※ザスパクサツ群馬ファンによる、ザスパクサツ群馬贔屓のマッチレビューです。
第39節はアウェーでの水戸戦。
前節は藤枝を相手に5失点と…まさかの大量失点にて敗退。
5失点とは言っても先の3失点と後の2失点は分けて考える必要があるが…とは言っても成す術なく藤枝の術中にハマって3失点。
このショックを引きずることなく、今期いまだに連敗の無い記録を更新できるか?といったゲームになるでしょうか。
また今節は最後の北関東ダービーとなっており、ここを勝てれば恐らくどのチームも成し遂げていない「全勝制覇」ということになります。
今回はそんな水戸戦をレビューします。
Contents
スタメン・フォーメーション
水戸ホーリーホック
スターティングメンバー
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 28 | 山口瑠伊 |
DF | 19 | 村田航一 |
21 | 山田奈央 | |
22 | 長井一真 | |
24 | 松田佳大 | |
MF | 6 | 高岸憲伸 |
7 | 武田英寿 | |
14 | 小原基樹 | |
25 | 鵜木郁哉 | |
FW | 11 | 草野侑己 |
27 | ブワニカ啓太 |
ベンチ
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 33 | 春名竜聖 |
DF | 5 | 楠本卓海 |
13 | 成瀬竣平 | |
MF | 10 | 前田椋介 |
17 | 新里涼 | |
31 | 永長鷹虎 | |
FW | 23 | 寺沼星文 |
水戸は前節から5枚を変更。
大きくメンバーが変わったが、注目となるのはやはり前節の千葉戦で出場できなかったブワニカ啓太だろう。
千葉からのレンタルということで契約の関係で出場できなかったが、今節はスタメン起用。
8/18に加入し、その後の3試合は途中出場となっているが…それ以降は千葉戦を除きスタメンで起用されている。
他にも浦和の武田英寿、テクニックのある小原基樹などが怖い存在となるだろうか。
またベンチでは6月に川崎から加入した永長鷹虎などが注目選手となりそう。
ザスパクサツ群馬
スターティングメンバー
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 21 | 櫛引政敏 |
DF | 2 | 城和隼颯 |
19 | 岡本一真 | |
24 | 酒井崇一 | |
36 | 中塩大貴 | |
MF | 15 | 風間宏希 |
38 | 天笠泰輝 | |
FW | 7 | 川本梨誉 |
10 | 佐藤亮 | |
23 | 平松宗 | |
47 | 杉本竜士 |
ベンチ
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 42 | 石井僚 |
DF | 3 | 畑尾大翔 |
MF | 4 | 川上優樹 |
FW | 6 | 内田達也 |
9 | 北川柊斗 | |
13 | 武颯 | |
39 | 高木彰人 |
群馬は前節から3枚を変更。
川上エドオジョン智慧に代えて岡本一真、畑尾大翔に代えて酒井崇一、武颯に代えて川本梨誉が入る。
エドはベンチにも姿が見えず…前節終盤に足を痛そうにしていただけにその影響か?
今のところ発表は無いが怪我だとすると山中惇希、白石智之に続いて、個人で打開できる選手が軒並み離脱ということに…。
畑尾がベンチスタートとなったのは理由が不明だが…やはり前節は酒井のコンディションが今一つであり、更には間接的にではあるが5失点と守備が崩壊した責任となるだろうか。
ベンチを見ると川上優樹が戻ってきているが、恐らくこれはサイドアタッカーのバックアッパーがいないため…。
何もなければ残念ながら出番は無いだろう。
試合経過
【0~15分】水戸のハイプレスに苦しむ序盤
前半は群馬のキックオフでスタート。
メンバーが変わったこともあり前の立ち位置が気になるところだったが、どうやら川本梨誉が頂点に。
平松宗をシャドーに入れ、杉本竜士が左サイドとなっている様子。
3分、水戸が右サイドでコーナーキックを得るとキッカーは武田英寿。
山なりで高さのあるボールがファーに送られると、松田佳大が折り返すがこれは中塩大貴が足を延ばしてブロック。
しかしこのボールが高岸憲伸のところに落ちてミドルシュートを打たれるも…これも風間宏希が身体を張ってブロック。
こぼれ球は岡本一真が大きく蹴りだしてまずは灘を逃れる形に。
4分、ゴールキックからのリスタート。
いつも通り櫛引政敏がすぐ横の城和隼颯へ繋ぎ短く始める。
城和から中塩大貴に広げると、中塩がロングボールを蹴ろうとしたところに草野侑己が滑り込んでブロック。
こぼれ球を中塩が杉本竜士に繋ごうとアウトサイドで突くも、これはブワニカ啓太が読み切って足を延ばす。
このこぼれ球が草野に入ると、ドリブルでのカットインから左足でシュートを狙っていくが…これは櫛引政敏が正面でブロック。
こぼれたボールを酒井崇一がクリアするも短くなったが…これは岡本一真が回収してピンチを脱出。
前節から見られた自陣深くでのビルドアップでのミスがこの試合も出てしまった形に…。
この試合も序盤はかなり水戸が高い位置までプレスをかけてきており、やはりこういったハイプレスの相手には自陣深くでのビルドアップはリスキーである。
昨シーズンと比較すればかなり安定感のあるボール回しが出来ているものの、やはりJ2でも特別に技術が高い選手達というわけでもないため…こういったハイプレッシャー下でのミスは多くなりがちか。
11分、川本梨誉がDFラインの裏を狙うと、ここに中塩大貴からロングボールが送られる。
2人のDFに挟まれつつのプレーとなったこともあったか…川本のトラップはやや流れてボールはキーパーに回収されてしまう。
しかし水戸のハイライン、ハイプレスを打開する1つの方法として、こういった良い飛び出しとロングボールは効果的になるだろう。
これを続けて水戸のラインを下げたいところ。
【15~30分】水戸に先制を許すも徐々に群馬の時間を作り出す
17分、中盤の奪い合いで水戸が勝つとボールは小原基樹へ。
このルーズボールを奪いにきていた城和隼颯より一足早く回収すると、そのまま見事なワンタッチで城和をかわしてドリブルで突破していく。
中央には草野侑己、左にはブワニカ啓太、右には村田航一が上がり、対する群馬は酒井崇一と中塩大貴の2枚。
結果的に小原は自らシュートの選択をするが、必死に戻った城和が足に当て威力を削減。
枠からは外れたもののゴール方向に向かったボールは櫛引政敏が飛びついてコーナーキックにはせずに回収に成功する。
中塩が草野へのコースを消し、酒井が小原のシュートコースに入りつつもブワニカ啓太へのパスが出たら対応できる位置を取るという…セオリー通りではあるが見事な対応であった。
小原に右サイドを上がる村田が見えていたかは不明だが…なかなかここに通すのは難しいだろう。(だから中塩も捨てて草野に絞ったと思う)
しかし19分、右のワイドで村田航一がパスを引き出すと内側を上がる草野侑己に。
草野はダイレクトで右サイドに流れたブワニカ啓太にパスを送ると、ブワニカは切り返しから中央後方の武田英寿へパスを送る。
武田には素早く天笠泰輝が対応したため、武田はシュートを打たず更に横に流すと長井一真がワントラップから叩き込んで先制を許してしまう。
シュートブロックに滑り込んだ佐藤亮はやや間に合わず、その先でコースに入った酒井崇一の足の間を抜けるという…キーパーの櫛引政敏からすれば不運なシュートとなったが、見事な崩しであった。
長井のトラップが見事であり、左利きということもあるのだろうが…このトラップで左側に置くことで佐藤のシュートブロックが間に合わなくなったのが大きい。
24分、平松宗が左サイド裏のスペースに抜け出してパスを受ける。
これをフォローにきた杉本竜士に下げると、杉本は縦に仕掛けて左足でクロスをニアサイドに送る。
ここに川本梨誉が飛び込んで合わせるが、山口瑠伊が良い反応を見せシュートブロック。
杉本の良い仕掛けを久しぶりに見た気がするが…結果的にこの試合を通して最後まで杉本は良い仕掛けを続けてくれた。
28分、川本梨誉が下りてきてボールを引き出すと、良い粘りから右サイドの高い位置まで上がった岡本一真へ繋ぐ。
岡本から佐藤にボールを下げると、左足でのシュートフェイントから横の天笠泰輝へ。
天笠がミドルを狙うが、これはキーパーの正面にいってしまう。
このシーン、DAZNのハイライトは岡本のところからしか映っていないのだが…川本のボールを引き出す位置、更にはそこに右足アウトサイドでパスを付けた風間宏希のプレーが素晴らしい。
是非ともここからハイライトに編集してほしかった…。
29分、杉本竜士から中央の川本梨誉へのパスを武田英寿がインターセプト。
左側を上がる小原基樹にパスを送ると、一気にドリブルで突破を開始。
斜めに右側に切り込んで中央に運び、緩急でのシュートフェイントで酒井崇一を滑らせると更に右に運んでからシュートを放つ。
しかしこれは櫛引政敏がしっかりとセーブ。
シュートはキーパーのほぼ正面であり、触るだけならそれほど難しく無かったと思うが…こぼさずにキャッチしてしまう辺りがさすが櫛引である。
すぐ横には鵜木郁哉がおり、キャッチミスしていれば詰められていた可能性もあるし、弾いたボールが鵜木に当たってゴールへ…ということも考えられるシーンであった。
【30~45分】久々の流れの中からの得点
先制したこともあってかやや水戸のプレスの勢いが緩む。
さすがにハイプレスは90分続けられないものだが、それにしても重心が下がった印象が強い。
それもあり徐々に群馬がボールをしっかりと回せるようになり、群馬がペースを作っていく。
そしてコーナーキックとフリーキックのチャンスを迎えるも、これはどちらも活かせず。
やはり畑尾大翔がいないとセットプレーの迫力が足りない…。
41分、風間宏希から左サイドへ大きくサイドチェンジのボールが杉本竜士に送られる。
これを杉本が縦に仕掛け、抜き切らない状態でクロスを送ると佐藤亮が飛び込むが…わずかに早く山口瑠伊が手に当てる。
しかしこのこぼれ球を岡本一真が丁寧に狙って同点に追いつくことに成功。
まずは風間の目の覚めるようなサイドチェンジが見事であり、久しく風間のこういったプレーを見ていない気がするが…本来はこういったプレーが上手い選手である。
そして「縦に仕掛け」とは書いたものの、杉本の最後まで縦なのかカットインなのかわからない独特のリズムの仕掛け。
ニアに平松宗、ファーに佐藤亮としっかり枚数を揃えており、角度は少なかったものの思い切って狙った岡本のシュート。
素晴らしいゴールだった。
ゴール後の山口の表情が印象的だったが…クロスにはしっかり触れており、岡本のシュートも当てているだけに悔しさのある一発となっただろう。
45分、天笠泰輝が良いパスカットから1枚交わして大きく左に展開する。
ここで平松宗は収められずに跳ね返されるも、このボールを川本梨誉がダイレクトで左サイドに展開。
これは杉本竜士と意図が合わなかったか、杉本には合わなかったが…通っていれば面白い展開となっただろう。
また天笠がパスカットしたところから簡単に後方に下げずに、粘って1枚交わしたことでチャンスを作りかけたと言える。
合わずにチャンスとはならなかったが、こういったプレーは続けていきたいところ。
【45~60分】群馬の時間帯が続く
後半は水戸のキックオフでスタート。
両チームともにハーフタイムでの交代は無くリスタートとなった。
48分、櫛引政敏のキックがミスとなり鵜木郁哉からブワニカ啓太に繋がれる。
ブワニカはその場では打たせてもらえなかったものの、粘って粘ってシュートに持ち込みコーナーキックを獲得する。
櫛引のミスキック…ではあるが、狙いを持って…リスクを背負ってのビルドアップであり、プレスの打開を狙ってのパスではある。
やりたい事はわかるのだが…やはり少しリスクが高いようにも思う。(噛み合わないと前節のように…)
58分、水戸が先に動き高岸憲伸に代えて前田椋介、草野侑己に代えて新里涼を投入する。
60分には群馬も動き、杉本竜士に代えて北川柊斗を投入。
これで川本梨誉が左サイドに移り、川本のところに平松宗がスライド、北川が最前線に入ることに。
杉本は加入したばかりの頃のような素晴らしい仕掛けを続けてくれ、久々に素晴らしい輝きを見せてくれた。
交代は惜しいが…あれだけ仕掛けており体力面なども考慮しての交代だろうか。
62分、北川柊斗が3人に囲まれつつも佐藤亮にパスを送る。
佐藤のクロスに川本梨誉が飛び込むが、これはミートさせられず。
63分、北川柊斗のポストプレーから平松宗を経由して左サイドの川本梨誉へ。
すると右に持ち替え、距離はあったものの直接シュートを狙っていく。
川本らしいパンチがあり、キーパーの手前でバウンドさせる素晴らしいシュートとなり山口瑠伊もコーナーに逃れるので精いっぱい。
このコーナーキック、風間宏希がファーサイドに送ると中塩大貴が頭で折り返し、北川が飛び込むも…クロスバーを直撃。
こぼれ球は山口に回収されてしまう。
北川はここでしっかりと決めてヒーローになりたかったところだが…。
【60~75分】PKを自ら沈めて逆転
67分、水戸が2度目の交代を使い、村田航一に代えて成瀬竣平、鵜木郁哉に代えて永長鷹虎を投入する。
70分、中塩大貴から右サイドに斜めのロングボールが送られると、岡本一真が抜け出す。
縦にドリブルで運ぶと中央ややマイナスにグラウンダー気味のクロスを送り、ここに後方から川本梨誉が入り込みシュートを狙う。
しかしここで川本とブロックに入った武田英寿の足が接触し、これはPKの判定に。
お互いにボールには触れていないように見えるが…完全にシュートモーションに入っていた川本の軸足に武田の足が当たっておりPKは妥当な判断だろう。
72分、このPKを川本自ら蹴りに行く。
シュート前には笑顔も見られる…緊張しつつも適度なリラックス感を見せると、左側のポストを叩きつつゴールにねじ込むパワーショットを決めて逆転に成功。
インタビューによると「蹴った後の事を想像していた」と語っており、ゴールを決めてサポーターに向かって走っていく姿を想像したら笑みがこぼれたというところか。
プレッシャーのかかるPKではあったが、川本が強心臓ぶりを見せつけ逆転弾を叩き込む。
74分、水戸が最後の交代を使い武田英寿に代えて寺沼星文を投入。
当然寺沼は最前線に入ることになる。
【75~90分】危なげなく逃げ切る
76分、川本梨誉が仕掛けたことでファールを貰う。
左サイドの高い位置、良い位置からのフリーキックを蹴るのは佐藤亮。
中央で城和隼颯がドンピシャで合わせるも、これはわずかに枠の右側に外れてしまう…。
城和はこのセットプレーが決められるようになるのが今後の課題の1つだろう。
スタメンの座を掴んでから、いくつもセットプレーでチャンスを作っているものの…決めきるには至らず。
畑尾大翔が抜群に強いために、どうしても比較されてしまうことになっている。
しかし…合わせるところまでは行っているので、あとはヘディングの精度を上げていくだけとも言え今後の成長に期待したい。
81分、新里涼からのアウトサイドのパスを小原基樹が受けると、ループ気味のシュートを狙うが枠の上に。
今日はこの小原が躍動しているが…やはりこういったボールを持てる選手が1人いると個の力での打開が図れる。
82分、群馬が2度目の交代を使い、佐藤亮に代えて武颯、川本梨誉に代えて高木彰人を投入。
この前の段階で川本は足を攣ったのか…自ら×を出しているシーンも。
その後ヒーローインタビューを受けており、挨拶にも走って向かっているので足を攣っただけだと思うが…怪我では無いことを祈りたいところ。
これにより高木が右に、北川が左に、平松宗を最前線に武がシャドーに入る。
87分には群馬が最後の交代を使い、岡本一真に代えて畑尾大翔、風間宏希に代えて内田達也を投入。
畑尾を最終ラインに入れて5バックとして逃げ切りを狙う。
するとこのままピンチらしいピンチを迎えることなく、見事に逆転で北関東ダービーを制することとなった。
ピックアップポイント
北関東ダービー全勝
群馬サポからするとこの試合は42分の1ではなく、熱いダービーである。
一応簡単に説明すると、茨城県、栃木県、群馬県の北関東にホームタウンを置く3チームによるダービーである。
水戸が2000年にJ2に昇格しており、2005年に群馬が昇格。
これにより水戸と群馬の試合が「北関東ダービー」と呼ばれることに。
2009年に栃木が昇格したことで、3クラブでの戦いを「北関東ダービー」と呼ぶことになった。
途中の2016、2017年には栃木がJ3に…2018、2019は群馬がJ3所属となっていたために3チーム揃わず…となったことも。
「北関東にはもう1つ赤いチームがいるじゃないか」という声もあるだろうが…あそこはオリテンでありJ2に落ちてきたこともないため…仮に落ちてきたら4チームでの戦いになるだろうか?
いや、鹿〇なんていない…いいね?
(いつかはJ1でダービーをやりたいものだ)
前置きが長くなったが、この北関東ダービー…3チームでのダービーで全勝優勝は初めての快挙!
(2チームでは栃木のいなかった2017年に水戸が2戦2勝、群馬のいなかった2019年に水戸が2戦2勝している)
群馬はずっとダービーで勝てておらず…2021年に初優勝し、2023年の今年に2勝目となったわけだが全勝優勝というのは本当に素晴らしい。
2チームだった2016~2019年を除外すると、水戸が8勝、群馬が2勝、栃木が1勝と大きく水戸がリードしているわけだが…ここから群馬も巻き返していきたいところ。
当然3チームともにJ1昇格を目指しているわけではあるが、この3チームでのダービーを続けていきたいという想いも。
例えどこかがJ1に昇格や、J3に降格となったとしても…また同じカテゴリーの際にダービーとして盛り上がりたいものである。
更にはこのまま良いライバル関係を続けて、互いに切磋琢磨していけるチームであると良いと思っている。
(…が、鹿島とダービーしたいという想いも事実だ)
MOM
この試合のMOMは川本梨誉としたい。
川本はここしばらく調子の良さを見せていたが…前節は累積により出場停止に。
この出場停止で好調だったものが崩れる恐れがあったが…フタを開けて見ると更に絶好調でピッチに戻ってきてくれた。
決勝ゴールとなったPK及び、そのPKの獲得は当然高い評価となるだろうが、個人的にはそれ以外のプレーも素晴らしかったと思う。
まずは頂点で起点となりボールを引き出すプレーを見せており、効果的な裏抜けなどでラインを下げることにも貢献。
左サイドにポジションを移してからは、らしさのある仕掛けとシュートを見せてくれた。
PKでは強心臓ぶりが印象に残り、このゴールをきっかけに一皮剥けるんじゃないかという期待感が強い。
残り3節となり、レンタル中の選手であるため…来季がどうなるか不明だが、ここまで粘り強く使い続けただけにチームとしては完全移籍も見据えているのではないだろうか?
そして次に杉本竜士の名前を挙げたい。
ここしばらくは逆に勢いを失っていたものの、今節は見事なプレーを見せてくれた。
今までとの違い…というのは明確ではないが、個人的には周囲に広めのスペースがあった印象。
スペースが大きくあった方があの独特の仕掛けが活きるのだろうか?
山中惇希、白石智之、川上エドオジョン智慧とアタッカー離脱中なため、彼にかかる負担は大きいだろうが…今後も素晴らしい仕掛けを見たい。
最後に風間宏希の名前を挙げて終わりにしたい。
今シーズンは守備のタスクが重いように見え、攻撃面で違いを作り出すのに苦労している印象があった。
しかしこの試合では素晴らしいサイドチェンジのロングボールを供給しており、やっと本来の風間が帰ってきたと感じた。
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