった理由かもしれない。
2トップ気味にプレーすることで今後も得点チャンスが増えそうである。
しかし…横浜FCもどうしたのか…?
この危ない位置でポッカリと西村がフリーじゃマズいだろうに。
45分 1点を返されるが…
岩武克弥からのロングボールは野瀬翔也が頭で止めるが、ここは横山暁之が回収。
左サイドに抜けようとした岩崎亮佑にスルーパスを送るが、これは手前にいたジョアン パウロがストップしてしまう。
しかしジョアン パウロがターンからミドルを狙っていくと、これは野瀬がブロック。
こぼれ球を繋がれると、左のポケットに入ったジョアン パウロが低いクロスを送る。
大畑隆也がブロックし高く上がったボールは逆サイドで村田透馬がシュートを狙うが、田頭亮太がブロック。
こぼれ球も再び田頭がブロックと、身体を張った守備対応を見せるが…こぼれ球を岩武がクロス。
ジョアン パウロが合わせると、ポストに当たって内側にこぼれたところを横山暁之に押し込まれてしまう。
岩武を見ていた西村恭史の対応がやや気になるが…村田の2本目で内側に持ち出したところに行こうとしたため…とも見れるか。
またファーでは小西宏登と安達秀都のポジションが重なっていたのが痛い。
本来は小西が中に入らず外を見るべきだったのだが、その前のプレーの位置関係から安達が外にいたために自分で中央を埋めたのだろう。
安達が戻ってこずに外を見ておくか、しっかりと受け渡していればジョアン パウロが簡単に合わせることは無かった…かもしれない。
が、そもそもこの岩武のクロスにジョアン パウロが合わせたのは…オフサイドではないだろうか?
群馬の最終ラインはニア側にいる大畑隆也になるが、映像ではジョアン パウロは出ているように見える。
副審としては見づらい位置関係ではなく、大畑でジョアン パウロが見えなければオンサイド、見えればオフサイドと比較的簡単なものではある。
となるとオンサイドだったのだろうか…?
失点はしてしまったものの、この試合も湘南戦と同様に守備で身体を張れており、球際も厳しく行けているようには見える。
後半
後半は横浜FCのキックオフでスタート。
ハーフタイムで横浜FCベンチが2枚を代える。
伊藤槙人に代えて細井響、岩崎亮佑に代えて森海渡を投入する。
群馬には交代はなくリスタートとなった。
開始早々に横浜FCがゴール前に迫るも、スルーパスが合わずに…となったシーン。
ここで大畑隆也が大きく前線に簡単にクリアしていったのが印象的。
今までであればここは蹴らずに下から繋いでいったハズである。
繋げるシーンは丁寧に繋げば良いが、今回も含めて無理に繋ぐ必要はないのである。
やっとまともなサッカーになってきたのか、リスクを承知で繋ぎ続けた結果、次のステップにチームとして進めているのか…それが重要であるが、果たしてどちらなのだろうか。
46分 セットプレーは枠を外れてくれる
横浜FCが左サイドでセットプレーを得ると、ここもキッカーは新保海鈴。
これを山田康太が頭で合わせるも、このシュートは枠の左側に外れてくれる。
やはり新保のキックは怖い。
58分 再びセットプレーのピンチとなるが
先ほどのフリーキックよりも少し前でのポジションで、横浜FCがフリーキックのチャンスを得る。
ここも新保海鈴がゴール前に送っていくと、これまた山田康太が頭で合わせたが、これは近藤壱成の正面。
危なげなくキャッチすると、わざと倒れて時間を使って、流れを変えてチームを落ち着かせようとする。
この辺りは状況次第ではあるが、キーパーならではの特権として有効に使っていきたいところ。
時間を稼ぐ方が良いのか、早く始めるべきなのか?
勢いを継続させるのか、一度チームを落ち着かせるべきなのか?
これもビルドアップとロングボールの関係と一緒で、「どちらか」ではなく状況に応じて上手く使っていくべきものだろう。
61分 ロングボール一本でピンチを迎えるが
村田透馬からパスを受けた高江麗央が、反転して前を向くと一気にDF裏へロングボールを送る。
ここにジョアン パウロが抜けていくが、近藤壱成が出かけて戻るというピンチに。
出れるという判断だったのだろうが、これは判断を誤り慌ててゴールに戻る形となってしまう。
しかし大畑隆也がシュートを打たせず時間をかけさせると、ジョアン パウロは上がってきた森海渡を使う選択。
森がワントラップから強烈なシュートを放つが、ここは戻った近藤がナイスセーブを見せる。
こぼれ球は回収されて、再びゴール前に放り込まれてしまうが、守備陣は集中して対応しゴールキックとなった。
高江のスルーパスが素晴らしいの一言。
しかしジョアン パウロのパスがややズレた印象があり、これがドンピシャであれば森はダイレクトでも狙えただろう。
ダイレクトではなかったとしても、ここまで時間はかからなかっただろうから、近藤のポジションは戻り切れていなかったとなりそう。
ここは非常に危ないシーンであったが、判断ミスを良いセーブで帳消しにしたとは言える。
64分 ロングスローからのピンチとカウンターのチャンス
流れの中では群馬ベンチが先に動く。
下川太陽に代えて中島大嘉、安達秀都に代えて瀬畠義成を投入する。
恐らく瀬畑は安達のポジションにそのまま入り、中島は西村恭史の位置に入り百田真登と2トップになるだろう。
西村が下川の位置に入ることになる(瀬畑と左右は逆かもしれないが)
このリスタート、細井響がロングスローを入れていく。
ゴール前まで飛んだボールに森海渡が飛び込むという素晴らしいセットプレーだったが、ここは大畑隆也が身体を張って打たせず。
セカンドボールは少しの間落ち着かなかったが、群馬ボールになりかけるも…西村恭史のパスがややズレてしまい回収されてしまう。
再び守備の時間となるが、放り込まれたボールは大畑がクリア。
これを中島大嘉が収めると、田頭亮太を使ってカウンターのチャンス…となりそうだったのだが…。
これまたややパスが合わずに村田透馬に奪われてしまう。
村田が読み切ったと言えばそれまでだが、その前の西村と言い、この中島と言い、もう少しカウンターのチャンスを大事にしたいところ。
67分、71分 両チームベンチワーク
67分には横浜FCベンチが動き、村田透馬に代えて遠藤貴成を投入。
71分には群馬ベンチが動き、田頭亮太に代えて田中翔太、藤村怜に代えて米原秀亮を投入する。
これで田中は今シーズン初出場か?
恐らく田頭のいた左のWBに入るのだと思うが、田中のポジションは本当にここなのだろうか?という疑問は昨シーズンからずっとある。
鳥取時代ストライカーとして得点を取ってきた田中であり、適正ポジションで勝負させてあげたいところ。
ヨネも久々の出場な気がするが、フジレンのいたアンカーにそのまま入るだろう。
74分 待望の中島のゴール
交代で入った田中が左サイドで粘りコーナーキックを得ると、キッカーは小西宏登。
中央に送られたボールを中島大嘉が頭で合わせて追加点。
中島は秋田戦のハットトリック以来の、今季4点目となった。
勢いを持って後方から入ってきたわけではなく、その場での勝負であったが…非常に高かった。
ポジション争いのところでやや手を使った印象はあるが、押された横山暁之も一切アピールはしておらずまぁ適性の範囲内か。
ここしばらくは百田真登の調子がよく、スタメンの座も百田に奪われてしまった形となっていたが、「ザスパのエースは俺だ」と言わんばかりのゴールとなった。
来シーズンどうなるかはわからないが、少なくともどこかのタイミングで札幌に返却しなくてはならないのだが…。
ともあれ、この2人は非常に良い意味でのライバル争いが続いているように思う。
持ち味は違い、2トップで併用することもできるがライバル関係と言って良いだろう。
逆に西村恭史は同じポジションでの起用も多いものの、プレースタイルの違いからライバル関係と言うよりは違う意図での起用となるか。
75分、81分、86分 両チーム交代枠を使い切る
75分、横浜FCベンチが動き、高江麗央に代えてアダイウトンを投入。
81分には群馬ベンチが先に使い切り。
西村恭史に代えて松本皐誠を投入する。
そして86分に横浜FCが使い切りで、ジョアン パウロに代えてルキアンを投入する。
90分 アダイウトンがゴールに迫るも
左サイドから新保海鈴だろうか?クロスを送ると、これをゴール前でアダイウトンがオーバーヘッド。
手前でバウンドする非常に難しいボールだったが、これを近藤壱成がビッグセーブ。
こぼれ球を岩武克弥に詰められるも、これも近藤が左手一本でセーブを見せる。
このこぼれ球を菊地健太と森海渡が競り合ったところでホイッスル。
最終的には岩武の位置がオフサイドだった、ということになった。
オフサイドのため記録には残らないことになってしまうが、近藤の2本目もビッグセーブだった。
この試合は本当に当たっていると言って良い。
キム ジェヒからポジションを奪い返した形になった近藤だが、守護神定着に向けて良いプレーを見せている。
この2人もなかなか良いライバル関係となっており、双方のレベルアップにつながることを期待したいところ。
こうして最後まで集中力を保った群馬が逃げ切り、これでJ2勢を相手に連勝となった。
しかし懸念点は沖田監督がどう判断してこのサッカーとなっているか…ということ。
非常に良いサッカーをしているわけで、これを煮詰めていってほしいものである。
ピックアップポイント
金星の要因?
インタビューによるとこの2週間でかなりの守備練習をしてきたようで…。
「守備練習はしていない」発言に驚いた時もあったが、これがリップサービスではなく本当にそうとしか思えない内容だった時期には本当に驚いたもの。
それが「やっと」守備を強化したようである。
それもあってか、湘南戦、横浜FC戦と球際がかなり厳しく行けていた印象が強い。
恐らく守備練習をしたことで守備が整理され、何をやるのかハッキリしたのではないかと思っている。
やることがハッキリしたことでプレーに迷いがなくなり、それによって一歩、半歩早くボールに向かえる。
それが球際の強さ、粘りに繋がっているのではないだろうか?
またボールを無理に保持しようとするシーンも減り、長短のパスを使い分けていたのもこの2試合の特徴。
特に自陣深いところで無理に繋いでいくシーンが減ったのは非常に良いことだと思う。
これが沖田監督の本位なのか不本意ながらやっているのか…で大きく変わるのだが…。
良い攻撃は良い守備から。
そして相手の陣地でボールを保持する。
時間をかけてやっとここまで来れたということであれば、今シーズンの残りと26-27シーズンも楽しみである。
しかしまた以前のようなサッカーに戻すのであれば…。
MOM
この試合のMOMは近藤壱成としたい。
この試合も前節に引き続き近藤としたい。
湘南戦ほど近藤のビッグセーブが無かったら負けていた…という感じではないが、ビッグセーブをいくつか見せてチームを救ったのは事実。
このまま調子を維持していきたいところ。
悩ましかったのは小西宏登。
ここ数試合は完全にキレを取り戻した形となっており、この試合でも持ち前の突破力とクロスを見せてくれた。
この試合も2アシストが付いただろうか?
本当に素晴らしいの一言であった。
3CBは身体を張れていたし、田頭亮太も攻守に良い躍動をしていた。
3MFもしっかりとゲームを作れていたし、個人的には下川太陽がこのポジションでこれほどフィットするとは予想外。
下川も完全にポジションを掴んだ感がある。
2トップもそれぞれがゴールを挙げたのはもちろん、やるべきことをしっかりとやれた試合だったと言える。
もちろん途中出場となった5枚もきっちりと自分のやるべきことをやった結果である。
この試合は本当に出場した16人が、しっかりと持ち味を出せた印象であった。

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