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【2021 J2第32節】ギラヴァンツ北九州 対 ザスパクサツ群馬【レビュー】

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※ザスパクサツ群馬ファンによる、ザスパクサツ群馬贔屓のマッチレビューです。

前節は千葉を相手に0-1での敗戦。

なぜか相性の良い千葉ではあったが、今シーズンは2連敗と順位通りの強さを見せつけられた形に。

残留に向け今後も厳しい戦いが続くなか、今節はある意味直接のライバル対決ともなる北九州戦。

勝てば勝点で3を積み上げるに留まらない…いわゆる6ポイントマッチになる。

絶対残留のためにも、同じく残留争いをしているチームには負けられないところ。

そんな第32節、ギラヴァンツ北九州戦をレビューします。

スタメン・フォーメーション

※いつもはホームチームを左側にしますが、メインスタンドから見てこの位置取りで始まったので上記にします

ギラヴァンツ北九州

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 27 田中悠也
DF 6 岡村和哉
22 生駒仁
30 福森健太
32 永田拓也
MF 10 高橋大悟
13 前川大河
14 新垣貴之
16 西村恭史
17 針谷岳晃
FW 7 佐藤亮

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 1 吉丸絢梓
DF 5 村松航太
28 乾貴哉
MF 11 永野雄大
FW 18 富山貴光
19 平山駿
23 佐藤颯汰

 

北九州はCBに生駒仁が入り、ボランチに針谷岳晃が入るという前節から2枚代え。

注目は元ザスパ所属の永田拓也はもちろん、群馬キラーとなっている高橋大悟といったところ。

そしてベンチには、ザスパサポ的には乾弟と言う方が伝わりやすいか…乾貴哉が入る。

ザスパクサツ群馬

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 1 清水慶記
DF 3 畑尾大翔
5 藤井悠太
25 小島雅也
40 大武峻
MF 8 岩上祐三
11 田中稔也
16 久保田和音
41 中山雄登
FW 10 青木翔大
50 大前元紀

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 21 清水慶記
DF 24 光永祐也
MF 6 内田達也
15 金城ジャスティン俊樹
19 白石智之
27 奥村晃司
FW 9 北川柊斗

 

群馬は藤井悠太が怪我から復帰し、いきなりスタメンに。

システムは変えないと思われるので右サイドバックでの起用となるだろうか。

他には田中稔也と大前元紀がスタメンに復帰という形に。

伴い金城ジャスティン俊樹がベンチになり、高木彰人と進昂平がベンチ外ということになる。

高木は前節の負傷の影響が考えられるが…進がベンチ外というのは理解不能。

コンディションの問題か、練習中に怪我があったか…。

 

ベンチと言えば復帰した渡辺広大が今節はベンチ外となり、代わって白石智之と奥村晃司が久々にベンチ入りということに。

白石はハッキリ言ってなぜベンチ外だったのかわからない選手であり、今節はスーパーサブとしての活躍に期待したいところ。

奥村晃司は正直使いどころが難しいが、岩上が下がった前節のように…岩上の代わりができる選手は彼しかいない。

試合経過

開始早々流れを掴む群馬

前半は群馬のキックオフでスタート。

ここは北九州のホームだが、珍しくメインスタンド側から左側にアウェーの群馬、右側に北九州となっている。

コイントスの段階からこの配置だったので、大前元紀はボールを選択したものと思われる。

またDAZNの予想とは違い、北九州もどうやら4-4-2となりミラーゲームとなる。

 

3分、開始早々に藤井悠太がロングボールを蹴りに行った際に相手と当たりピッチに倒れこむシーンが…。

藤井は怪我による長期離脱からの復帰直後となるだけに心配だったが、どうやらプレーは続行可能な模様。

せっかくのスタメン起用なのに開始早々に負傷退場とならなくて良かった。

 

7分、右サイドを崩したところから一度中央右寄りにいた岩上祐三へ。

岩上は低めのクロスをゴール前に供給するも…これは惜しくも大前には合わず。

久保田和音がニアに、大前がファーに入り、合っていれば得点も期待できた非常に良い形となった。

 

13分には少し距離はあるものの、フリーキックから大前が低めのボールを大武峻に合わせる。

これは枠を捉えることができなかったが、セットプレーからの得点を狙えそうな雰囲気がある。

なぜだかはわからないが…いつも通り、ホームアウェー関係無く試合開始早々の調子が良い群馬は今日も変わらず。

キッカー大前はやはり大きな武器

16分には左サイドの久保田和音小島雅也の連携から、小島が抜け出しニアの大前元紀にグラウンダーのボールを供給。

しかしこれは手前で北九州DFにカットされてしまう…。

カットされてしまったが、大前の動き出しと言うかボールの引き出し方は相変わらず上手いし、小島もよく見ていた。

 

17分には左サイドからのコーナーキックを獲得し、ゴール前に上げるかと思ったがここはトリックプレーを見せる。

セカンドボールを拾う位置にいた岩上祐三に低く速いボールを送り、岩上がこれをダイレクトボレーで叩く。

これはミートせず枠は捉えられなかったものの、DFに当たり再びコーナーキックへ。

結果としては失敗だったものの、こういった裏をかくトリックプレーはザスパで久々に見た気がする。

 

続くコーナーキックは中央に上げ、後ろから入ってきた大武峻が足で合わせるがミートせず。

ゴール前で押し込もうとする群馬と必死にかき出そうとする北九州。

ファーにいた畑尾大翔のところにルーズボールが行き、これを胸トラップからボレーシュート!

しかしこれも北九州の必死の守りに合い再びコーナーに。

大武のところはなぜかスペースがぽっかりと空いていたな…。

そして畑尾は頭で打つかと思ったが、距離もあったことからか胸トラップから落とさずにボレーシュートを選択。

意外と言っちゃ失礼だが…畑尾って割と器用な選手なんだな…。

 

30分には前線で奪われたところからカウンターを浴びる。

小島雅也が戻り高橋大悟を遅らせたことで少し安心したのも束の間、裏に抜ける佐藤亮に素晴らしいパスが通ってしまう。

完全に決定機を迎えてしまうが、佐藤のトラップが少し跳ねたことでキーパーの清水慶記が一気に距離を詰めビッグセーブ。

このシーンは改めて触れたいと思う。

大きな大きな先制点!

34分には小島雅也が左サイドからクロスを供給。

これは合わなかったが、再び今度は右サイドから藤井悠太がクロスを上げる。

これも跳ね返されてしまうが、セカンドボールの処理を誤った高橋大悟を見逃さず小島が頭でボールを久保田和音に繋ぐ。

久保田は少しカットインし、その外を小島が回ることでDFと距離ができたか…久保田はそのままシュートを放つ。

少し威力が足りないかとも思ったがコースが素晴らしく、また見えなかったかタイミングが狂ったかキーパーの反応も少し悪かったこともありポスト横を抜けてゴールに吸い込まれる。

ゴール裏の映像が無かったのでなんとも言えないが…北九州はDFの枚数もいたことでキーパーはシュートの瞬間が見えなかった可能性が高そうである。

しかし久保田のシュートコースが素晴らしかったから入ったと言える。

余談だが…ベンチで喜ぶ内田達也奥村晃司の表情が良い!

チームの雰囲気は良さそうだ。

 

37分には中山雄登が中盤でパスカットし、そこから時間をかけずに一気に前線の大前元紀を狙う。

これは大前のトラップのところでクリアされるが…抜ければチャンスだった。

ここ数試合、中山が良い縦パスを供給しているシーンが増えてきている印象がある。

 

41分にも相手のパスをカットしたところからショートカウンターを発動させ、中央で大前が溜めたところから右を上がる田中稔也を使う。

稔也のクロスはゴール前に入り込んだ青木翔大には合わなかったが、手数をかけずに早い攻めとしては理想の形。

 

終了間際の46分にはピンチを迎えるが、群馬の左サイドを抜けた佐藤亮はシュートを打ち切れず、カットインして前川大河を使う。

前川がミドルシュートを狙うが捉えきれずに、このボールはキーパーが難なくセーブするが…形としては危ないシーンだった。

攻撃は作るも遠い追加点

後半は北九州のキックオフでスタート。

両チームともに交代は無いようである。

 

45分には左サイドに流れた大前元紀を起点にパスを回し、一度岩上祐三に下げたところで前に大きなスペースがあったこともありミドルシュートを選択。

これはクロスバーをわずかに超えてしまうが、非常に良いシュートだった。

キーパーも触らなかったようだが、少し触ってコーナーか?とも思うレベルの惜しいシュート。

このくらい良いシュートが打てると、ミドルシュートはかなり有効になるのだが…。

 

50分、岩上が中盤で奪われたところからショートカウンターを食らいそうになるが、ここはすかさず中山雄登が良いスライディングで止める。

今日の中山は攻守ともに中盤のフィルターとして本当に効いている。

このこぼれ球を戻った岩上大武峻に戻し、大武は右サイドを上がる田中稔也まで一気に正確なフィードを通す。

稔也が右サイドをドリブルで駆け上がるところで、青木翔大はニアに、それを見た久保田和音が中央に入り込む。

そしてそれを少し後ろから見ていた大前元紀はファーに流れ、3枚がゴール前に!

稔也のクロスは中央の久保田だったと思われるが、久保田も競り合った福森健太も触れずにファーに。

ドフリーで走りこんだ大前が左足でダイレクトでシュートを放つも…これが枠をわずかに超えてしまう。

今シーズン大前のこのようなシーンを何度見たか…。

ここで追加点を取れなかったことが後々まで響くことになってしまう。

 

60分には北九州も決定的なチャンスが生まれ、良い縦パスが前川大河に入る。

良いトラップから良いターンを見せシュートまで持ち込むが、畑尾大翔が必死のブロックでコーナーへ。

このコーナーでもこぼれ球を西村恭史に打たれるがシュートは枠の外に。

徐々に北九州に流れが移っている印象。

流れを持っていかれ同点に追いつかれる

大前元紀のシュートが外れた後くらいから徐々に北九州に流れが移り、60分にはピンチを迎えたこともあり…そろそろ交代カードで流れを取り戻したいところかなと思った61分のことだった。

群馬右サイドからのスローインでのリスタートで、縦に抜け出した永田拓也に深い位置からクロスを上げられてしまう。

このクロスがニアに詰める佐藤亮畑尾大翔の頭を超え、ファーに詰めこんだ高橋大悟に決められてしまう。

ファーには小島雅也がいたのだが…これ小島は入り込む高橋に気付いてなかったんじゃないかな。

ボールウォッチャーになっていたのも原因だが、声掛けで防げるシーン。

失点後の大武峻のリアクションでもわかるが…正直本当につまらない失点シーンである。

そういえばこういった当たり前の声掛けとかができていない、と言ってたのが加入した直後の大武だったような…。

 

69分には同じく群馬右サイドを攻略され、中央の西村恭史にロングシュートを打たれる。

これまた非常に良いシュートだったが、清水慶記がブロック。

弾いたボールも詰められるがこれは枠を大きく外れて助かる形に。

後からドヤ顔するのは非常に簡単でありフェアではないが…やはり60分頃にはカードを切っておくべきだったのでは?

 

72分にやっと最初の交代枠を使い、久保田和音に代えて内田達也を、青木翔大に代えて北川柊斗を投入。

北川は久しぶりの出番となり是非とも暴れてほしいところ。

そしてボランチ3枚にして形をどう変えるかと思ったが、どうやら久保田のいた左サイドに中山雄登が入るようである。

中山は熊本時代には左サイドハーフで主にプレーしており、自分としても岩上を外に出すよりも良いと思っていたが…今日の中山は本当にフィルターとして効いている。

中央から外したことで穴が開かなければいいが…。

 

75分には北九州も最初の交代枠を使い、佐藤亮に代えて富山貴光を投入。

この辺りでやっと気付いた自分もまだまだだと思わされたが…今日の藤井起用は永田対策だったか。

最近右SBで重用されているのはジャスティンだが、彼は本職ではないため守備面で気になるシーンが多い。

クロスが武器ではあるが縦に突破できる選手でもないので、永田を自陣に押し込めておくことも難しいだろう。

となると、CBもできるように守備力のある藤井の起用となった…のではないだろうか?

ザスパキラー高橋と最後の猛攻

80分には中山雄登が足を攣ったようで倒れこむ。

足を攣っただけかと思ったが…担架を要請しておりそのままピッチの外に。

そしてそのまま白石智之と交代となってしまう。

白石が既に準備していたから…なだけだとは思うが、ちょっと気になる交代の仕方なので怪我が無いことを祈りたい。

 

82分には入った早々の白石が左サイドからグラウンダーのクロスを供給。

田中稔也が後ろの内田達也に落とすも…少し足元に入り過ぎたがシュートは力なくキーパーへ。

内田としてはもう少し自身の右側に流してくれれば、走りながら右足で打ちやすかっただろうが…。

 

直後の83分、前線で大前元紀が失ったところからカウンターを浴びる。

前川大河が群馬右サイドをドリブル突破し、中に詰めるは3人!

対する群馬は3枚と数的不利を作られ、ファーに詰めこんだ高橋大悟をフリーで使われる。

高橋のトラップが少し流れて利き足ではない右足で打つことになったことが幸いしたか、シュートを枠を逸れて助かることに。

最初に見た時は小島雅也の対応が気になったが、改めて見ると…これは仕方ないな。

藤井悠太が必死に戻ってはいるものの、数的不利な時点でこの対応になるのは仕方ないだろう。

仕方ないと言うか、対応としてはこれが正解であろう。

 

84分に北九州が2回目の交代となり、永田拓也に代えて乾貴哉を、西村恭史に代えて永野雄大を投入。

直後の85分、小島雅也のパスミスからカウンターとなり、運んだのは針谷岳晃かな?

針谷は群馬左サイドを上がる高橋大悟を使い、高橋は2度目は外さなかった…。

群馬キラーとも言えるこの選手、先ほどとは違い少し距離もあったことで左足で打ちやすかったことも良かっただろうが…。

しかしマーカーである小島雅也の対応の悪さが気になるところだが…その前の針谷のところも内田達也がもう少し当たるべきだったろう。

これも後から振り返りたい。

 

負けられない群馬は88分に最後の交代を使い、藤井悠太に代えて金城ジャスティン俊樹を投入。

ワンプレー挟んで北九州も最後の交代を使い、前川大河に代えて村松航太を、新垣貴之に代えて佐藤颯汰を投入。

 

あとの無い群馬はパワープレーを続けており、大武峻は前線に残ったままとなっている。

93分には自陣から岩上祐三のロングボールが左サイドの白石智之へ。

白石が仕掛けファーにクロスを供給し、これに後ろから飛び込んだ畑尾大翔が頭で合わせ待望の同点弾を叩き込む。

やはりこうやってサイドで勝負ができる選手の存在は大きい!

ハッキリ言って白石が冷遇されている理由が自分にはわからないが…監督・コーチとしては何か思うところがあるのだろう…。

しかしそれでもそれ以上に途中出場ながら結果を出し続けていると思うのだが…。

スタメンで使えとは言わないが、途中から個の力で勝負できる選手は他にいないんじゃないだろうか?

 

群馬はこの後も逆転を狙い最後まで猛攻を続けるも…再びゴールを割ることはできずにタイムアップ。

残留争いの直接対決とも言えるこの試合は、勝点1を分け合う形になった。

試合終了後の高橋大悟の涙が印象的だったが、彼のミスから失点し、彼の2ゴールで逆転しと…彼が主役の試合だったと言えるだろう。

ピックアップポイント

30分 なぜ佐藤亮はフリーだったのか?

まず針谷から前川に良い縦パスが入り、前川が運んで高橋にパスを出す瞬間の立ち位置がこちら。

 

実際はこれほど移動していないが、佐藤は群馬の中央から少し右サイドのスペースを使おうと動き出している。

縦パスを消すために大武が良いポジションに立っているので、前川は群馬左サイドを駆け上がる高橋を選択。

しかしパスが少しマイナスになったことで高橋のスピードが落ち、小島の帰陣が間に合う。

このタイミングでオフサイドラインギリギリを抜け出そうとする佐藤に入っていればかなり危なかった。

 

佐藤に出せなかったこともあり、高橋はカットイン。

そしてミドルを狙うそぶりを見せつつ、動き出し直した佐藤にパスを送るシーンがこちら。

 

高橋が時間がかかったことで藤井の帰陣が間に合うのだが、恐らく右サイドを駆け上がってくる新垣が目に入ったハズである。

同様に入りこんだ前川がいるが、高橋が時間がかかったことで速度を落としておりここは大武がケアできる。

藤井自身、右サイドバックであり本来の自分のポジションである新垣へのパスが気になっただろう。

そして高橋がミドルシュートを打った場合、セオリー的にはファーに蹴ることになりキーパーの清水が取れない場合は新垣に詰められることになる。

この対応も考え、少し右サイドにポジションを取り直したものと思われる。

それを見たのか、単に左に抜けてボールが来なかった後の動き直しで右に動いたか…結果的には佐藤がフリーでボールを受けることになった。

 

では誰が佐藤を見るべきだったのか?

個人的には藤井の対応は正しいと思う。

上記を考えれば右サイドを上がる選手のケアは考えなければいけない。

強いて言うならば帰陣した勢いで下がり過ぎ、オフサイドラインが自分となり2mは下げてしまったことだけがマイナス点だろう。

 

大武前川をケアするためにはこの位置になるだろう。

となると、結果論ではあるが高橋の縦への突破が無くなり、小島岩上と2枚が当たれたことでフリーとなった畑尾が自身の裏をケアするべきだったのではないだろうか?

とは言え裏に佐藤が抜けたのは気付いているだろうが、藤井が2mも後ろにいるとは思っていないだろうし右サイドを上がる新垣まで見えていたとは思えない。

畑尾としてはオフサイドラインも考えての位置取りだった気もする。

事実、畑尾大武のラインはこの時でも揃っていた。

 

結果、誰のミスと言うものではなくそれぞれ小さな綻びが重なり大きなピンチとなった…となるだろうか?

しかし清水のビッグセーブはもちろん、清水が飛び出したのを確認するや自分はシュートコースにスライディングで飛び込むという藤井のその後の対応も見事だった。

85分 小島の対応と内田の対応を振り返る

続いて85分、逆転されたシーンを振り返りたい。

小島のヘディングが相手に渡り、針谷がボールを運びはじめたシーンの立ち位置がこちら。

群馬の右サイドを前川が上がり、富山は中央にスライドして、その裏のスペースを高橋が狙うという形になる。

 

この時に、自分のパスミスから失った事、ボールホルダーに一番近かったことから小島針谷に行きかける。

だが、高橋が上がってきたことでそちらの対応に切り替えたものと思われる。

そして針谷にフリーで運ばれ、パスを出した瞬間がこちら。

 

藤井が戻ってきているとは言え、間に合っているとは言い難く…そのため大武前川にパスが通った際に対応できる位置を取っている。

富山が中に入ったことで畑尾もマークのために中に。

そして富山が作ったスペースに高橋が走り込み、結果として小島に走り勝ったと言える。

 

パッと見るとこれは内田がボールホルダーである針谷にもう少しプレッシャーをかければ良いだけの話であり、結果論としてはその通りの結果になるのだが…。

では内田はなぜあの位置取りだったのか?

恐らく前川が群馬の右サイドを上がっているため、ここへのパスコースを消すための位置取りと思われる。

そして富山に入った場合には畑尾と挟み込むことが可能である。

更に言うと、上記図には書き忘れたが針谷よりやや後方、群馬の右サイドに新垣がダッシュで上がってきている。

新垣への横パスが出た時のことも考え、ボールに寄せきれなかったのだろう。

 

内田という選手の持ち味はポジショニングの良さであり、フラフラと浮いているように見えるがパスコースをしっかり消す嫌な位置に立っているのが特徴。

逆にガツンとボールに寄せる守備はあまり無く、相手から奪う守備ではなくボールを出させないタイプの守備を得意とする選手である。

結果として今回のケースは寄せておくべきだっただろうが、必ずしもボールに当たらない守備が悪いわけではない。

どちらかと言えばこの試合に関しては、小島が裏を取られるシーンの方が目立った。

だがこのシーンは小島としても内田が当たらなかったことで、針谷の対応を自分がするべきか悩んで戻るスピードが遅れたのかもしれない。

MOM

この試合のMOMは畑尾大翔…と言いたいが、個人的には中山雄登としたい。

ボランチとしてプレーしていた時には本当に攻守に効いていたが、特に守備時に良いパスカットを見せるシーンが目立った。

そして最近は良い縦パスを送るシーンも増えているのも高ポイント。

岩上祐三がチームの心臓と言える以上、中山に求められるのはどちらかと言うと守備面だろうが…最近は攻撃面でも良いパスが増えている。

 

細貝萌がいつから試合に出れるコンディションになるのか、果たしてJ2で通用するのか…という不安はあるが、細貝がスタメンに入れば弾き出されるのは中山になるだろう。

それも刺激になってか細貝加入後は素晴らしい働きを見せていると思う。

もしくは練習で細貝に学ぶポイントがあったのか…。

 

元々運動量は多く、小柄な割に比較的対人の守備が強かった印象があるが…今日はポジショニングセンスの良さが光ったかなと。

どちらかと言うとこういったポジションで守備をするのは内田の方なのだが、そのお株を奪うかのような守備だったと思う。

大前が戻ってきたことで選択肢は増えるだろうが、攻撃の組み立ての中心となるのはやはり岩上だろう。

となると、中山が今日のような守備を見せられると岩上の守備負担は相当減り、攻撃により専念できるように。

この試合は非常にこのダブルボランチの組み合わせは良かったように見えた。

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