※ザスパクサツ群馬ファンによる、ザスパクサツ群馬贔屓のマッチレビューです。
第40節はアウェーでの山形戦。
前節は水戸を相手に見事に逆転勝利となり、4勝と言う前例のない快挙にて北関東ダービーを制覇しました。
この勢いのまま、プレーオフに向けての直接対決とも言える山形を相手に勝利を収めたいところ。
山形と言えば…ここ2年はなぜか相性がよく直近で3戦3勝となっているものの、(山形の)監督が交代となってからは初戦となるためそうは簡単にはいかないでしょう。
今回はそんな山形戦をレビューします。
Contents
スタメン・フォーメーション
モンテディオ山形
スターティングメンバー
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 1 | 後藤雅明 |
DF | 4 | 西村慧祐 |
5 | 野田裕喜 | |
26 | 川井歩 | |
41 | 小野雅史 | |
MF | 18 | 南秀仁 |
29 | 高江麗央 | |
49 | 後藤優介 | |
11 | 藤本佳希 | |
FW | 19 | 宮城天 |
42 | イサカ ゼイン |
ベンチ
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 16 | 長谷川洸 |
DF | 3 | 熊本雄太 |
MF | 8 | 小西雄大 |
10 | チアゴ アウベス | |
24 | 横山塁 | |
FW | 9 | デラトーレ |
36 | 高橋潤哉 |
山形は前節からメンバー変更無し。
ベンチメンバーまで含めて18人にも変更は無しとなった。
注目したいのは南秀仁と高江麗央のダブルボランチと、1列前の後藤優介の中央の3人となるだろうか。
また両翼の宮城天とイサカ ゼインも怖い存在である。
ベンチを見るとやはり注目はここまで12ゴールのチアゴ アウベスだろう。
ここ3試合ほどスタメンからは外れているし、5節前の岡山戦から点は取れていないようだが…。
ザスパクサツ群馬
スターティングメンバー
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 21 | 櫛引政敏 |
DF | 2 | 城和隼颯 |
24 | 酒井崇一 | |
MF | 15 | 風間宏希 |
19 | 岡本一真 | |
36 | 中塩大貴 | |
38 | 天笠泰輝 | |
FW | 7 | 川本梨誉 |
10 | 佐藤亮 | |
23 | 平松宗 | |
47 | 杉本竜士 |
ベンチ
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 42 | 石井僚 |
DF | 3 | 畑尾大翔 |
MF | 6 | 内田達也 |
FW | 9 | 北川柊斗 |
17 | 山中惇希 | |
39 | 高木彰人 | |
50 | 菊地健太 |
群馬は前節からスタメンに変更は無し。
ベンチは2枚が変更となり、川上優樹に代えて菊地健太、武颯に代えて山中惇希が入る。
怪我により今シーズン終了かと思われた山中だが、ギリギリのところで復帰が間に合った形に。
アタッカー系の選手が多く離脱している状況だけに、彼の復帰は大きな戦力アップとなるだろう。
気になるのは武のベンチ外となっており、どうやらサポートメンバーに入っているようなので怪我やコンディションではなさそう。
確かに怪我明けから評価が落ちた印象があり、プレーでも結果を出せていないのは事実だが…。
試合経過
【0~15分】積極的に裏を狙う川本
前半は山形のキックオフでスタート。
DAZNの映像を見る限りでは雨は降っていないようだが…芝は結構濡れている印象がある。
1分、山形が右サイドから左サイドに広げると、宮城天は仕掛けられず一度後方に下げる。
するとこれを受けた小野雅史が技ありの左アウトサイドで後藤優介に縦パスを送る。
後藤がヒールで後方に送ると、南秀仁が持ち運びグラウンダーのクロスをゴール前に。
ここにイサカ ゼインが飛び込むが、中塩大貴もしっかりと身体を寄せたことで打ち切らせず、当たったに留まった。
これを櫛引政敏が左手一本でファインセーブするが、ほぼ自分のボールにしきったところに藤本佳希が詰めてきてファールの判定に。
結果論かもしれないが…この最初のシーンを代表に、点を取りたいという気持ちが山形の方が強く…それが結果となった試合か。
(もちろん完全にアフターであり藤本のプレーはファールなのだが…)
4分、川本梨誉が左サイドの裏を狙い杉本竜士からのパスを引き出す。
平松宗へのクロスは相手に当たるが、これで高い位置でのコーナーを獲得。
川本の動き出しの前にも、平松宗が中塩大貴から長めのボールを引き出しており、ビルドアップでのミスが目立つここ数節を考えるとこういったロングボールも多用していきたいところ。
このスローインからの流れで再び川本が左サイド裏を狙うと、中塩から良いボールが出る。
ファーサイドにクロスが送られ、待ち構えていた佐藤亮が頭でしっかりと当てるも…これは狙い過ぎたかシュートは枠の上に。
9分、自陣でボールを回していた山形だったが、野田裕喜が素晴らしい縦パスを宮城天に通す。
この縦パスを引き出した宮城は前を向いて左サイドの小野雅史にボールを広げる。
小野が早いタイミングでゴール前にクロスを送ると、藤本佳希とイサカ ゼインの2枚が飛び込むが…藤本の足にはミートせず枠を大きく外してしまう。
非常に危ないシーンだったが…群馬はこういった効果的な縦パスをここ数試合付けられていない印象がある。
長倉幹樹が上手く引き出して運んでいたが…移籍後は誰も長倉の代わりを務められず、ここ最近はパスすら出せていない。
(ここで上手く収まらないからやり方を変えているのかもしれないが)
【15~30分】徐々に山形の時間に
ここまでの時間帯、川本梨誉が常に斜めに動いて山形サイドバック裏のスペースを狙っているのが印象的。
しかし序盤こそ数本良いロングボールが入っていたが、この時間になって動いてはいるもののボールが出ない状態が続く。
またDFラインとボランチでのビルドアップでも、ここ数節続いている危うさが目立つ。
狙いを持ってのビルドアップだとは思うが、シーズン序盤から中盤までの危うさが無く自信を持ったビルドアップは今は見られなくなってしまった。
それだけ相手チームにも対策されているということではあるが、対策されてからそれを上回るプレーを見せられていないのが課題だろう。
苦しみつつもこれを継続したことが来シーズンに繋がると良いが…。
29分、南秀仁から縦パスを受けた後藤優介が右に運んでからミドルシュートを放つ。
これは城和隼颯がブロックするが、右サイドに流れたこぼれ球をイサカ ゼインがダイレクトで折り返す。
この競り合いはどちらも良い形で競れず、岡本一真がなんとか足に当てる形に。
このこぼれ球を高江麗央が藤本佳希に縦パスを付け、藤本がシュートを放つも櫛引政敏がブロック。
こぼれ球を風間宏希がクリアし、ひとまず難を逃れる。
ここでも南、高江と良い縦パスが2本入っているのがポイント。
群馬は横に横に回して、横に広げ切ったら後ろに下げて作り直して…という状態であり、怖さのある縦パスを出せていない。
【30~45分】動きの無い時間帯に
33分頃に川本梨誉と佐藤亮の立ち位置が変わるが、これはどうやらその前のプレーで佐藤が右サイド裏に抜けて前に出ていたためのよう。
その後プレーが切れた段階で元の立ち位置に戻っていく。
36分、右サイドのスペースでイサカ ゼインがボールを受けると、クロスを送り後藤優介が合わせるもこれは櫛引政敏の正面に。
今日はお互いに負けられない…いや引き分けも許されないゲームとなるだけに、やや山形にラフなプレーが目立つ印象。
ちょっとジャッジが甘目の印象があるが、一貫はしており悪いレフェリーでは無いか?
基準が甘いため大槻監督は不満のようで、かなり抗議の声をマイクが拾っている。
とは言え大槻監督も恐らく心の底からそう思っているわけではなく、選手を守るために声を荒げているシーンもあるだろう。
この時間は大きな動きは無く、お互いに見せ場らしい見せ場を作れない時間となる。
山形がボールを握りつつも群馬の守備ブロックを崩すことができず、逆に言えば群馬はよく守れているものの…奪ってからも自分たちの時間を作れていない。
【45~60分】開始早々の失点弾
後半は群馬のキックオフでスタート。
両チームともにハーフタイムでの交代は無くリスタートとなる。
前半から少し芝が濡れている印象があったが、どうやらハーフタイムで雨が降ってきた様子。
DAZNの映像では雨の様子はよくわからないが、観客席ではほぼ全員がポンチョを着ている状態となっている。
48分、山形が左からのコーナーキックを獲得するとキッカーは高江麗央。
中央に送られたボールは城和隼颯が跳ね返すも、イサカ ゼインが胸トラップから豪快に左足を叩き込んで先制点を奪う。
櫛引政敏が変な反応の仕方をしたなと思ったが…リプレイを見るとイサカのシュートが風間宏希の頭にやや辺りコースが変わっている。
風間ももう少し厚く当ててコーナーに逃げたかったところだろうし…ここでコースが変わったボールを櫛引が弾き出したらスーパーセーブだろう。
イサカのシュートが上回ったことを褒めるしかない…と言うべきか。
50分、群馬がフリーキックのチャンスを得るが…風間宏希の蹴ったボールは直接キーパーに収まってしまう。
これを素早くリスタートされてしまうが、川本梨誉がナイスプレスで回収しファールを貰ってカウンターを阻止。
期待値からするとまだまだ物足りなさはあるものの、ここ数節の川本を見ると一皮剥けた感がある。
54分には山形のロングボールに城和隼颯が対応。
プレスにきた相手との距離があったため、簡単に頭で当てずにワントラップからプレスをいなして自ら持ち上がる。
左サイドを駆け上がった杉本竜士を使うと、杉本のクロスは引っ掛かってしまうも…高い位置でのスローインを獲得。
この後も大きなチャンスとはならなかったが、今までとは違う形で城和が1つ打開策を見せた。
57分、群馬が先に動き、杉本竜士に代えて北川柊斗を投入。
川本梨誉が左サイドに移り、北川は最前線に入る。
正直杉本はもう少し観たかったが…時間帯と展開を考えると交代カードを使ってゲームを動かしたいところではある。
【60~75分】岡本2試合連続ゴール
65分、山形も動き藤本佳希に代えてデラトーレ、宮城天に代えてチアゴ アウベスを投入。
前線をフレッシュにしてもう1点取りにきたと言えるか。
山形としても引き分けは許されず、勝たねばならないゲームのため追加点が欲しいところだろう。
68分、これまでに散々獲得してきたコーナーキックがやっと実を結ぶ。
風間宏希の蹴ったボールは中央に送られるも、ここに群馬の選手はおらず…。
しかし川井歩のクリアは浅くなり、逆サイドに流れたボールを岡本一真が回収。
対応した小野雅史はダイレクトでのシュートを警戒しブロック体勢に。
これを見てなのか…岡本は切り返して左足でゴールを狙う。
ファーに転がしたボールは西村慧祐の股下を抜けてゴールに吸い込まれ同点に。
これも西村の股下を抜ける際、ブロックのために閉じた際にやや触れてコースが変わったため…後藤雅明としてはノーチャンスと言って良いだろう。
「ファーを狙えば何かが起こる(かもしれない)」というセオリー通りだが、岡本の素晴らしいシュートだった。
これで岡本は2試合連続のゴールとなり、得点数もチーム3位タイの4得点となった。
このゴールの後、キックオフの前に群馬が交代に動いた様子。
平松宗に代えて高木彰人、佐藤亮に代えて山中惇希を投入する。
どちらもそのままの位置に入るようで、山中は久しぶりに右サイドでの起用ということに。
【75~90分】点が欲しい両チーム
75分、左からのコーナーキックを獲得すると風間宏希の蹴ったボールは中央ややニアに。
これを中塩大貴がドンピシャで合わせるも、わずかに枠の外に外れてしまう。
正直これは入ったと思ったシーンだったが…。
ファーポストに北川柊斗が詰めていたが触れず…触っていてもオフサイドだったかもしれない。
76分、山形も2度目の交代を使う。
後藤優介に代えて高橋潤哉、イサカ ゼインに代えて横山塁を投入する。
78分にはこの横山が右サイドを振り切ってクロスを供給。
このクロスは中で合わなかったものの、この時間帯でこの突破力を持った選手の投入は怖い。
逆に群馬は山中惇希が投入されてから10分程度経つが、今のところ1度も彼の突破力を活かすようなボールを持たせてあげられていない。
79分、群馬が最後の交代を使う。
川本梨誉に代えて内田達也、岡本一真に代えて菊地健太を投入。
立ち位置をどうするのかと思ったが…なんと健太はそのまま右サイドバックに、内田は右サイドハーフに入り山中惇希が左に回る。
恐らく岡本は怪我明けということで出場時間をコントロールする必要があり、止む無く交代となったと思うが…本音を言えば最後まで使いたかったところだろう。
またこの時間、この展開でルーキーかつここまでほぼ出場の無い健太には…慣れない逆サイドと荷が重いのではないか?
結果論ではあるが…この交代策が裏目に出てしまう。
82分、デラトーレからのパスに高橋潤哉がワンタッチで裏街道で裏に飛び出す。
やや長くなったこともあり櫛引政敏が飛び出して滑り込むも、高橋もシュートに飛び込んで交錯。
高橋のファールとなりイエローカードが提示される。
互いに勝ちしか意味が無く、1-1でこの時間ということを考えると高橋の気迫も理解はできるが…持論としてはあのタイミングであればFWが足を引いてくれないとキーパーは怪我をする。
リプレイを見ても完全に先に櫛引がボールを掴んでおり、にもかかわらず高橋は足を振り切っており…これは一発レッドでもおかしくないシーンでは無いだろうか?
繰り返すが高橋の気持ちはよくわかるし、ある意味では試合を通してこの気持ちの差が結果の差になった印象も持っているが…ここは超えてはいけないラインだったと思う。
87分、山形が最後の交代を使い、高江麗央に代えて小西雄大を投入。
セットプレーでさっそく小西がボールを蹴りに行く。
90分、ファールのリスタートで櫛引政敏がロングボールを蹴ると、ここは山形が競り勝つ。
こぼれ球を小野雅史がダイレクトで素晴らしい縦パスを送ると、スリッピーな地面も影響したか…酒井崇一がやや対応を誤りチアゴ アウベスに抜け出されてしまう。
城和隼颯がデラトーレのマークを完全に捨ててチアゴに対応するが、チアゴも足を取られながらも粘り横パスを送る。
これを高橋潤哉が流し込んで値千金となる決勝ゴールに。
色々と思う部分はあるが…群馬としても1ではダメで3を取りに前がかりに行った結果であり、この失点は仕方ないと言うか…小野のパスを誉めるべきだろう。
(色々=ロングボールを競り負けた高木彰人、ここのこぼれ球に行ける位置にいなかった割に高い位置にいた菊地健太のポジショニング等々)
アディショナルタイムは6分だったが、ATでのゴールもありもう少し長い時間に。
櫛引政敏からのロングボールは収まらないが、まだ笛は鳴らずもうワンチャンスありそうな展開に。
しかし風間宏希から受けた天笠泰輝はボールを櫛引に下げてしまい、ここでタイムアップの笛が鳴らされる。
天笠は右足だったためにゴール前に上げなかったのだと思うが、あの展開で下げたら笛が吹かれることを予想できないのは致命的。
当たり前のように笛が鳴ってから櫛引は怒りをボールに叩きつけ、天笠を怒鳴りつける。
このシーンが全てかもしれないが、結局山形の方が勝ちたい気持ちが強かったように見える試合だった。
当然群馬の全選手が勝ちたくてプレーしており、精一杯戦っていることは理解しているつもりだが…客観的には「気持ちで負けていた」と評されてしまう試合だっただろう。
ピックアップポイント
最後の交代策の謎
だいたい書きたい事は試合展開に書いてしまうこの頃だが…今回は最後の交代策について考えたい。
理想論を言えば岡本一真を残したかったところだろうが、コンディション面を考慮して下げざるを得なかったと思われる。
試合後の監督インタビューでこの交代について質問が出ているが、それによると「コンディション面」及び「強度を出すため」ということ。
菊地健太もトレーニングで良いパフォーマンスを見せていたため、フレッシュな選手を入れて強度を高めたかったというところだろう。
この段階で残るカードは出場した2人と畑尾大翔であり、策が他に無かったという部分はある…。
しかしながら左利きで左のサイドバックで起用してきた健太を、このタイミングで右サイドバックに入れたのは失策だったのではないだろうか?
トレーニングでも恐らく健太の右はやっていないのでは?
内田達也の右サイド起用も疑問はあるが…ここはカードも無いし仕方ないところだろう。
(そもそも内田は運動量で勝負するタイプでは無いこともあり、この場でサイドで活きるとも思えないが)
結果を見てから後出しで色々と言えるのはフェアでは無いと思うが、もし自分ならどうしただろうか考えてみる。
やはり内田と畑尾大翔を起用し、交代カードはそのまま岡本一真と川本梨誉となるだろう。
川本も調子は良く残したかったが、足を気にするシーンもあったし前節だかも終盤に足を攣っているため体力的にリミットであったと思う。
さてではどう起用するか、3バックにして畑尾を最前線に送り込む。
後ろは攻撃時と同じまま右から酒井、城和、中塩。
中盤はWBが右に高木、左に山中、内田をアンカーに天笠と風間のトリプル。
畑尾を頂点に北川を衛星とする形の2トップで3-5-2となる。
高木と北川は逆になるかもしれないが…個人的には北川を前に置きたい。
こうしたことで結果がどうなるかはやってみなければわからないことであり、たらればになるので議論は無意味だろう。
しかしながらセットプレーを含めれば最も点が取れそうな選手をベンチに残した、という采配が個人的には気になるのである。
MOM
この試合のMOMは岡本一真としたい。
同点弾はもとより、彼のここ2試合での貢献度の高さは議論の余地が無いだろう。
川上エドオジョン智慧も良い選手だが、現状のシステムで右サイドバックということに限れば岡本の方が少し先を行っているように思う。
エドの離脱も痛く、両者共存の仕方もあるだろうから…比較に意味は無いが…。
試合後の監督のコメントで「本人の価値も上がる」とか「ザスパはそのような選手が育つクラブと認識して頂きたい」とか…来シーズンはいないかのようなコメントが気になるが、シーズン中には海外の噂もあったようで。
怪我によりその時のオファーがどうなるかは不明だが、少なくとも離脱前のレベルには戻っていることを証明した2試合だったと言えるだろう。
是非とも長くプレーしてほしい選手ではあるが、ステップアップの移籍であれば笑顔で見送りたいものである。
他に目についたのは川本梨誉。
ここ数試合非常に上向きになっており、前節のPKの件もあり一皮剥けた感があるだろう。
そして櫛引政敏の名前も忘れてはならない。
古巣相手に燃えるところはあっただろうが、結果としては残念な形に。
しかし少なくともこの試合は、彼によって救われた点こそあれど彼によって失った点は無い。
ビルドアップには危うさもあるが、それを補ってのセーブ率であろう。
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