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【2024 J2第30節】ザスパ群馬 対 ベガルタ仙台【レビュー】

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※ザスパ群馬ファンによる、ザスパ群馬贔屓のマッチレビューです。

 

第30節はホームでのベガルタ仙台戦。

前節はホームでブラウブリッツ秋田を相手に、念願の今シーズン初となるホーム戦勝利となりました。

しかしながら秋田側に退場者が出て1人少なくなったことなど、必ずしも手放しで喜べるような内容ではなかったことも事実です。

奇跡の残留に向けて、前節の勝利を意味あるものにできるかどうか…それが今節にかかっていると言えるでしょう。

上位に付ける強敵仙台ではありますが必要なのは勝点3のみ。

前節の勝利が特効薬となるのか、それとも今までと変わらぬサッカーに終始してしまうのか…。

まさに真価を問われる1戦となるでしょう。

 

今回はそんなベガルタ仙台戦をレビューします。

スタメン・フォーメーション

ザスパ群馬

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 21 櫛引政敏
DF 22 高橋勇利也
24 酒井崇一
29 田頭亮太
37 瀬畠義成
MF 6 天笠泰輝
15 風間宏希
17 山中惇希
44 仙波大志
FW 14 川本梨誉
32 河田篤秀

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 42 石井僚
DF 34 小柳達司
MF 5 川上エドオジョン智慧
11 杉本竜士
28 樺山諒乃介
FW 23 平松宗
40 佐川洸介

 

群馬は前節からスタメンに変更無し。

変えないことが本当に正しいことなのか…という疑問はあるものの、上手くいった試合の後は変えないというのも鉄則ではある…かもしれない。

 

ベンチを見ると前節は契約上の関係で出場できなかった小柳達司が復帰。

またコンディション不良により外れていた川上エドオジョン智慧も無事に復帰となった。

代わりに外れるのは大畑隆也と細貝萌。

細貝に関してはスタメンorベンチ入りした試合で勝点が取れなかったのは1試合だけ…ということはあるが、武藤監督はあまりこういったジンクスは重視していないと見える。

確かに前節の勝利を機にチームとしてまとまり、強い気持ちで試合に臨めるのであれば…戦力面としては復帰したエドをベンチに入れたいのは事実か。

 

問題はなかなか機能しない河田篤秀の1トップを始めとする、上手くいっていない部分をいかに修正できたか?となるだろう。

変えない選択をしたわけで、ここは1週間の練習での進歩を見せて欲しいところとなる。

ベガルタ仙台

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 33 林彰洋
DF 5 菅田真啓
22 小出悠太
32 奥山政幸
41 内田裕斗
MF 6 松井蓮之
10 鎌田大夢
14 相良竜之介
27 オナイウ情滋
FW 11 郷家友太
28 菅原龍之助

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 29 松澤香輝
DF 13 實藤友紀
MF 8 松下佳貴
17 工藤蒼生
23 有田恵人
FW 7 中島元彦
98 エロン

 

仙台は前節から4枚を変更。

ハッキリ言おう、これはターンオーバーである。

前節から1週間あること、宮城県と群馬県という距離を考えると…疲労的にはターンオーバーの必要性は高くはない。

しかしリーグ戦の残りを考えた際に、何としてでも自動昇格圏である2位以内に滑り込むためにチーム力の底上げを狙って…となるのではないだろうか?

具体的には控え組にチャンスを与えることで控え組のコンディションアップ、更には競争が激化することでスタメン組の更なる奮起を狙って…といったところか。

メンバーとしては真瀬拓海、有田恵人、中島元彦、エロンがスタメンから外れ、内田裕斗、オナイウ情滋、相良竜之介、菅原龍之助がメンバー入りとなった。

 

注目は元日本代表GKである林彰洋。

仙台の固い守備を支える立役者の1人と言えるだろう。

また鎌田大夢と松井蓮之の中盤コンビはもちろんだが、しばらく出番が限られていた菅原龍之助が抜擢されたというのも注目したいところ。

ベンチで注目は、やはりチーム内得点ランキングトップの中島元彦とエロン。

ある意味ではこの2人が出てくる前に先制しておきたいところ…とも言えるだろうか。

試合経過

【0~15分】明らかに動きが違う群馬

前半は群馬のキックオフでスタート。

6分、酒井崇一からのロングボールが右サイド裏に送られるが…このボールはやや長くなってしまう。

しかし河田篤秀が諦めずに、プレッシャーを与えて菅田真啓に簡単にゴールキックにはさせず。

これで菅田は前方にクリアせざるを得なくなり、相良竜之介が受けたところで天笠泰輝田頭亮太の2枚がかりでボールを奪い切る。

田頭から河田に楔を入れると、ターンからシュート…というイメージだったと思うが菅田もしっかりとついて行ったために打てずに仙波大志に落とす選択。

これを仙波がダイレクトで狙っていくが、惜しくもこのシュートはキーパーの正面となってしまう。

仙波ならもう少し際どいところを狙ってほしかったところだが…6分という時間で1つ良いプレーが出たのは好材料だろう。

 

この時間帯は群馬も仙台も、どちらもチャンスらしいチャンスを作ることはできず…。

どちらも集中してしっかりと守備対応しているのが印象的となったが、敢えてどちらかと言えば群馬の方がやや良い入り方をした印象か?

特に今日の守備は高い位置からボールを奪いに行けており、いつものようにボールホルダーにプレッシャーがかからない…ということが無いのが特徴的。

最終ラインも高く保てており、ボールホルダーにも厳しく行けていると言えるだろう。

やっと修正が形になって表れてきたのか…それとも、やはり前節の勝利というのが特効薬となってメンタル面が良いのか…。

【15~30分】一進一退の攻防

この日も気温が高くなったことで、22分に飲水タイムが設けられる。

この時間までに田頭亮太がライン際でトラップミスを2つ続けているのが気になるところ…。

仙台の攻守の切り替え、プレス強度が高いという面はあるが…酒井崇一仙波大志風間宏希といった周囲の選手との距離感などもやや上手くいっていないか?

特に田頭は高めに位置しており酒井との距離がやや遠め。

なのだが、前節はそうでもなかったために…これは事前準備の部分で練習から用意してきた形なのかもしれない。

今は上手くハマっていないが、修正して狙い通りに攻略することが出来るか?

また右サイドはミスはあるものの…形を作れるシーンもあるが、逆に左サイドは山中惇希が攻撃でボールを持つシーンが見られないのも気になるところ。

この辺りは90分を通して…という部分もあるだろうから、チームとしてまずは右サイドで作る…という約束になっているか?

山中としては守備に我慢の時間帯となるが、上手く対応してチャンスには一気に持ち前の攻撃力を見せて欲しいところ。

 

24分、左サイドから中央の風間宏希を経由して右サイドに展開する。

田頭亮太がやや内側でボールを受けると、その外を酒井崇一がオーバーラップ。

酒井からクロス…といったところだったが、ここは内田裕斗が素晴らしいスライディングを見せ、酒井に当ててゴールキックにするというファインプレー。

結果には繋がらなかったものの、田頭の裏を酒井がオーバーラップという今まであまり数が見られていない形であり、攻撃の厚みをもたらすという意味では良い形を作れている。

 

28分、仙台が右サイドでスローインを得ると、オナイウ情滋がロングスローを入れる。

これを菅田真啓が頭に当てるが…上手く後方にフリックはできずに上に高く上がる形に。

これを菅原龍之助仙波大志が競り合い、どちらが競り勝ったとも言えない形でボールは後方へ。

ここには相良竜之介がおりワントラップからミドルシュートを狙うが、出足よくコースに飛び込んだ風間宏希がブロックしてコーナーキックとなる。

ある意味では相良がトラップしてくれて助かった…といったところか。

【30~45分】良い形を作る機会は増えていくも…

34分、仙台のパスミスを河田篤秀が回収。

内側を田頭亮太が上がるも、ここは仙台もしっかりと対応しており使える形ではなく…。

ファーに川本梨誉が上がってきて、河田はここに左足で長めのボールを入れる選択を取るが…このクロスはやや精度を欠いてしまい直接キーパーに収まってしまう。

このシーンも最後の精度…という部分はあるが、いつもより高い位置からボールを奪おうとする意識がチーム全体に見えるのは良いと言えるだろう。

 

40分、酒井崇一から更にワイドの田頭亮太に広げると、田頭は内側の風間宏希にパスを付ける。

そのまま田頭が内側に流れた空いた外のスペースに仙波大志が流れると、風間がワントラップから仙波に送る。

内側をインナーラップする形で田頭が右サイド裏のスペースへ走り込むと、仙波からこのスペースにスルーパスが綺麗に送られる形に。

抜け出した田頭がダイレクトで低く速いクロスをゴール前に送るが…これは誰にも合わず…となってしまう。

恐らく田頭としてはそのままの勢いで河田篤秀にゴール前に飛び込んでほしかったと思われる。

しかし河田としては止まることで自身の前方にスペースを作り出し、PKスポット辺りでボールがほしかった…と思われる。

途中加入ということもあり、連携に時間かかっているのは仕方ないが…良い形で右サイドを崩しただけに勿体ないシーンとなった。

 

こうして予想以上に仙台が(特に攻撃で)上手くいっていない…という部分はあったものの、良い形で群馬は前半を終えることができたと言える。

良い時間が多くあったこと、仙台がやや停滞していたこと、その辺りを考えると前半のうちに1点欲しかったとなるだろうか。

【45~60分】決定機を作るも…

後半は仙台のキックオフでスタート。

仙台がハーフタイムで動き、オナイウ情滋に代えて中島元彦を投入する。

これにより中島が2トップの一角(やや中島が引いて縦関係になると予想するが)となり、郷家友太が右サイドハーフに入ると思われる。

 

51分、仙台のロングボールを酒井崇一が跳ね返すと、セカンドを仙波大志が回収。

ここでファールを受けながらも2枚を剥がして縦に抜け出すというスーパープレーを見せる。

主審もこれはアドバンテージで流したが…その後のタッチでボールを前に持ち出せずにスピードダウンしてしまう。

しかし冷静にキープから後方の風間宏希に下げると、風間はワントラップから左サイドに展開。

ここには仙波の突破でゴール前に詰めようとしていた天笠泰輝がおり、ボールを受けると更に外を回る山中惇希を使う。

山中がダイレクトでクロスを送るが…このクロスは精度を欠きキーパーのところに行ってしまうが…やや高さがあったためか林彰洋はキャッチではなくディフレクティングを選択。

しかし弾いた先には仙波が入り込んでおり、これをダイレクトで狙っていくが…が驚異的な反応を見せてストップ。

こぼれ球を川本梨誉菅田真啓が競り合うが、川本の頭がやや遅れて菅田の頭に入ってしまったために川本のファールとなる。

ここは決めきりたかったところだが…さすがと言うべきだろうか?

としてはディフレクティングした場所が悪いという自身のミスを帳消しにするスーパーセーブだった。

問題は…利き足ながら精度を欠いた山中のクロスだろう…。

 

54分、流れの中では群馬ベンチが先に動き、田頭亮太に代えて川上エドオジョン智慧を投入する。

最近エドの調子が良いだけに、田頭としてはもう少しアピールしたかったところ…。

しかしミスも多く、逆に調子の悪さを感じさせるプレーとなってしまった。

好不調の波は大なり小なりあるわけで、田頭としては良かった時期を思い出しながら次のチャンスに備えてほしいところ。

 

55分、フリーキックのチャンスを得るとキッカーは風間宏希

ファーに送られたボールは酒井崇一が折り返すものの…ここでクリアされてしまう。

しかしセカンドを天笠泰輝が回収すると、ワントラップからミドルを狙うが枠の上に外れていく。

このミドルは天笠の持ち味なだけに、できれば枠に送りたかったところ。

 

60分、仙台ベンチが動き、菅原龍之助に代えてエロン相良竜之介に代えて有田恵人を投入する。

これで前4人は前節のメンバー通りとなったわけで、仙台としてはこの時間までに先制点が取れなかったことは誤算…となるだろう。

エロン有田を投入せざるを得なくなった…とも言えるかもしれない。

【60~75分】変わらぬ一進一退の攻防

67分、天笠泰輝に対して有田恵人が素晴らしいチェイスを見せてボールを奪うが…直後に腿裏を気にしている様子が…。

プレーが止まるとやはり負傷しているようで、そのままピッチに座り込んでしまう。

主審は担架を要請し、それに多少の時間がかかることも考慮したか…そのまま後半の飲水タイムをここで取る判断となる。

 

69分、この飲水タイム明けに両チームが交代に動く。

群馬は河田篤秀に代えて佐川洸介川本梨誉に代えて平松宗を投入。

仙台はやはり有田恵人がダメな様子であり、代わりに松下佳貴が入る。

有田は10分弱のプレーとなってしまい…現在は5枚代えられるとは言え、仙台としては痛い交代カードとなった。

また腿裏という長引きやすい負傷なだけに、有田に大事がないことを祈りたい。

 

71分、瀬畠義成から左サイドのライン際で山中惇希がボールを受けると、フリーだったこともあり一気に縦に仕掛ける。

平松宗が縦位置、左サイドの裏のスペースでボールを受けようと抜け出すが…山中はそれによりコースが空いた佐川洸介を選択。

佐川がトラップからターンで右足を振るが、これは菅田真啓が足を出して当ててコーナーに。

佐川としては利き足じゃなかったのが悔やまれるが…ここは菅田を誉めるべきだろう。

このシーンは足だったが、菅田は空中戦が本当に強く…なかなか攻略できないでいる。

【75~90分】精度の差を見せられるも、櫛引のスーパーセーブでスコアレス

78分、左サイドの高い位置まで上がった高橋勇利也だったが…クロスは合わずに内田裕斗の足元に。

内田から中島元彦に縦パスが入ると、中島は縦にドリブルで運ぶ。

ここは後ろから風間宏希、正面に酒井崇一と挟む形でスピードダウンさせることに成功するが、ターンから内側に持ち出すとゴール前に長いボールを送り込む。

これをエロンが胸トラップでコントロールし右足を振るが、スライディングで飛び込んだ瀬畠義成が目に入ったか…このシュートは枠の上に外れてくれる。

勇利也のクロスはゴール前に人数もおらず…ここが全ての要因ではあるが、その後の中島への対応も今一つ。

風間酒井で挟んだにもかかわらず、風間酒井に任せて裏に流れてしまったのが…。

いや風間が裏のスペースをケアしても良いのだが、酒井としては自身はCBというポジションであるために前にいけずに裏を気にしたと思われる。

そのため2枚で対応したにもかかわらず、ここで時間ができてしまい奪い切るに至らなかった…となる。

ここはしっかりと奪い切っておきたいところだっただろう。

更にはその後も風間が距離を置いた対応をしたために良いクロスを送り込まれている…。

カウンターの形で距離を走り、更には約80分というプレータイムでスタミナ面はあるとは思うが…せっかくここまでボールホルダーに強く行けていた守備だっただけに…この風間の対応は残念である。

 

82分、左サイドで仙台がスローインを得ると後方の中島元彦へ。

中島からゴール前にクロスを送るが、これは佐川洸介が跳ね返す。

しかしこぼれ球を奥山政幸が強烈なミドルで狙っていきコースも捉えたかに見えたが、瀬畠義成が頭を出してコーナーに逃れる。

ここは瀬畠が1点救ったと言って良いだろう。

 

83分、同じタイミングで両チームが動く。

仙台は鎌田大夢に代えて工藤蒼生を、群馬は天笠泰輝に代えて樺山諒乃介風間宏希に代えて小柳達司を投入する。

これで仙波大志がボランチに降り、瀬畠義成がボランチに上がる形でダブルボランチを構成。

小柳瀬畠のいたCBのセンターに入り、樺山仙波のいた右のシャドーに入ることとなる。

 

92分、仙波大志山中惇希の意図が合わず、結果として仙波のパスが短くなってしまう。

これをカットしに勢いよく奥山政幸が入ってくるが、山中が必死にスライディングで足を伸ばし先に触る。

この後のボールにもスライディングで足を伸ばすが、これは松下佳貴がマイボールとし奥山に預ける。

奥山から横位置の松井蓮之にパスが入ると、松井からは縦の郷家友太に楔のパスが送られる。

郷家はこれをダイレクトでエロンに送ると、エロンが背中でDFを背負いながらポストプレー。

落としを郷家が強烈なミドルで狙っていくも、このシュートは櫛引政敏がスーパーセーブを見せてコーナーとする。

 

アディショナルタイムは6分と長く、最後まで仙台の猛攻を受ける形となるが…なんとか凌ぎ切ってスコアレスで試合を終えることとなった。

この時間は特に仙台との精度の差を感じる形となり、群馬はチャンスをミスから潰してしまった印象がある。

対して仙台は精度よく最後まで完結しており、瀬畠義成櫛引政敏のスーパーセーブが無ければ失点していた可能性が高い。

とは言え、上位の仙台を相手にしっかりと戦えた試合だったことも事実だろう。

ピックアップポイント

良い試合だった。だがしかし…

前節、秋田を相手に今シーズン初となるホームでの勝利を記録。

次となる今節こそが大事…というのは前回に触れたこと。

結果としてどうだったか?

上位に付ける仙台を相手に、「勝ちたかった」「勝てるゲームだった」という感想で終えたのは収穫であろう。

実際問題、力の差を感じたことは事実だが…それでも多くのチャンスを作り、走力や球際でも決して負けていなかったと言える。

ゲームの内容としてはドローが妥当であり、何かのきっかけでどちらかに転び…どちらが勝っていてもおかしくない内容だったと思う。

 

これがシーズンの序盤であれば、かなり残りに期待が持てる結果だったと言えるだろう。

内容はかなり良くなってきており、課題だった気持ちの部分も前節の勝利が影響したか…かなり改善が見えているのは事実。

だが…遅すぎる。

相手が仙台であろうと、今日必要だったのは勝点3でしかなく…更には仙台が多くの選手を入れ替えて上手く機能しなかったというラッキーもあったのである。

奇跡の残留のためには、ここでしっかりと2連勝してアウェー2連戦を迎えなくてはならなかった…。

 

しかし終わってしまったことはもう変えられない。

強敵である仙台を相手に、勝点1を取れた事。

更には内容面でも決して負けていなかった、あと何かのきっかけで勝てていたかもしれない…というところが次節の山形戦に繋がることに期待したい。

MOM

この試合のMOMは仙波大志としたい。

ここ数試合非常に調子の良さを見せており、戦術面でもフィットしてきたか…持ち前の技術力の高さを見せつけてくれている。

シャドーよりもボランチの方が良いのではないか?と以前書いたが、この内容であれば佐藤亮が復帰するまではシャドーでの起用となるだろう。

シャドーながらやや低めにポジションを取り、ボランチの脇で組み立てに関わりつつ、チャンスにはゴール前に顔を出す…という形がフィットしているように見える。

これは孤立がちだった1トップの河田篤秀にも良い影響を与えており、仙波がやや低い位置にいるために逆側の川本梨誉河田の近くでプレー。

結果として以前よりも2トップに近い形でプレーできているのが良いように見える。

攻撃面では「このくらいやってくれるだろう」という期待値が最初からあったが、良い意味で予想外だったのが守備対応。

これほど守備に走ってくれる選手だというイメージが無かっただけに、特に今節の攻守に大活躍は高く評価したい。

 

次に櫛引政敏瀬畠義成と目立つファインセーブの2人を挙げたい。

更には酒井崇一は守備面では完璧であったと言える。

酒井は…課題として攻撃時の足元の技術…特にパススピードがもう少し上がると更に右サイドが活性化するだろう。

 

最後に天笠泰輝の名前を挙げたい。

ある意味では仙波大志と同様に、ハイライトだけでは良さが見えないと思うが…天笠の運動量は素晴らしかった。

攻守にボックストゥボックスで顔を出し、セカンドボールを積極的に回収してくれたと言える。

更にミドルを枠に送って点が取れる選手になってくれれば…と言ったところか。

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