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【2022 J2第9節】いわてグルージャ盛岡 対 ザスパクサツ群馬【レビュー】

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※ザスパクサツ群馬ファンによる、ザスパクサツ群馬贔屓のマッチレビューです。

前節は北関東ダービーとして水戸ホーリーホックを相手に、PKで追いつかれつつも再び勝ち越しに成功するという試合でした。

その前2試合で3失点と崩壊した守備もこのPKの1失点のみと持ち直し、攻撃面は2ゴールと継続できたのが大きなポイントでしたね。

今シーズン初の連勝を狙う今節はJ3からの昇格組である岩手。

ホームではまだ勝ちがないものの、ここまで初のJ2とは思えない良い結果を残しているだけに油断できない相手との一戦。

しかしここで連勝して波に乗れると、群馬にとっては大きな飛躍になりそうな第9節をレビューします。

スタメン・フォーメーション

いわてグルージャ盛岡

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 41 野澤大志ブランドン
DF 4 牟田雄祐
6 甲斐健太郎
36 小野田将人
MF 15 加々美登生
17 中村太亮
28 増田隼司
33 弓削翼
FW 11 ブレンネル
13 色摩雄貴
45 和田昌士

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 19 松山健太
DF 37 深川大輔
MF 14 小松駿太
26 ビスマルク
FW 22 奥山洋平
42 桐蒼太
46 中村充孝

 

J2初挑戦となった岩手は前節から2枚を変更。

注目となるのはやはり最前線のブレンネルだろうか。

そして就任3シーズン目となる秋田豊監督も気になるところ。

更には今節のスタメンに弓削翼が入り、ベンチには深川大輔と桐蒼太と大卒ルーキーが3人というのも気になるところである。

ザスパクサツ群馬

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 21 櫛引政敏
DF 2 城和隼颯
3 畑尾大翔
4 川上優樹
25 小島雅也
MF 8 岩上祐三
10 田中稔也
15 風間宏希
38 天笠泰輝
FW 7 加藤潤也
11 深堀隼平

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 44 山田晃士
DF 32 渡辺広大
MF 6 内田達也
17 山中惇希
27 奥村晃司
FW 9 北川柊斗
23 平松宗

 

対する群馬も前節から2枚を変更。

右サイドを田中稔也に戻し、川上優樹が今季初のスタメンとなった。

ベンチまで見ると変更は無く、メンバーが固定されつつあるのが気にはなるが…怪我人も多そうなので仕方ないところ。

川上の起用はセットプレーに強い岩手に対して、高さ対策となるのだろうか?

また川上が入ることで、最近試合終盤に使っている3バックを最初から使うという可能性もありそうである。

試合経過

決定機を決めきれず

前半は群馬のキックオフでスタート。

小島雅也が右サイドにいるので、どうやらこの試合はスタートから3バックとなる様子。

これまでの試合の終盤で見せていたように、攻撃時には3-4-2-1となり守備時には5-4-1となると思われる。

対して岩手はフォーメーション図では群馬と同じ3-4-2-1にしたが、和田昌士が下りていくシーンが目立ち3-5-2とも言えるかもしれない。

また守備の際には完全に前が2枚なので、やはり3-5-2の方が表現としては正しいだろうか。

 

序盤は群馬の積極的な展開が目立ち、5分までにコーナーキックを3本獲得。

どれもチャンスとまでは言えないものの…良い感じで攻撃が作れていると言える。

しかし徐々に流れが悪くなり、最終ラインでボールは持てるものの…岩手のセットした守備網を崩せず、そこから前に出せないという展開に変わっていく。

 

11分、群馬左サイドで加々美登生和田昌士のワンツーから加々美が抜け出す。

そしてDFラインの裏に抜ける色摩雄貴にスルーパスを通すも、これはオフサイド。

3バックのラインも揃っており、完全にオフサイドポジションに置いているということで、決定的なピンチに見えつつもしっかり対応ができていると言える。

笛がなった後に色摩がシュートを打ち、それが櫛引政敏に当たったということもあり…櫛引が感情的になって詰めるシーンもあったが、守護神としてはこのくらいの気持ちの強さは頼もしいところ。

 

15分、センターライン辺りから岩上祐三が一気にDFラインの裏に抜ける深堀隼平にパスを通す。

少し長いかとも思ったがバックスピンが効いており、バウンドと共に勢いを落としたボールを深堀がワンタッチで飛び出したキーパーの上をループで狙う。

残念ながらこのシュートは枠を超えてしまったものの、深堀らしい良い飛び出しからのチャンスだった。

またこのシーンは岩手のDFライン、小野田将人中村太亮が少し下がっておりラインのズレがあったところで深堀が裏にパスを要求していたのがポイント。

ラインのギャップを突いた見事な動き出しと、ピンポイントでそこに合わせた岩上のパスがさすがと言える。

出しどころが無い?バックパスが増える中盤戦

17分、群馬の左サイドで天笠泰輝城和隼颯が挟み込んでボール奪取に成功。

しかしその後に城和がボールを踏んでしまう形になり、バランスを崩したところで色摩雄貴に奪い返されてしまう。

フォローに入った天笠の股を抜く形でゴール前に運び、マイナスの折り返しを和田昌士に預け、和田がシュートを放つがこれは枠を捉えられず。

和田にボールが入った際に、岩上祐三川上優樹が一気に距離を詰めてシュートコースにブロックに入ったのが印象的。

シュートが枠にいくコースであっても、恐らくどちらかの体に当たっていただろう。

城和のミスから…という頂けない形でピンチは迎えたものの、その後の対応は全員集中しておりこの試合も堅守が期待できそうな予感。

 

23分、増田隼司から中村太亮に縦パスが入り、それをワンツーで受け直し左サイドを突破。

ゴールラインギリギリからのクロスはブレンネルがミートできずも、こぼれ球を回収し最後は中村太亮がシュート。

非常に危ないシーンだったが、DFの寄せもあってか枠を捉えることができずに群馬としては救われた形に。

 

26分には右サイドの牟田雄祐から、裏に抜け出したブレンネルに長いボールが入る。

これはDFラインのコントロールに成功しており、オフサイドを取ることに成功。

最終ラインはしっかりと集中して守れているが…この試合もビルドアップに苦しんでおり、奪ったボールが繋がらずに簡単に失うシーンが目立つ。

余談だがオフサイドとなったブレンネルのシュートは櫛引政敏がしっかりとセーブ。

オフサイドであり仮にゴールに入っていてもノーゴールではあるが、これを決められるのとセーブするのではメンタル面が大きく違ってくるというのが個人的な意見。

決めていれば次も入るという気になるし、止めていれば次も止められるという気になり、サッカーはメンタルが大きく影響すると思っている。

耐える前半 決定的なピンチ

序盤こそ良い形を作ってコーナーを3本奪ったものの…そこからは岩手も修正し、むしろ岩手の時間が続くという苦しい展開に。

岩手は基本的にFWがハーフライン辺りでセットし、それ以上にはプレッシャーはかけてこないスタイル。

群馬のCB陣としては落ち着いてボールが持てるはずだが、前線の動き出しが悪いのか…出せないのか、短いパスを繋いではバックパスで戻ってくるというシーンが目立つ。

深堀隼平は常に裏を狙っているので、上手くそこに長いボールが出せれば…。

もしくはWBやボランチ、両シャドーが連携してダイレクトのワンツーなどで一気にサイドを突破するなど…少し工夫がほしいところ。

 

33分にはボールを失ったところから、岩手の速攻を浴びる。

和田昌士から一気に群馬左サイドを駆け上がる加々美登生にパスが通ってしまう。

ここは城和隼颯がしっかりと対応し一度戻させることに成功するが、受けた牟田雄祐からファーへクロスが送られ、飛び込んだのは増田隼司

このヘッドはドンピシャで完全にやられたシーンではあったが、なんとポストに直撃し跳ね返るというラッキー。

こぼれ球を和田が詰めるも、ここは畑尾大翔が決死のスライディングでブロックしコーナーへ逃れる。

どうやらこちらのゴールポストは群馬の選手だったらしい。

 

なかなか攻撃の形が作れない群馬ではあるが、36分には畑尾大翔からロングボールが裏に抜け出した深堀隼平に。

これは深堀の手前でDFに頭でクリアされてコーナーとなるが、こういったシーンを増やしていきたいところ。

CBはそれほどプレスを受けずにボールが持てているので、FWの動きに合わせて良いロングボールを供給していればDFラインが下がって中盤にスペースもできてくるだろう。

何にせよあまり上手くいっていない前半のため、選手交代を含めてハーフタイムでなんらかの修正が必要となる。

ハーフタイムの修正力

後半は岩手のキックオフでスタート。

このハーフタイムで岩手に交代があり、色摩雄貴に代えて桐蒼太を投入。

色摩は特に悪くはなかったと思うが…この交代の意図はなんだろうな…。

と思っていたがどうやら試合後の秋田豊監督のインタビューによると、色摩は怪我により交代したようである。

対する群馬は交代無しということで、大槻監督は今いる選手に指示を与えて後半に向けて修正ということに。

 

45分、小島雅也の早いスローインでのリスタートは田中稔也が失うも…このボールを再び回収に成功し岩上祐三がミドルシュートを放つ。

キーパーの正面となったものの、後半開始早々に1本シュートが打てたのは大きいだろう。

これでリズムも変わってくると良いが…。

 

49分には岩上祐三がフリーキックをゴール前に送る。

これはクリアされるが、再び回収し川上優樹風間宏希のワンツーで右サイドを突破。

川上がゴール前にクロスを送り、畑尾大翔が飛び込むも…これはコーナーキックに。

良い形で右サイドを破り、更には川上のクロスも非常に良かったし、畑尾の飛び込みも良かっただけに…惜しいシーン。

失礼ながら、川上ってこんな良いクロス蹴れるんだと思った次第であり、今日は右CBではあるものの…今までの右SBというのは本当にアリだなと思わされる。

このコーナーキックは風間が蹴り、畑尾が頭でドンピシャで合わせるも…わずかに枠の上に。

2本続けて畑尾の惜しいシーンがあり、ここで決めておきたかったところ。

 

しかし…何がどう変わったか…という感じでもないのに、後半はしっかりと修正して攻撃のチャンスを作り出している。

川上優樹を筆頭に、少しワイドに使おうという意識が見える気がするが…いったいどんな指示をハーフタイムで出したのか?

本当に大槻監督とコーチ陣のハーフタイムでの修正力は素晴らしいの一言。

守護神君臨

60分、群馬が最初の交代を使い田中稔也に代えて内田達也を投入。

風間宏希を右のシャドーに移して、中央に内田が入るかなと思っていたが…確かに立ち位置としてはその通り。

しかし風間は高い位置を取らずに中盤でビルドアップに参加し、それに伴いワイドが高い位置を取るという形に。

3ボランチの3-3-4とでも言うのだろうか?ちょっと不思議なフォーメーションである。

 

64分後ろから繋ぎ、川上優樹から縦に少し長めのボールを小島雅也に入れる。

小島は頭で内側に流すように落とし、走りこんだ加藤潤也がワンタッチで裏抜けする深堀隼平に送る。

深堀もダイレクトでシュートするも、これは野澤大志ブランドンのセーブに合いコーナーキックへ。

しかし今シーズンの驚きは川上のキック精度が良いこと。

これも高い位置を取っていた小島に対して良いボールを送っており、正直言って良い意味で予想を裏切られる活躍が続いている。

(守備が良い事は以前のシーズンからわかっていたが、これほど攻撃面が良いとは思っていなかった)

 

68分には岩手も動き、なんとここで一気に3枚代え。

加々美登生に代えてビスマルク弓削翼に代えて小松駿太和田昌士に代えて中村充孝を投入。

その2分後の70分、この交代を受けてか群馬も再び動き深堀隼平に代えて平松宗天笠泰輝に代えて山中惇希を投入。

 

72分、岩上祐三のトラップミスで奪われたところからカウンターを浴びる。

小野田将人から前線に柔らかいボールが入り、これを桐蒼太がワンタッチで外に落とす。

これを受けた中村充孝が左サイドを突破し、更にはブレンネルとのワンツーからクロスをゴール前に。

ここに大外からビスマルクが飛び込むが、このシュートは櫛引政敏がビッグセーブ。

こぼれ球を桐蒼太に詰められるも、これも櫛引がスーパーセーブを見せる。

スピードを持って後ろから入ってきたビスマルクだけに、立ち位置は悪くなかったものの…山中惇希が遅れる形に。

そしてそのシュートに対して、城和隼颯がボールウォッチャーになってしまったことでに詰められる形になってしまった。

山中城和も対応が悪いと言えばその通りなのだが…これはなかなか防ぐのが難しいのも事実であり、個人的には仕方ない範疇かと。

櫛引がチームを救うファインセーブを見せたことで、前半のポストに続いて2点守れた形になった。

直後の73分には左45度の、ペナルティエリアすぐ外からブレンネルが強引にシュートまで持ち込むも…これも櫛引がファインセーブを見せてコーナーへ。

実に3本のシュートを続けてシャットアウトしてみせたという…まさに鬼神のごとき働きを守護神が見せてくれた。

華麗なるカウンター

77分には岩手のコーナーキックが続くが、これはかろうじて守り切ることに成功。

78分には群馬が最後の交代枠を使い、川上優樹に代えて北川柊斗を、岩上祐三に代えて奥村晃司を投入。

これにより内田が左のCBに入り、城和隼颯が右に移る。

北川は前線に入り、前線にパワーを置き1点を取りに行くという姿勢が見える交代となった。

 

対する岩手も81分に最後の交代を行い、桐蒼太に代えて奥山洋平を投入。

は後半頭からの投入であり、良い動きを見せていたが…下げてしまうのか。

櫛引のスーパーセーブとは言え、決定機を外したのが痛かったか…。

 

88分、奥村晃司が良い位置でボールを奪取するとカウンター発動。

すぐ横の平松宗に預け、自らは左サイドを駆け上がる。

平松は縦の北川柊斗に良い楔のパスを入れるが、北川としては足元に入り過ぎたか…。

良い形でトラップしていれば、左を上がる奥村が使えたが…ここはキープして右を上がる風間宏希へ送る。

風間はワントラップからゴール前にクロスを送り、ここに飛び込んだのは平松

頭で綺麗に合わせて待望の先制点を奪取。

見事なカウンターとなり、大きな大きな先制点を取ることに成功した。

風間のキックは今日本当に冴えており、DFの頭を超えて平松の頭にはドンピシャという…溜息しか出ないような見事なキックだった。

平松甲斐健太郎の視界から消えるように裏に入り込むという見事な動き。

そして、平松はこのパターン以外にもニアに入り込んで低いクロスに合わせるという選択肢もあったはず。

しかし風間のクロスと平松の動きがバッチリ合っており、練習からしっかりとパターンを作ってやっていることが感じられるシーンだった。

 

こうしてアディショナルタイムの3分も逃げ切り、今シーズン初となる連勝となった。

ピックアップポイント

変幻自在 戦況に合わせたシステム変更

この試合はいつも以上に柔軟なポジションの変更が見られたのが特徴かと思う。

まず今シーズンの群馬は4-4-2を基本としているものの、これは守備の時の話であり攻撃時には3-4-2-1に変化する。

しかしこの試合は守備の時には5-4-1と変化するのが特徴となり、これは前節などでも終盤に見せていた形である。

まず下記がこの試合の攻撃時の基本的な立ち位置。

 

そしてこちらが守備の際の基本的な立ち位置となり、両WBが下がり後ろが5枚に。

深堀が残りKJが左サイドに入ることで2列目を形成している。

 

そして60分には田中稔也を下げて内田達也を入れたことで、攻撃時には3-3-4とも言えるシステムに可変。

後ろでボールを持て、失わないことで攻撃時には両WBが高い位置を取れる形となった。

ちなみにこの時間帯の守備は、両WBがそのまま下がる5-3-2が近い形と言えるだろうか。

 

ちなみにこの3-3-4だが、後ろが3枚ずつなので縦の位置としては重なってしまう。

しかしDF陣が広がっている際には風間内田が絞り、逆にMF陣が広がっている際にはDFが絞るという連動で三角形を作っている。

これによって中盤が厚くなりパスコースが増えたことで、中盤を支配することに成功したと言えるのではないだろうか?

 

70分の交代時には人は代わったものの、システムはそのままと思われる。

そして78分の交代で3-3-4はそのままと言えるかもしれないが、こう変わる。

KJがセントラルハーフの位置に入り、北川が前線に。

形としてはそのままではあるが、求められる役割が違うためより前に重心が移り点を取りに行く形になったと言えるだろう。

 

システムを柔軟に変更し、選手の立ち位置も変えているものの…どの選手もしっかりと役割を理解して果たしているのが印象的。

練習から本当に細かく徹底していることがわかり、大槻監督がやりたいサッカーがしっかりと落とし込まれているように感じる。

開幕から早くも大槻サッカーを構築してきたなという印象があったが…9節にしてかなり完成してきたと言えるのではないだろうか?

まだまだこれから更に熟成が進むと考えると…今シーズンは本当に楽しくなりそうである。

 

自分達のサッカーを貫きとおすことも大切だろうが、相手の良いところを消し、自分達のストロングを出していくのが戦術だと思う。

こういう言い方は選手に失礼ではあるが…戦力としてはJ2下位なのは事実だろう。

総合力で勝る相手に勝つためには、やはり柔軟に相手のやり方に対応して良いところを消すというのが必要。

そして今シーズン、大槻監督とコーチ陣、更には選手達にはそれが試合中にできるのである。

MOM

この試合のMOMは…櫛引政敏としたい。

もはや言うことは無いだろう。

ビッグセーブ3本、彼以外にMOMはあり得ない。

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