※ザスパクサツ群馬ファンによる、ザスパクサツ群馬贔屓のマッチレビューです。
第25節はホームでの大宮アルディージャ戦。
前節は熊本をホームに迎え、1点リードで展開したものの…終盤に追いつかれてドロー。
これでリーグ戦8試合勝ち無しと、勝利から遠ざかっている状態です。
前節にも書きましたが、勝利は無いものの負けも少なく対戦相手を考えれば決して悪くは無い状態。
しかしながらそろそろ勝利が欲しい3連戦の最終戦は、最下位に沈む大宮をホームに迎えます。
現状かなり苦しんでいる大宮ですが、ここ数年はどちらにとってもこの対戦がターニングポイントとなっている印象が強く、ここで勝てるか負けるか…シーズンを占う結果になるかもしれません。
今回はそんな大宮アルディージャ戦をレビューします。
Contents
スタメン・フォーメーション
ザスパクサツ群馬
スターティングメンバー
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 21 | 櫛引政敏 |
DF | 2 | 城和隼颯 |
24 | 酒井崇一 | |
36 | 中塩大貴 | |
MF | 15 | 風間宏希 |
22 | 高橋勇利也 | |
FW | 5 | 川上エドオジョン智慧 |
7 | 川本梨誉 | |
10 | 佐藤亮 | |
17 | 山中惇希 | |
28 | 長倉幹樹 |
ベンチ
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 42 | 石井僚 |
DF | 6 | 内田達也 |
MF | 38 | 天笠泰輝 |
FW | 9 | 北川柊斗 |
14 | 白石智之 | |
23 | 平松宗 | |
29 | 田頭亮太 |
群馬は前節から2枚を変更。
古巣大宮との対戦となるが…今節も畑尾大翔は復帰ならずとなった。
そして前節ハーフタイムで退いた岡本一真もメンバー外となり、移籍の噂もあるが…負傷の線が濃いだろうか。
ここには前節同様に城和隼颯と川上エドオジョン智慧が入ることになる。
そして風間宏希に代わり内田達也をスタメンに起用し、ここはスタートとベンチを入れ替える形に。
また菊地健太に代わり田頭亮太がベンチに入ることとなった。
しかし田頭の登録は今回FWか…。
このポジション登録に対した意味は無いのかもしれないが、前回はDF登録であり…他のメンバーも比較的試合によって違うのが大槻監督になってからの特徴な気も。
大宮アルディージャ
スターティングメンバー
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 1 | 笠原昂史 |
DF | 3 | 岡庭愁人 |
5 | 浦上仁騎 | |
17 | 新里亮 | |
34 | 大森理生 | |
MF | 8 | 栗本広輝 |
32 | 高柳郁弥 | |
46 | 貫真郷 | |
48 | 柴山昌也 | |
FW | 9 | 中野誠也 |
19 | アンジェロッティ |
ベンチ
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 35 | 南雄太 |
DF | 37 | 関口凱心 |
MF | 7 | 小島幹敏 |
14 | 美幸秀稔 | |
39 | 泉澤仁 | |
FW | 23 | 矢島輝一 |
28 | 富山貴光 |
大宮も前節から2枚を変更。
ワントップの富山貴光に代えてアンジェロッティ、左サイド茂木力也に代えて貫真郷が入る。
注目は左のシャドーに入る柴山昌也。
群馬出身ではあるが大宮のユース育ちの21歳だが、2021シーズンよりコンスタントに出場している選手。
小柄だがテクニックが素晴らしい選手である。
また前節はベンチ外となっていたようだが、小島幹敏がベンチに復帰。
そして途中投入が予想される泉澤仁と富山貴光には注意が必要だろう。
試合経過
【0~15分】大宮のセットした守備
前半は群馬のキックオフでスタート。
今節も雨が降る展開でのゲームとなった。
2分、後方から中塩大貴がゴール前に入れたボールは跳ね返されるも、川上エドオジョン智慧が回収。
ここでテクニックを見せ、寄せたDFの股下を通してかわしシュートを放つ。
これが大森理生に当たりコースが変わるが…惜しくも枠の外に外れてしまうが早々にコーナーキックを獲得。
8分、浦上仁騎から一気に群馬DF裏にロングボールが送られると、ここに飛び出したのが柴山昌也。
群馬は櫛引政敏が飛び出すも…明らかに柴山の方がボールに早くこの判断はミスと言えるだろう。
柴山が先にボールに触れるが櫛引を交わそうとしたため遅らされ、後ろから城和隼颯がボール奪取に成功。
櫛引が簡単に交わされていたら…間に合わないと判断して倒していたら…色々と危ないシーンだった。
この試合大宮は群馬の最終ラインまではプレスにこないのがここまでの展開。
後ろは自由にボールを回させ、その先のボランチやウィングバックに入ったところからプレッシャーをかける。
とは言えそのプレスもそれほど強度があるわけではなく、守備ブロックをしっかりと敷き崩さない…というスタイルとなるだろうか。
一長一短なので良い悪いではないが、後方で余裕を持ってプレーできるこのスタイルは群馬にとってはやりやすいと言える。
大宮がコンパクトに守っているため、じっくりボールを回すもなかなか崩すのは難しい状態だが…11分、長倉幹樹が良い個人技でマークを外し突破。
川本梨誉とのワンツーは繋がらずチャンスは失ったが、個人技で1枚を剥がす…というのはこの手の守備を敷く相手を崩す1つのアイディアである。
【15~30分】高橋の2試合連続ゴール
17分、右サイドでボールを引き出した川上エドオジョン智慧が上体のフェイントから縦に抜け出そうとしたところを潰されフリーキックを獲得。
このフリーキックは珍しく?ショートで始め、逆サイドに展開。
山中惇希からゴール前に送り込まれたボールは競り勝てなかったが、大宮のクリアをエドがブロック。
こぼれ球を城和隼颯が回収しシュートを放つもブロックされてしまう。
しかし再びこぼれ球を回収すると左の川本梨誉に送り、川本が低く抑えたシュートを放つ。
このシュートは笠原昂史が弾くが、これを高橋勇利也が詰めて先制に成功。
高橋は2試合連続ゴールとなった。
映像で見ると川本のシュートはそれほど難しくなさそうに見えるが…低く抑えてキーパーの手前でバウンドさせているのがポイント。
今節は雨ということもあり、笠原もキャッチできなかったのだろう。
しかしこぼれ球が身体のかなり左側だったにもかかわらず、高橋は上手くダイレクトで詰め込んだものだ。
21分、サイドは逆となるが再び良い位置でFKを獲得。
佐藤亮の蹴ったボールは酒井崇一が後方に落とし、これを川本梨誉が狙っていくが笠原昂史がファインセーブ。
ちょっと深く入ったか、難しい落としになったが…ダイレクトで打てていればという思いも無くは無い。
とは言えこれは笠原のセーブを褒めるべきだろう。
また、明らかにデザインされたプレーではあったが…ドフリーだったため酒井が直接ヘディングシュートを狙っても良かったようにも思う。
23分、大宮の自陣でのリスタートに対して川本梨誉が良いプレスを見せボール奪取。
これを左の長倉幹樹に送り、DFとの駆け引きからシュートを選択するが…これはわずかに枠の上に。
長倉の左側を山中惇希がオーバーラップしたが…タイミング的には少し遅れており、距離を考えると大森理生の対応はちょっと長倉に対して距離があったように思う。
それが故に長倉に簡単に打たれてしまったが、その後の笠原の態度を見ると…打たせる選択は悪かったわけではなさそう。
この辺りはキーパーとDFの約束事であり…個人的にはもう少し詰めるべきだと思うが、抜かれるリスクとシュートを打たれるリスクの天秤でそれぞれが決めることではある。
良い形で先制に成功し、その後も攻勢を見せる群馬だったが…この時間帯では追加点を取れず。
【30~45分】これぞストライカー!川本梨誉
30分、大森理生からの浮き球を岡庭愁人が右サイド裏のスペースで受ける。
ややマイナスの「直接打ってください」と言わんばかりの折り返しに栗本広輝が入り込むも…空振り気味にミートせず。
こぼれ球をなんとか繋ごうとするが、これは群馬が回収に成功する。
確率的にはそれほど高いとは言えないだろうが、良い位置であり技術があれば十分にミドルシュートが叩き込まれてもおかしくない場所だっただけにこれは助かったシーン。
36分、大宮がペナルティエリアの中と外のスペースで細かくボールを繋ぐ。
高柳郁弥から栗本広輝と繋ぎ、アンジェロッティの落としを栗本が右に流し中野誠也がシュートを狙うが…これもミートせず枠を大きく外してしまう。
39分、群馬が右サイドからのコーナーを獲得すると、キッカーは風間宏希。
中央ややニアに送られたボールを高橋勇利也がフリーで合わせるが、これは笠原昂史がファインセーブ。
しかしこぼれ球を川本梨誉がゴールにぶち込んで…という表現が正しそうな弾丸シュートを叩き込んで追加点を奪う。
あの距離からクロスバーを叩きながら上のネットに突き刺すという、まさにさすがストライカーと言わんばかりのシュートであった。
あの位置にあの速度で蹴られたらキーパーはノーチャンスであるが…少しふかせばホームランと言われてしまうような難しいシュートである。
枠外を恐れて置きにいかず、力いっぱい叩き込んだ川本を絶賛したい素晴らしいシュートだった。
高橋は惜しかったが…しっかりとフリーで飛び込めており、今シーズンのセットプレーは本当によくデザインされている。
こうして前半のうちに欲しかった追加点を奪うことに成功し、ハーフタイムを迎える。
【45~60分】3枚代えでシステム変更の大宮
後半は大宮のキックオフでスタート。
2点を追うこととなった大宮はハーフタイムで一気に3枚代え。
中野誠也に代えて富山貴光、栗本広輝に代えて泉澤仁、大森理生に代えて美幸秀稔を投入。
これでシステムとしても4-4-2となるようである。
50分、風間宏希がドリブルで仕掛け長倉幹樹とワンツーを狙う。
これは通らずDFにぶつけてしまうが、こぼれ球を川本梨誉が直接シュートを狙うもミートせず。
今日は川本のところによくボールがこぼれてくる印象があり、前節から引き続き本職のFWということで気持ちよさそうにプレーしているのが印象的。
51分、自陣からボールを繋いでいたところ、中塩大貴から長倉幹樹がいつもの良い位置でボールを引き出す。
大宮はここに誰も付けておらず、一気に長倉がドリブル突破を開始。
ドリブルで持ち運び中央に切れ込みながら、最後は右サイド佐藤亮にスルーパスを送り込むと佐藤が直接シュートを狙うも枠の上に。
ボールの位置、タイミング的に右足でのシュートとなってしまったことが悔やまれる。
佐藤もフリーで入り込んでいただけに、長倉レベルであれば…佐藤が左足に置けるパスを出したいところ。
かなりレベルの高い要求ではあるし、佐藤が右足で打てれば良いだけの話だが…「長倉ならば」という部分。
53分、櫛引政敏がキャッチしたボールを左サイドの山中惇希にスロー。
するとスピードを活かして一気に左サイドを持ちあがる。
グラウンダーのクロスをゴール前に送り込み、ニアには川本梨誉が飛び込んできていたが…その前に岡庭愁人がブロックしてコーナーに。
通らなかったが山中の持ち味を活かした良い攻撃ではあった。
【60~75分】田頭亮太 Jデビュー
62分、自陣高めの位置でボールを回していた群馬だったが、高橋勇利也のバックパスがゴールに向かう。
櫛引政敏はパスを受けるためにゴールを空けており、必死に戻りライン手前で止めたものの…ヒヤリとするシーン。
ゴールまで距離があったために…という部分はあるが、バックパスは枠を外して蹴るというのは鉄則である。
65分、ここで群馬が交代に動き川本梨誉に代えて北川柊斗を投入。
そろそろ交代が欲しいと思ってはいたが…今日の川本を下げてしまうか。
得点はもちろんだが、今日はボールがよく集まっており非常に良い出来ではあっただけにもう少し引っ張っても面白かったかと。
しかしこの交代により、北川も本職であり良いプレーを見せているFWでの起用ということになる。
72分、プレーの流れの中から左サイドに流れた佐藤亮と、山中惇希に風間宏希で細かく繋いで左サイドでチャンスを作ろうとする。
最終的に山中が抜け出してクロスを送ると、ニアで北川柊斗がスルーし川上エドオジョン智慧が飛び込むが…その手前で長倉幹樹が触ってしまいコースが変わる。
なんとかエドがコントロールし自分のボールとするが、飛び込む勢いが無くなり放ったシュートも力なく枠を捉えられず。
73分、再び群馬が動きここで3枚を代える。
佐藤亮に代えて天笠泰輝、風間宏希に代えて内田達也、川上エドオジョン智慧に代えて田頭亮太を投入。
内田と田頭はそのままの位置に、天笠は左サイドに入り山中惇希が右にスライドすることとなる。
更には天笠はやや後ろ気味、5バックの左側というような形で5-4-1気味に可変。
同じタイミングで大宮も動き、岡庭愁人に代えて関口凱心を投入。
75分、大宮がゴール前で細かくパスを繋ぐ。
アンジェロッティの落としを柴山昌也が狙うと、これがポストに直撃…。
跳ね返りも幸運にも櫛引政敏のやや後ろを通り、この試合最大のピンチを脱する。
これが決まっていればゲームはもっと難しい展開になっていただろう。
【75~90分】ダメ押しはならずも逃げ切りに成功
80分、内田達也がボールを運び左サイドの天笠泰輝へ。
天笠からの低いクロスがゴール前に入るが、これは惜しくも長倉幹樹も山中惇希も触れず。
アウトオブプレーとなったところで大宮が最後の交代を使い、アンジェロッティに代えて矢島輝一を投入。
82分、群馬のクリアボールは明らかに大宮のボールだったが…ここに長倉幹樹が果敢にプレスをかけボール奪取に成功。
そのまま自ら持ち上がり、最後はカットインから右足を振るも…大宮のDF3枚に寄せられて打ち切れず。
この時間で3点目が取れていればほぼゲームが決まり、長倉としてもそれを狙っていたプレーだとは思うが…願わくばもう少し他の選手のフォローが早くほしかった。
2点差あるだけに人数をかけないのはわかるし間違っていないが…。
84分、群馬も最後の交代を使い山中惇希に代えて平松宗を投入。
これで北川柊斗が右に入ることに。
少し前からほぼ完全に5-4-1と言える状態になっており、平松は左のFWではあるが2列目の左側と言って良いだろう。
87分、大宮が左サイドからのコーナーキックを新里亮が合わせるも枠を捉えられず。
ちょっと誰も行けておらず危ないシーンではあった。
91分、高橋勇利也がインターセプトすると、右の北川柊斗に預ける。
すると高橋のインターセプトを見て一気にその裏側を田頭亮太がオーバーラップする。
北川からスルーパスが送られると、そのまま速度を活かして右サイドを突破しゴール前ではなくマイナスのクロスを選択。
ここに平松宗が飛び込むも…ミートしきれず枠を外してしまう。
時間を考えると2点差でもほぼ決まりではあるが…ここでしっかりとダメ押しの3点目を決めておきたかったところ。
しかし田頭はナイス判断でオーバーラップを選択し、良いプレーを見せてくれた。
そして4分のアディショナルタイムをしっかりと使い切り、実に約2ヶ月ぶりとなる勝利となった。
ピックアップポイント
酒井崇一の代役
今節の試合に関して、だいたい書きたい事は試合経過で書いてしまった。
そのため今回は35分にカードをもらい、累積により次節の出場停止が決まった酒井崇一の代役を考えたい。
もっとも悩まなくて良いものは、次節畑尾大翔が復帰する場合であろう。
何も考えずに昨シーズンと同じく、畑尾と城和隼颯でコンビを組ませれば良い。
畑尾が復帰できない場合には選択肢は4つだろうか。
可能性の低そうな順に、①高橋勇利也、②細貝萌、③川上優樹、④内田達也と個人的には考える。
まずは高橋勇利也だが…プレースタイルとしては本来可能性が最も高い選手かもしれない。
中塩大貴と位置を入れ替えても良いし、そのままCBで起用しても良いだろう。
しかし今シーズンはボランチで使われており、ここ2試合は結果を出しポジションを奪ったとも言えそうな勢いがある。
それだけに違うポジションでの起用となると…考えにくそうである。
続いて細貝萌だが、面白いアイディアではあるが…敢えて細貝をCBで使うというのも考えにくい。
試合終盤の逃げ切り策などであれば全く問題無いが、スタートからCBというのはリスクも高い。
そして川上優樹だが、天皇杯では城和隼颯とコンビを組んでプレー。
最もオーソドックスに行けば川上を起用することになるのだが…気になるのはリーグ戦でベンチに入っていないこと。
普段は城和が入っており、CBが2枚ベンチに…ということはないためにベンチ外なのはわかるが…畑尾大翔の離脱でもベンチに入っていない。
言い換えるとベンチにはCBが不在の状態で2試合戦っているのである。
次節はバックアップでベンチ入りはあっても、スタメンでの起用となると…というのが個人的な予想となっている。
ということで、内田達也のCB起用となるのではないかと。
今触れたようにCB不在のベンチの理由は、トラブル時には内田がCBでプレーできるから…というのがあるだろう。
もしかしたら高橋勇利也をCBに回して、内田もしくは天笠泰輝をボランチに入れるという策も取れる。
しかし今節天笠はサイドハーフでの起用となったように、高橋のボランチはしばらく動かなそうな予感。
そのため内田達也のCB起用を有力視しつつ、もしかしたら川上優樹の抜擢となるのではないかと予想してみる。
余談としてゲームのように考えれば、菊地健太という選択肢も面白いと付け加えておく。
CB起用ではなく健太を左サイドバックで起用し、中塩大貴をCBにスライドさせる。
健太は天皇杯では左サイドバックで起用されておりこれは全く問題無い。
中塩大貴も本来CBの選手であり、現在もフォーメーション図としては左サイドバックながら、役割としては3CBの左側と言える。
ということで全く問題無くプレー出来そうではあるが、現行の可変システムの肝は両側のサイドバック。
右側の岡本一真に注目がいきがちではあるが、左側の中塩大貴もシステムの重要な役割となっている。
大槻監督の性格を考えるとここを変えるとは思いにくく、それが「ゲームのように考えれば」である。
ウイ〇レならば全く問題無く機能するだろうが…というところ。
果たして次節どういうアイディアでくるのか、楽しみである。
MOM
この試合のMOMは高橋勇利也としたい。
2節続けてのMOMだが、妥当な活躍だっただろう。
得点はもちろんだが何よりもボランチとしてフィットしてきた印象がある。
特に元々CBの選手とは思えない良い攻撃参加を見せており、それが得点にも繋がっていると言えるだろう。
(もちろん得点シーンだけを見ればセットプレーからであり、だから前にいるとは言えるが)
次点に川本梨誉。
彼はFWの選手、それ以外に言うことは無い。
FW起用の2試合で素晴らしい活躍を見せたと言える。
そして川上エドオジョン智慧の名前を挙げたい。
前節は久々の右サイドバックだったからか、プレーに戸惑いと言うか…不慣れな感が見えた。
しかし今節は見事に右サイドバック及び、群馬の可変システムの右サイドとしてのプレーを見せてくれた。
特に攻撃面が持ち味の選手だが、スピードだけでなく足技を見せての突破と、なかなかテクニックがあるところを見せたと言えるだろう。
やっぱり右サイドの方がやりやすいようにも見える。
そしてもう一人、長倉幹樹の名前も挙げたい。
怪我から復帰した際には本来のキレが戻ってないように見えたが、今節も100%ではなさそうながらもかなり調子は戻ってきているように見える。
長倉がいるのといないのとでは攻撃面が大きく変わるため、ここから更に調子を上げていくことを期待したい。
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