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【2022 J2第7節】ザスパクサツ群馬 対 V・ファーレン長崎【レビュー】

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※ザスパクサツ群馬ファンによる、ザスパクサツ群馬贔屓のマッチレビューです。

これまで5試合でわずか1失点という堅守を誇っていたものの、前節の新潟戦で3失点と崩壊…。

しかしながら2得点を記録するなど、課題だった攻撃面での改善が見られた試合でもありました。

そして今節は初の水曜開催ということで、疲労面なども含めてのベンチワークにも注目したいところ。

対戦相手の長崎は今シーズン苦しんでいる印象があるものの、戦力的には昇格も狙えるであろうチーム。

更には圧倒的相性の悪さということもあり、簡単な試合にはならないことが予想されます。

今回はそんな第7節のV・ファーレン長崎戦をレビューします。

スタメン・フォーメーション

ザスパクサツ群馬

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 21 櫛引政敏
DF 2 城和隼颯
3 畑尾大翔
17 山中惇希
25 小島雅也
MF 8 岩上祐三
10 田中稔也
15 風間宏希
38 天笠泰輝
FW 7 加藤潤也
  11 深堀隼平

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 44 山田晃士
DF 4 川上優樹
32 渡辺広大
MF 6 内田達也
27 奥村晃司
FW 23 平松宗
39 高木彰人

 

前節からスタメンは平松宗に代えて深堀隼平の1枚のみ変更。

平松だけの責任ではないものの…前節の前半は見せ場なく後半頭から深堀の投入となったこともあり、今節は頭から深堀という判断か?

得点面では平松がリードしているが、まだまだファーストチョイスを決めきれていない印象のあるFW争いなだけに…この2人には良いライバル争いをしてほしいところ。

 

そしてベンチには前節から引き続き山田晃士が入り、久保田和音に代えて内田達也が怪我から復帰ということに。

清水慶記は…どうしたのだろうか?

山根永遠、白石智之といったアタッカーは公式発表こそ無いものの…公式SNSでの練習風景で見かけないために怪我での離脱が長引いていると思われる。

攻撃カードが平松と高木彰人ということで、サイドのアタッカー不足が気になるところではあるが…。

V・ファーレン長崎

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 1 富澤雅也
DF 5 奥井諒
23 米田隼也
24 江川湧清
26 二見宏志
MF 7 クリスティアーノ
10 カイオ セザール
13 加藤大
19 澤田崇
FW 11 エジカル ジュニオ
27 都倉賢

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 21 笠原昂史
DF 16 村松航太
25 櫛引一紀
28 高橋崚希
MF 20 大竹洋平
FW 18 山崎亮平
22 奥田晃也

 

対する長崎は前節から3枚代えとなり、まずはゴールキーパーが富澤雅也に戻っている。

そして前線の2枚、エジカル ジュニオと元ザスパの都倉賢がスタメン起用ということに。

メンバーの変更はあるものの4-4-2のミラーゲームが予想され、となると前節最前線にいたクリスティアーノがサイドに回り元の形になるだろうか。

 

長崎と言えば前橋育英高校から加入した笠柳翼選手が気になるが、前節金沢戦で10分ではあるもののJ初出場を記録。

今節の群馬戦にはU-19日本代表候補トレーニングキャンプへの参加のため、不在ということになっているようである。

試合経過

デジャヴ?開始早々の失点劇

前半は長崎のキックオフでスタート。

開始早々の3分、自陣で大事に繋ぎにいったボールがパスミスとなり奥井諒がインターセプト。

そのままショートカウンターとなり、クリスティアーノからの良いクロスがDFライン裏に抜け出した都倉賢へ。

都倉はまさに触るだけという完璧なクロスとなり、わずか3分で失点してしまう。

まず最初に櫛引政敏からのパスがズレ、それは岩上祐三がしっかりフォローし城和隼颯へ。

城和がダイレクトで縦の風間宏希に通すが、この後の風間のフリックが山中惇希とズレてしまう。

タッチライン際まで流れてしまったことで、山中が大きく蹴りだすと見たか天笠泰輝は前に走る。

しかしボールは飛距離が出ずに、天笠が元々いた辺りに…。

山中のキックミスなのか、縦に入れたボールは正確だったが天笠と意図がズレたのか…それはわからない。

しかし櫛引のパスがズレたところから始まり、風間のパスがズレ、山中のパスがズレ…と3つもミスがあれば奪われるというもの。

その後の対応は城和都倉を見失った感はあるが…あれを防ぐのは難しいだろう。

根本的には奪われ方が悪かったのが失点の要因となりそうである。

 

まだ開始早々ではあるが…この試合も前節の新潟戦同様に後ろからのビルドアップに苦労している印象。

長崎のプレスが速いというのはあるだろうが、DFが出せずに後ろに後ろに…というシーンが目立つ。

更にはそのパスがプレッシャーを感じてなのか、焦りか自信の無さか…雑なパスでズレていってしまっている。

前線の選手の動きがDAZNでは画面に入りきらないことが多く、動きが足りなくて後ろから出せないのか…それとも動いてはいるものの見つけられないのか…。

 

9分には群馬左サイドから早めのクロスが放られ、澤田崇に通ってしまうも…これはトラップが大きくなったことで決定機にはならず。

結果的に助かった形ではあるが、澤田へのマークはなく完全にフリーで浮いていたのが気になるところ。

付くべきは岩上祐三であり、その直前のシーンでも澤田が入り込んできたのに気付いておらずベンチの大槻監督の「祐三!」という声をマイクが捉えている。

岩上と言えばわずか5分までの間にパスが既に2度はズレており、重要度の無いズレても大して影響のないところでのパスではあるが…コンディションがあまり良くない印象。

細貝萌の負傷離脱によりゲームキャプテンとなっていることや、ポジション的にも細貝離脱の影響が大きいだろうことから…精神的なプレッシャーが大きいだろうか?

良い時は本当に良い仕事をする選手だけに、ちょっとここ数試合の不調気味なのが心配である。

悪夢再来!早い時間での2失点

前節同様に後ろからのビルドアップで出しどころが無い状態が続くが、16分にはやっと良い縦パスが入る。

山中惇希天笠泰輝に縦に入れたところで、天笠が上手くDFの間を通して加藤潤也に。

再びリターンを受けて天笠が左サイドを抜け出し、早めのタイミングで中央の深堀隼平に送るが…これはクロスがズレてしまいクリアされてしまう。

位置は低かったが前節の1点目のように、天笠のとKJによる左サイドの抜け出しと深堀の裏抜けの上手さが見えたシーンといえる。

 

18分、右サイドの小島雅也からクロスを上げるもブロックされ、これは大きくクリアされてしまう。

このボールに下がって対処した岩上祐三と、前に出ていった城和隼颯が被る形となり…岩上のバックヘッドがエジカル ジュニオに回収されてしまう。

そのままエジカルはドリブルで運び、群馬左サイドを上がるクリスティアーノへ。

クリスティアーノは右足を振り抜き、櫛引政敏も反応し触ったものの…その手を弾き飛ばすかのパワーあるシュートでゴールにねじ込み追加点を許してしまう。

岩上城和が重なったところも声掛けで防げたとは思うが…その後のエジカルの突破がいただけない…。

城和は群馬右サイドを上がってくる澤田崇の対応を取っているので、エジカルの突破を止めるのは畑尾大翔。

畑尾はディレイのために抜かれない距離を保ちつつエジカルに対応、これは全く間違っていない。(後ろ3対3だし、エジカルがシュートを打つには距離があった)

問題は横で並走することとなった岩上であり、流して走りエジカルにプレスに当たらなかったことで自由を与えてしまった形に。

横からプレッシャーをかけ、畑尾と2枚で対応すべきシーンだったのではないだろうか?

そしてクリスティアーノに対応した山中惇希だが…これは恐らくシュートフェイントから中に切り返すと読んだのだと思う。

そのため切り返しに対応しようと足が止まり、結果的に遅れてシュートブロックに入れなかったと…。

結果論としては山中の対応が悪かったわけだが、これはまぁ意図がわかりクリスティアーノに対して読み負けた形と言える。

 

23分にはポストプレーに下りてきた都倉賢から、エジカルジュニオ、そしてクリスティアーノに。

2失点目とほぼ同じ位置で山中が対応する形になるが、1度中に切り返し再び外に切り返しとクリスティアーノに翻弄されつつも今度はシュートブロックに成功。

先ほども恐らくこのような切り返しを読んで、読み負けたのではないかと思う。

しかし…山中には申し訳ないが…正直このマッチアップはミスマッチだろう。

とは言え大槻監督が山中をSBとして考えているのであれば、クリスティアーノは規格外としてもこういったシーンでの守備対応力は必須。

クリスティアーノというJ2では屈指のアタッカーを相手にしたこの経験が、山中の成長に繋がることを願うばかりである。

上手くいかない前半と待望のゴール

31分には群馬も反撃の形を見せる。

左サイドを加藤潤也天笠泰輝風間宏希で崩しにかかるが、フリーで受けた風間が中央の動きに合わせてクロスを供給。

これを田中稔也が合わせるが惜しくも枠の外に。

ニアには深堀隼平、ファーからは田中稔也、更にはその大外に小島雅也も入ってきており、やっと良い形が作れたと言える。

 

開幕からそうだったのかもしれないが、ここ数試合は顕著な気がするのが攻撃時に3バックになるというシステム。

正直これが上手くいっているとは言えず、3CBでパスを回すだけの状態になっているのが大きな問題点。

ボランチや両WBに入ったとしても、そこから前にベクトルが向かずにバックパスになってしまって手詰まり…というシーンが目立つ。

大槻監督からは再三「広げろ!」という声が飛んでいるが、3CBがペナルティエリアの幅しか取れないので広げられない…という状態と言えるだろう。

この辺りは後ほど。

 

46分、前半はこのまま0-2のまま終了でハーフタイムでの修正に期待かなと思ったが…待望のゴールが群馬に生まれる。

右サイドで田中稔也とのワンツーで抜け出そうとした小島雅也がファールを受ける。

このフリーキックだが、長崎のDFラインはペナルティエリアのラインとほぼ同じ位置に並び…ペナルティエリア内がぽっかりと広大なスペースが空いた形になる。

ラインが随分高いなとは思ったが…キッカーの岩上祐三も当然その空いたキーパーとDFライン裏のスペースを使う。

ここに飛び込んだ天笠泰輝が頭で合わせて、前半のうちに1点返すというまだまだわからない展開に。

岩上のキックがパーフェクトだったのは間違いないが、長崎としてはちょっとラインが高過ぎたのではないだろうか?

キーパーが出れないDFラインの裏へ蹴るというのは王道だが、あまりにもキーパーが出れないスペースが大き過ぎたように思う。

下がりながらの守備でも競り負けない自信があったのかもしれないが…あれだけスペースがあれば岩上のキック精度ならピンポイントで合わせる事が可能である。

もしかしたら畑尾大翔城和隼颯といった長身組がファーに位置していたことも良い方向に働いたかもしれない。

狙いはファーと見せておいて、裏をかく形でニアに合わせる…といった狙いが見事にハマったと言える。

しかし天笠は角度的にも距離的にも…かなり難しい位置からヘディングでよくゴール内に送ったな…。

再び見せたハーフタイムの修正力

後半は群馬のキックオフでスタート。

1点は返したものの…上手くいったとは言えない前半のため何かしら手は打つと思われたが、どうやら田中稔也に代えて奥村晃司を投入したもよう。

稔也は試合中に大槻監督からかなり指示が飛んでいたが…試合中には修正ができなかったか。

今シーズンは稔也のキレが無いのが目立ち、この試合も特に攻撃時に効いていないので…この交代を見て納得となったファン・サポーターも多いかと。

J3時代を筆頭に、あれだけの輝きを見せた稔也がなぜスランプなのか…この辺りも後ほど。

 

そして代わった奥村だが、風間を右サイドに移して奥村を中央に入れるかと思いきや…どうやら奥村がそのまま稔也のポジションに入るもよう。

公式戦で奥村のプレーをそれほど見れていないが、物凄くセンスを感じる良いパスを出せる選手。

適性は中央だろうが、中盤の底では守備力に難があり…それこそ中盤の底で使うなら細貝と組ませたい選手と言えるだろう。

それができないなら守備の負担…というか難があっても崩壊しないように、半列上げてトップ下で使うのが王道になるだろうか。

ボランチよりは守備の難が致命的にならず、攻撃時には中に絞ってトップ下的な役割を求められる現行システムでは奥村の右サイドというのはアリかもしれない。

 

55分、長いボールが群馬左サイドのクリスティアーノに通る。

クリスティアーノは切り替えして中に入るが…これが大きくなってしまうが、パスに切り替えて都倉賢に落とす。

都倉はダイレクトでシュートを狙うも、アウトサイドにかかってしまい枠を大きく外し助かる形に。

ここで珍事が起こるのだが…都倉のシュートは一度ゴールラインを割ってから戻ってくる形でタッチラインを割る。

しかし副審が見えていなかったのか…ゴールキックではなくスローインでの再開となってしまう。

確かに副審からは遠い側のサイドであり、ゴールネット越しに見るので見づらいとは思うが…うーんとなるシーンだった。

 

そしてこの試合でもハーフタイムでの修正が効いているのか、前半の酷い内容から随分と良くなった。

1点差で勝っていることで長崎のプレスが緩んでいるのもあるとは思うが…。

奥村が入ったことで…というよりは選手交代でやるべきことを明確にしたことで、前半に比べると前線からのプレスが圧倒的に速くなった印象がある。

大槻監督からは「晃司!晃司!」と指示が飛び続けており、不慣れなポジションということもあってか期待通りの動きはできていないようだが…この辺りは経験値で改善が期待できるだろう。

待望の同点弾!

62分、相手のゴールキックを回収し一度ボールをDFラインに下げる。

右サイドへ移し小島雅也から縦の奥村晃司に。

奥村が上手く身体を当てて時間を作り、ゴール前にクロスを供給。

良いタイミングでゴール前に入った深堀隼平の頭は超えてしまうが、ボールはその外の天笠泰輝へ。

天笠がこれを頭で中央に折り返すも…わずかに加藤潤也には合わず。

KJとしてはボールが折り返されるとは思っていなかったようで…反応がわずかに遅れたようにも見える。

 

しかしこれにより左サイドからのスローインを獲得し、岩上祐三がロングスローを放り込む。

城和隼颯が競り合い、このこぼれ球を天笠泰輝がシュートを打つが…これはサイドネット…。

非常に惜しいシーンだったが、二度三度と攻撃の形を作って、更にはシュートで終われたのは良かったと言えるだろう。

天笠のシュートはアウトサイドにかかってしまったのか…敢えてかけてニアを抜こうとしたのか…。

どちらにせよかかり過ぎてしまい枠を外れた形ではあるが、可能性の感じる良いシュートではあった。

 

そして66分、岩上祐三が中央の密集地帯をドリブルで運ぶ。

これは引っ掛かるがボールは深堀隼平の下にこぼれ、深堀はこれを再び岩上に戻す。

残念ながら岩上には合わなかったが、不完全なクリアが左サイドの天笠泰輝へ。

天笠がクロスをファーサイドに上げ、これを上がってきた小島雅也が頭で中央に折り返し奥村が合わせるがポスト!

しかし冷静に奥村がゴール内に押し込んで同点とする。

天笠は…凄いな。

あの場面でよくファーまで見えていたし、これ以外にも彼の左足からのクロスの精度の高さには驚かされる。

小島のヘディングは明らかに中央への折り返しであり、キーパーがシュートと判断して飛んでいるように…狙っても良かったとは思うが、折り返す方が確率が高いと判断しての結果であろう。

奥村は一度ポストに当たりつつも、焦らず冷静に押し込んだ。

奥村のポジションが映像ではオフサイドのような気もするが、長崎の選手は誰も抗議しておらず、副審のポジションも良かったためにオンサイドだったのだろう。

残っていたのは恐らくファーの米田隼也であり、副審からは米田の奥にいた奥村が見えればオフサイド、見えなければオンサイドという比較的判断が容易なパターン。

ということでオンサイドであり、疑惑の無いゴールだったと思われる。

 

同点に追いついたという勢いもあるだろうが、その前から前半は全く出せなかった…もしくは出しても通らなかった縦パスが入るのが印象的。

点差、時間帯といった部分の影響もあるだろうが…後半はビルドアップ時にボランチの1枚が最終ラインに下りているシーンが多いのが大きいと思われる。

74分には両チーム交代に動き、群馬は深堀隼平に代えて高木彰人を、長崎は加藤大に代えて大竹洋平を投入。

両チームとも残り15分で1点が欲しい展開となる。

クリスティアーノの1撃に沈む

77分、山中惇希の縦パスが引っかかり、ボールはクリスティアーノに。

クリスティアーノは縦への突破から中央へ切り替えし山中を外すことに成功。

そのまま中にカットインし左足でニアへシュート。

それほど威力のあるシュートでは無かったが、櫛引政敏が痛恨のキャッチミスでボールを後ろに逸らしてしまう。

ラインを割ったか割っていないか…結果的には割ったと判断されて非常に痛い3失点目となってしまった。

 

まずはこの試合再三マッチアップした山中クリスティアーノの2人だが、やはり本来守備の選手ではない山中には厳しい相手となった印象が強い。

交わされつつも足を出しボールを突いているので…もう少しではあったが、結果的にはクリスティアーノの完勝と言えるだろう。

そしてカットインしてきたクリスティアーノに対しての畑尾の対応に触れたいが…入ってきたクリスティアーノに合わせて中に2歩ポジションを修正している。

これが正しい正しくないはチーム(というよりはGKか?)の約束事であり、どちらというものでは無いが…この対応は明らかにファーへのシュートへの対応。

前節の新潟戦、20分の2失点目同様にニアへの対応は櫛引、ファーへの対応は畑尾と、非常に明確な対応が印象的。

両方ともに同様の対応であることから、チームとしてそういう対応が約束事と思われる。

しかしどちらもニアを抜かれているため、もしかしたら畑尾の対応の癖なだけであり櫛引が理解していない可能性もあるかもしれない。

DFにニアを切ってほしいのか、それともファーを切ってほしいのか…この辺りは練習から徹底してコミュニケーションを取っていってほしいところである。

ちなみにこのゴールがラインを割っていたのか、それとも割っていなかったのか?

画面からはわからないが…まぁ割っていた可能性が高そうに見える。

しかし…こっちの副審は55分のチョンボがあるからなぁ…と言いたくなるのは負け惜しみであろう。

 

このゴール後、再開前の79分に長崎が交代に動き都倉賢に代えて山崎亮平を、澤田崇に代えて奥田晃也を投入。

82分には群馬も交代に動き、小島雅也に代えて川上優樹を、加藤潤也に代えて平松宗を投入。

84分には奥田晃也に決定機を与えるが、これは櫛引がさきほどのミスを帳消しにするビッグセーブを見せる。

あのミスは頂けないが…これも決定機であり、この試合以外の貢献度も考えると…櫛引は擁護したくなる働きを見せている。

 

90分には長崎が最後の交代枠を使い、米田隼也に代えて櫛引一紀奥井諒に代えて村松航太を投入。

パワープレーに出てきた群馬に対して、高さ対策としての交代となる。

そしてこのままタイムアップとなった。

ピックアップポイント

2試合続けて苦労しているビルドアップ

この2試合顕著なのが、後方からのビルドアップに苦労しているところ。

それまでは堅守ということもあり、奪ってからの速いカウンターが主体だったことで目立たなかったのかもしれない。

しかしこの2試合は対策もされてきているか、カウンターが不発に終わった際に一度下げてから組み立てられない印象が強い。

 

まずはシステムの特徴として、守備時には4-4-2だが攻撃時には3-4-2-1となるのが特徴。

この試合で言うと、ざっくりと下記図のような配置になる。

 

右サイドの小島雅也が高い位置を取ることで、残る3枚が最終ラインに。

右のウィングバックに小島、左のウィングバックに天笠、2シャドーに加藤潤也田中稔也という形である。

ビルドアップに苦労している要因の一つが、広げられていないこと。

監督が試合中に「広げろ広げろ」と言っているが、3バックで…更にはボランチ含めてパスを回していても広げることができないのである。

幅としては上の画像のようにペナルティエリアと同等。

これだと対応する相手としてはそれほど動くことなく、守備陣形が崩れることがない。

 

広げるためには更に外の小島天笠までボールを出したいのだが…この2人の位置がどうにも高過ぎる印象が強い。

これだけ高い位置を取っていることを考えると、CBから一度シャドーに当ててサイドに広げたい…という考えなのかもしれないが…前半は全くと言っていいほど縦パスが入らなかった。

理想の形は恐らくこうなる。

 

この図で言うと都倉城和をチェックしつつ岩上へのパスコースを切る。

そして加藤大岩上を見つつも、絞ってくる田中へのパスコースを切ることで縦パスが出ないのだと思われる。

また今シーズン田中稔也が低迷している理由として、下がりながらかつ密集でボールを受ける…というのがあると思われる。

彼のプレースタイルはスペースで受けるタイプであり、後ろ向きで受けて振り向ける技術は無い。

言い方は悪いが、ここに縦に出しても囲まれて失うとなると…CBとしては縦パスを付けにくくなる。

左サイドが攻撃の形になるのはKJが、この後ろ向きで受けて振り向く技術があるから。

そういった意味で後半から投入された奥村は、このシステムでは右サイドでの起用はアリだと思われる。

 

そして縦パスが出せないことで、WBが下りてきて受けることになるが…これまたWBが下りてきて受ける形になるために前を向くことが困難に。

それによって外に広げても、その先が繋がらずバックパスとなってしまっている。

特に右ワイドが小島雅也であるため、爆発的な突破力や密集を運べる足元の技術がない。

山中であれば48分のシーンのように、簡単に奪われずドリブルでボールを運ぶことができる。

ドリブルで1枚でも剥がせれば、相手DFはそれに対処するためにスライドしなければならないのでギャップが生まれやすくなる。

 

それを考えると左の山中を上げて小島を下げてと…左右を逆にした方が良いような気がするのだが…。

守備力の面でも山中より小島の方が計算しやすいと思うが…この辺りは当然素人の自分には考えが及ばないレベルのことを監督・コーチ陣は考えているはず。

デメリットを上回るメリットがあると考えて、右を高く上げているだろうわけで…今後の熟成でその結果を見たいところである。

 

他にはサイドチェンジの際に1つ飛ばして…つまりは城和から畑尾畑尾から山中を飛ばして天笠…のような形を作れれば相手のスライドが遅れるので前を向く時間が作れることに。

しかし1つ飛ばすにはパスのスピードが必要になり難易度が上がるし、今日の長崎もプレスが速かったので飛ばしにくかったというのがあるのではないだろうか?

この辺りは前線からのプレスが強力なチームを相手に苦戦することと関係があるだろう。

 

後半になってビルドアップが良くなったのは、点差や時間帯の関係で長崎のプレス強度が落ちたというのもあるだろうが…それよりもボランチの1枚が最終ラインまで下りたのが大きい。

特に風間が頻繁に畑尾城和の間に入る形を作っていたが、これにより疑似的に4バック状態となりサイドが広がったことになる。

こうなると最終ラインで回すという一見同じ行為でも、使っているピッチの幅が全然違うことに。

 

もちろん4バックが優れており、3バックがダメだということではない。

それぞれにメリット・デメリットがあるし、相手の守備陣形との相性もある。

4バックでも2CBの間にボランチが下りて3バック状態を作り、両サイドバックに高い位置を取らせるというスタイルもあるわけで…その辺りは監督の考え方や選手の特徴といった部分が大きいだろうか。

 

開幕戦はベンチスタートだったが、その後は風間を右サイドで使っており…自分としては風間のサイドはもったいないなと感じていた。

しかし当初からこういった攻撃を目指していたとなると、中央で受けて捌ける風間が右サイドに入るのは面白いだろう。

とにもかくにも細貝の離脱が悔やまれる結果となってしまった。

 

稔也を活かすためにも、左を高くして右を低くするのはアリだと思うのだが…。

逆にすれば稔也は右のWBとなるので、サイドに張れる形になり縦のスペースを活かしやすいかと。

その場合、天笠が逆に中央に絞って受ける形になるが…天笠は元々はボランチであり中央の密集地帯でプレーはできるのではないかと思う。(高校年代のレベルとJ2のレベル差はあるが)

ネックになるのは…深堀は最前線で固定となるので、KJが中央ではあるが右寄りになること。

KJは左サイドのイメージが強く右でのプレーイメージが無いが…もし右サイド適性が無いとなると…左右を逆にするのは難しくなるだろう。

MOM

この試合のMOMは…天笠泰輝としたい。

恐らく山根永遠の怪我によりチャンスを掴んだ形となるが、山中惇希とのコンビでどの試合でも次第点以上の出来を見せているのが1つ。

前節の1得点目のオウンゴールに繋がったクロス、今節でも奥村のゴールに繋がったクロス、とにかく左足から上げられるクロスの精度が非常に高いのが2つ。

先ほどの小島山中の位置関係の話だが…この天笠のクロス精度を活かしたいがために外に置きたいというのもあるが…。

 

そしてこの試合は反撃の狼煙となった1点目のヘディングも見事だった。

岩上のキックが完璧だったが、あそこから枠に飛ばすのもかなり難しい。

天笠は昨シーズンまでは起用がほぼ無かったこともあるので、今シーズンのサプライズと言えるだろう。

今後が非常に楽しみな選手である。

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