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【2024 J2第18節】ザスパ群馬 対 モンテディオ山形【レビュー】

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※ザスパ群馬ファンによる、ザスパ群馬贔屓のマッチレビューです。

 

第18節はホームでのモンテディオ山形戦。

前節はアウェーの秋田戦でついに連敗を止めることに成功しました。

先制を許したものの追いついてのドローというのは今後に期待感を持たせるのに十分だったのではないでしょうか?

とは言っても依然として課題は多く、更には残留のためには勝点3が必要な段階なのも事実です。

今節は前節で5試合勝ち無し(1分4敗)を止めた山形を迎えることになりますが、群馬の前節とは違い勝利しているのが大きく影響するかもしれません。

それでも山形を相手に必要なのは勝点3のみ…という状況でしょう。

 

今回はそんなモンテディオ山形戦をレビューします。

スタメン・フォーメーション

ザスパ群馬

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 21 櫛引政敏
DF 2 城和隼颯
24 酒井崇一
29 田頭亮太
50 菊地健太
MF 5 川上エドオジョン智慧
6 天笠泰輝
7 和田昌士
22 高橋勇利也
FW 8 髙澤優也
14 川本梨誉

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 42 石井僚
DF 3 大畑隆也
36 中塩大貴
MF 11 杉本竜士
33 細貝萌
FW 23 平松宗
40 佐川洸介

 

群馬は前節と同じ11人を起用。

ベンチメンバーを見ると佐川洸介が復帰したことで、玉城大志がベンチ外ということになった。

前節途中出場で同点弾をアシストした杉本竜士や、中塩大貴と菊地健太の縦関係の良さなどがあったが…この辺りは途中からのオプションとして敢えて変えなかった…となるか?

逆に前節あまり良さを見せられなかった和田昌士なども変えておらず、この辺りは監督を始めとするスタッフの考えが気になるところではある。

残り時間も少ない(もはやリミットを超えてしまったとも見れるかもしれないが)中、ある程度メンバーを固定してやることで皆無だった連携面の強化…などもあるかと思う。

この辺りは今節だけでなく、次節以降も含めてどうメンバーが変わるかというのは注目したいところだろう。

 

この試合でもキーマンとなるのは川本梨誉。

そして途中から前節同様の活躍を期待したい杉本竜士となる。

モンテディオ山形

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 1 後藤雅明
DF 2 吉田泰授
4 西村慧祐
5 安部崇士
19 岡本一真
MF 8 小西雄大
18 南秀仁
41 後藤優介
FW 10 氣田亮真
36 高橋潤哉
42 イサカ ゼイン

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 16 長谷川洸
DF 15 川井歩
MF 14 坂本亘基
20 松本凪生
25 國分伸太郎
37 杉山直宏
FW 9 有田稜

 

山形は前節から1枚を変更。

藤本佳希に代えて高橋潤哉を起用となった。

ベンチを見ると藤本がそのままベンチ外となったことで、有田稜がベンチ入りした以外に変更点は無い。

 

注目はイサカ ゼイン。

個の能力が高く突破力があるため、ここでサイドを押し込まれないようにしたいところ。

特にこちらのサイドは守備対応が上手いとは言えない川上エドオジョン智慧となるため、菊地健太や天笠泰輝と2人がかりで止める必要があるだろう。

逆の言い方をすれば、攻撃が得意なエドが押し込むことでイサカを押し下げることが出来れば…という形でもある。

逆サイドの氣田亮真に、トップ下の後藤優介もやっかいな選手となり…調子の良い時はこの4枚で4トップのような形となる。

 

昨シーズンまで所属していた岡本一真も気になる存在であり、昨シーズン終盤に怪我から復帰したものの…今シーズン開幕前に再び痛めているようで…5/12の水戸戦にて戦列復帰。

そこからこの群馬戦まで4試合全てに出場する形となったが、そういう形だけに連携面で不安があるだろうか?

対人守備は強い選手だが、それ以上に攻撃参加した時の能力の高さがやっかいな選手。

特にSBという後方から出てくる形となるため、誰が捉えるのかをミスすると手痛い失点につながる可能性も…。

試合経過

【0~15分】押し込んだ序盤

前半は群馬のキックオフでスタート。

キックオフから群馬が積極的に仕掛けると、最終的に右サイドで和田昌士がクロスまで持ち込む。

このクロスはブロックされてコースが変わったこともあり、直接キーパーに収まってしまう。

しかしこの後藤雅明のスローインに対し、素早い切り替えから奪い返すことに成功。

川本梨誉菊地健太和田昌士と右サイドのメンバーが絡み、最終的にコーナーキックを獲得することに成功する。

このコーナーキックはチャンスとはならなかったものの、積極的に良い試合の入りとなった。

 

この序盤を見ていると、山形は最前線の高橋潤哉が3CBを1人で見る形。

トップ下の後藤優介がアンカーの高橋勇利也を見る形を取っている。

大槻監督時代に比べると3CBの距離は広がったが、山形は1人で3CBに対応しているためもう少し広げても良いかと思う。

またパススピードももう少し上げ、3対1の数的優位を上手く使ってビルドアップしたいところだろう。

 

13分、山形のクロスは櫛引政敏がしっかりとキャッチ。

ここから川上エドオジョン智慧に向け長めのスローが送られカウンターのチャンスとなりかけるが、ここはイサカ ゼインが良い戻りを見せて遅らせる。

そのためエドは無理せず一度最終ラインに下げることを選択。

菊地健太から城和隼颯にパスを回すと、城和は逆サイドの右サイド裏にロングフィードを送り込む。

ここに田頭亮太が走り込んでおり、更にはその裏に抜け出した和田昌士にパスを付けると、和田は最終的に当ててコーナーを獲得する。

前節から引き続き、城和から良いロングフィードが出ているのは好ポイントだろう。

そもそも加入時にはフィード力のあるCBと紹介されていたように記憶している。

今シーズンは戦術的な狙いはあったと思うが…横パスに終始していたことが本当に悔やまれる。

【15~30分】裏を取られるシーンが続く

23分、群馬がコーナーキックのチャンスを得るが…田頭亮太のキックは直接キーパーに収まってしまう。

後藤雅明から西村慧祐に短く始めると、右サイドの岡本一真へ。

岡本からボランチの小西雄大に預けると、小西から一気に中央DF裏のスペースにロングフィードが送られる。

ここに氣田亮真が走り込んでいたが、斜め後ろからの難しいボールとなったためかコントロールできず。

ボールはそのまま櫛引政敏がキャッチして難を逃れる。

 

続く24分、菊地健太からの縦パスは川本梨誉に合わなかったのか…その先に抜け出していた髙澤優也に合わなかったのか…。

とにもかくにも合わずに安部崇士が回収。

安部から西村慧祐に繋ぐと、西村から一気にDF裏に長いボールが送られる。

ここに抜け出したのは後藤優介で、そのままダイレクトで左足を振り抜くと…このシュートがポスト直撃となる。

2つ続けてDFラインの裏を取られる形となり、どちらも得点が決まっていてもおかしくないシーンであった。

しかし言い換えればそれだけハイラインを構築できているわけで、今までのドン引きラインから考えると進歩とも言える。

ピンチは続いたが…これで怖がってラインを下げずに、ハイラインをキープしつつ的確なラインコントロールと、FW2枚がもう少し出し手にプレッシャーをかけることで対応したいところ。

 

27分、インサイドでボールを受けた岡本一真からイサカ ゼインに広げる。

イサカが縦に仕掛けてグラウンダーのクロスを送ると、これがブロックに入った川上エドオジョン智慧に少し当たったか?

ゴール前を横切りファーまで抜けていくが田頭亮太がクリアする。

このボールは南秀仁のところに飛び、ワントラップからシュートを打たれるがこれは枠の上に外れていく。

キーパーの手前で酒井崇一が頭で触っておりコーナーキックとなったが、これはしっかりとシュートコースに入っていた酒井のナイスブロック。

更には触れなかったものの、のトラップ後に一気に距離を詰めてスライディングでシュートブロックに入った高橋勇利也も褒めたいところ。

やはり事前の予想通り、イサカに対してエドでは守備対応に不安が残る…。

そのためチーム全体で上手くフォローして、エドの持ち味の攻撃力を活かす形を作りたい。

 

30分、氣田亮真が左サイドで縦に仕掛けてクロスを供給。

ここに後藤優介が入り込み、アウトサイドで流し込もうとするも…これは触れなかったか?

コースが変わっていれば1点ものとなり…完全にやられていたシーンと言える。

 

こうして序盤とは逆に、この時間は山形の時間となった。

しかし運にも助けられた部分はあったが、集中した守備対応も見せ決定機を防いで0で乗り切ることに成功する。

【30~45分】やや落ち着いた時間帯に

34分、左サイドでコーナーキックを得るとキッカーは田頭亮太

中央に送られたボールは高橋潤哉にクリアされてしまうも、こぼれ球を川上エドオジョン智慧がダイレクトで狙っていく。

低く抑えた良いシュートだったが後藤優介がブロック。

こぼれ球はエドが自ら回収し再び狙っていくが最初のコントロールがやや悪かったこともあり、キックはミートせずに上にふかしてしまう。

 

この後はお互いに決定的なチャンスシーンは作れず。

どちらも攻撃の形を作りつつも、お互いに中盤でしっかりとチャンスの芽を摘むという展開が続く。

ハイライト作成者泣かせの展開ではあるが、両チームともに主導権を握ろうと…また握らせまいと激しく中盤で戦う展開とも言える。

【45~60分】システムを変えた群馬

後半は山形のキックオフでスタート。

両チームともにハーフタイムでの交代は無くリスタートとなった。

この後半の入りを見るとどうやらシステムを変更した様子。

高橋勇利也の1アンカーだったものを、天笠泰輝とのダブルボランチに変更。

それにより和田昌士が高めの位置を取り、それに伴い全体が左側にスライドする。

言い換えると髙澤優也を頂点にした3-4-3となったように見える。(川本梨誉が左側シャドー)

 

49分、氣田亮真がドリブル突破で群馬DFを3人くらい引き連れてから後藤優介にパスを送る。

後藤がシュートまで持ち込むも、これは菊地健太がシュートコースに飛び込んでブロック。

こぼれ球を吉田泰授が回収しクロスだったか狙ったか?

これは櫛引政敏がポストギリギリに身体を付けてブロックを作ると、櫛引に当たったのちポストに当たり外れてコーナーキックとなる。

このコーナーキックを蹴るのは後藤優介

ニアに送られたボールは髙澤優也がクリアするが、こぼれ球を岡本一真が回収。

ワントラップから強烈なシュートを放つが、これは櫛引政敏がビッグセーブを見せる。

櫛引が大きく外に弾いたボールを後藤が再びクロスを上げに行くが、ここは田頭亮太がしっかりと足を出して上げさせず再びコーナーに。

岡本らしいと言えばらしいが…枠のギリギリをしっかりと捉えた強烈なシュートだった。

 

52分、山形が左サイドを攻めこんでから一度中央の小西雄大に。

小西から中央DF裏に浮き球が送られると、城和隼颯が被ってしまう形となりその裏で高橋潤哉が飛び込む。

しかし高橋には菊地健太がしっかりと身体を寄せていたこともあり、枠には飛ばさせずゴールキックとなる。

先ほどのシュートブロックと言い、今日の健太は身体を張れていて良い。

良い時と悪い時のムラがあるような気もするが…ここ最近は先発で使われることが続いており、田頭亮太と同じように急速に成長しているように見える。

逆に田頭は最近少し調子を落としているというか…佐藤亮がいないためか和田昌士との連携面がもう一息なのか…やや元気がないのが気になるところ。

【60~75分】PKのチャンスを得るも…

62分、左サイドでスローインを得ると菊地健太がロングスローを選択。

このスローインを髙澤優也がバックヘッドで後方に逸らすも…走り込んでいた高橋勇利也までは届かずその手前の高橋潤哉へ。

しかし高橋潤哉も目の前で逸らされている形となったため、トラップがコントロールしきれずボールは真上に高く上がる形に。

ここに死角から勇利也が入り込み先に足を伸ばしてボールを突くと、高橋潤哉はそれに気づいておらずクリアしようと足を振り抜いてしまい勇利也の足を蹴ってしまう。

これによりPKの判定となるが…この判定自体は同情の余地はあるものの仕方ないと言えるか。

山形の選手たちは抗議をしているものの、やはり見る限りではこの高橋潤哉のプレーに関してではなくその前のスローインに関して。

スローイン前からやや揉めていたが…岡本一真のクリアが川上エドオジョン智慧に当たっており山形ボールだったのではないか?という主張となっている。

映像を見る限りではややコースが変わっているようにも見え、エドに当たっているような気も…。

副審は群馬ボールで旗を上げているが、位置も遠く串刺しでもあり見づらい状態。

主審からは恐らく当たったかどうかの判定は無理な位置関係と言え…山形には申し訳ないがラッキーと言えるか。

 

64分、このPKは髙澤優也が蹴りに行く。

狙いすましてインサイドで左サイドを狙うも…狙い過ぎたか、後藤雅明に読み切られたのが影響したか…ポストを直撃。

丁寧なインサイドながらもボールの勢いは十分な良いシュートだっただけに、髙澤は自信を持って蹴ったのだろう。

それだけに尾を引かないように、早い段階でゴールという結果を残したいところか。

 

65分、群馬ベンチが先に動き、田頭亮太に代えて中塩大貴を投入。

これにより川上エドオジョン智慧が右サイドに移り田頭の位置に。

菊地健太が1つ上がってエドの位置に入り、中塩健太のいた左CBに入る。

前節も途中から中塩健太のラインとなっており、これが想像以上に機能していただけに残り25分も期待したいところ。

 

66分、吉田泰授から縦にロングボールが出されると、オンサイドで氣田亮真が抜け出す。

切り返しからのクロスには川上エドオジョン智慧が足を出してブロックするも、こぼれ球が中央に流れ…ダイレクトで南秀仁がミドルシュートを放つ。

しかしこのシュートには菊地健太が飛び込みブロック。

健太は自分のマークであるイサカ ゼインを捨てて、距離を詰めてシュートコースに飛び込むという良い判断を見せた。

いや…ホント今日の健太は勘が冴えていると言うか…素晴らしいシュートブロックを見せている。

 

71分には山形ベンチも動き、後藤優介に代えて有田稜を投入。

74分、再び群馬ベンチが動き川本梨誉に代えて平松宗和田昌士に代えて杉本竜士を投入する。

これにより両シャドーが代わり、右に平松、左に杉本が入ることになる。

【75~90分】再び降り始めた雨は味方せず

76分には再び山形ベンチが動き、イサカ ゼインに代えて杉山直宏氣田亮真に代えて坂本亘基を投入する。

試合前には雨が降っていたものの、試合中にはほぼ止んでいた状態だったが…80分頃から再び雨が降り始める。

そしてスコールとも言えるような強い雨に変わっていく。

 

85分には両チームが同じタイミングで最後の交代枠を使う。

まずは群馬が川上エドオジョン智慧に代えて大畑隆也髙澤優也に代えて佐川洸介を投入。

山形は南秀仁に代えて松本凪生高橋潤哉に代えて國分伸太郎を投入する。

 

89分、杉本竜士が守備で粘ったところから群馬がボール奪取に成功。

一気にカウンターを仕掛けると、天笠泰輝から佐川洸介へ。

佐川がドリブルで運ぶが、その後のタッチが長くなってしまいボールロスト…。

天笠が左サイドに流れていただけに、このタッチが短くコントロール出来ていれば左に広げて一気にチャンスとなっただけに勿体ないシーン。

 

93分、櫛引政敏からのロングボールを佐川洸介が競る。

これはセカンドが拾えなかったが、岡本一真の跳ね返しは杉山直宏が足を滑らせたこともあり…菊地健太が丁寧に頭で高橋勇利也に繋ぐ。

勇利也から佐川に横パスを付けると、佐川はこれを大きく逆の右サイドへ展開。

これを大畑隆也がワントラップからファーにクロスを送り込むと、勇利也が飛び込むが雨の影響もあったか…ヘディングは叩きつけ過ぎてしまい西村慧祐がブロックしてコーナーに。

これだけ強烈な雨が降っているとかなり視界は悪いのは事実だが…決定機とも言えるシーンだっただけに残念ではある。

ちなみにこのシーン、ボールはそこには入らなかったがニアに入った平松宗を相手した安部崇士のやり取りに注目してほしい。

大畑からダイレクトでクロスが上がると判断して、安部は下がるのを止めているのである。

これで完全に平松はオフサイドポジションとなり、ダイレクトで上がれば間違いなくオフサイド。

ワントラップしたことで時間が出来たが、その後のクロスの段階でもポジションを取り直した平松をオフサイドポジションに置き続けている。

更に言えばこの安部のオフサイドトラップに合わせて、その裏の西村もしっかりとラインを合わせようとしているのもポイント。

大畑はここまで見えていたのか…それとも最初からファーを狙っていたのかは不明だが、結果的にはファーに出したことでオフサイドにはならなかった。(トラップの前後でしっかりと中の様子を見ているようには見える)

山形のこの一連のやり取りは結果的に実らなかったわけだが、あの一瞬の間にこれだけの駆け引きが行われていたのはサッカーの醍醐味だろう。

 

94分、これで得たコーナーキックを杉本竜士がファーに送る。

互いに最後の力を振り絞るかのようにイーブンな空中戦となり、最終的にはキーパーの後藤雅明がキャッチしたことで試合は終了。

両車痛み分けという形となった。

ピックアップポイント

高橋勇利也のポジション

この試合も勝利はできなかったものの…水戸戦以来の8試合ぶりの無失点。

武藤体制になってから少しずつではあるが前進し、可能性を見せてきていると言える。

3CBの距離感の改善や、ロングボールの織り交ぜ、更には3-5-2へのシステムの変更と様々な改革を行っており結果も出始めているが…個人的に気になるポイントが高橋勇利也である。

 

勇利也は加入した2021年は4試合の出場は左サイドバックだったかと。

(確か大学時代にはCBでもプレーできる左サイドバックだったか)

2022年も出場機会は少なかったものの左サイドバックで起用され、昨シーズンにボランチにコンバート。

そこで可能性を感じさせるプレーを見せ、今シーズンも大槻監督も武藤監督もボランチで起用している。

個人的に中盤というポジションが向かないとは思っていないが…アンカーは向いていないと思うのだが…どうだろうか?

CBもできる選手と聞いたものの…4バックのCBでのプレーは群馬では見た事がなく、最近のアンカーでのプレーを見る限りでは守備力が足りていない印象がある。

球際の強さもそれ程では無いし、ややアフター気味のチャージでファールを取られるシーンが目立っている印象も。

1アンカーであればもっと守備専門のタイプ…群馬で言うと細貝萌のようなタイプを置くのが1つのパターン。

勇利也もどちらかと言えばそのタイプなのだろうが…)

もしくはフィード能力に優れた配球力の高い選手を置いて、両インサイドハーフに守備力を求めるかとなるだろう。

ということである程度守備力も期待でき、配球力も高い天笠泰輝とポジションを入れ替えた方が良いような気がするのである。

 

逆に勇利也の良いところはこの試合で言うとPKを獲得したシーンや、93分の大畑隆也のクロスに飛び込んだシーンなどの積極的な攻撃参加。

ダブルボランチになってからはこの積極的な攻撃参加で、後方から+1を作ることが出来ており持ち味を活かせていたように思う。

現行の3-5-2を継続するにしても、天笠と位置を入れ替えることでやや足りていない守備を軽減しつつ、持ち味の攻撃参加を活かせるように思うのである。

MOM

この試合のMOMは和田昌士としたい。

正直言って前節はなかなか酷かったと言え…この試合でも代えなかったことが試合前は気になった。

しかしチームとしてなのか、個人的になのか、しっかりと修正して今節では良い動きを見せてくれた。

決定的な仕事をしたわけではないのでハイライトを見る限りでは恐らく全く良さがわからないだろう。

だが出場した74分を通して見ると、攻守共に要所要所で良い形で顔を出していたのがわかる。

次節以降もこのまま好調を維持してほしいところ。

 

次に菊地健太の名前を挙げたい。

この試合では素晴らしいシュートブロックを連発していたのが印象深い。

守備では身体を張ったプレーを見せ、攻撃面ではPKに繋がったロングスローを始めとして効果的であった。

また前節の方が良かったが、途中からは中塩大貴を投入し1列上がることで持ち前の攻撃力を活かしており、これは非常に大きなオプションになりそうな予感。

 

あとは高橋勇利也の名前も挙げたい。

あらかたピックアップポイントで書いたように、どちらかと言えば良さが見えたのは攻撃面。

この攻撃参加を更に活かせるようにしたいところである。

最後のところは決めていればヒーローだっただけに…。

 

あとは川本梨誉の名前を挙げて終わりにしたい。

強引な仕掛けからロストするシーンも目立ち、もう少し周囲を有用に使いたいところだが…この積極的な前向きのベクトルはチームに足りなかったところ。

川本加入後の2試合は引き分けながらも結果が出ていると言え、今後もチームに前向きの矢印をもたらしていきたい。

髙澤優也との連携があまり見られない印象もあるので、この辺りが向上すると更に面白くなるのでは無いだろうか?

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