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【2021 J2第38節】ザスパクサツ群馬 対 SC相模原【レビュー】

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※ザスパクサツ群馬ファンによる、ザスパクサツ群馬贔屓のマッチレビューです。

前節の長崎戦は上位との対決、そして久々の週2試合という日程もありターンオーバーで臨んだ形に。

言い方は適切ではないですが、ある意味長崎戦を捨ててでも温存して臨む、今節相模原戦です。

残留争いの直接対決ということもあり、残り試合数を考えるとここで勝っておけば大きく残留が見えてくるこの試合。

そんな第38節、SC相模原戦をレビューします。

スタメン・フォーメーション

ザスパクサツ群馬

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 1 清水慶記
DF 3 畑尾大翔
24 光永祐也
25 小島雅也
40 大武峻
MF 7 加藤潤也
8 岩上祐三
11 田中稔也
41 中山雄登
FW 10 青木翔大
50 大前元紀

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 21 松原修平
DF 32 渡辺広大
36 吉永昇偉
MF 6 内田達也
19 白石智之
33 細貝萌
FW 9 北川柊斗

 

群馬は前節からメンバーを再びその前の松本山雅戦に戻す形に。

松本戦では良い活躍を見せた光永裕也と加藤潤也のコンビが復活となる。

そしてベンチには久しぶりに吉永昇偉が復帰し、ジャスティンが外れることに。

更には前節に続いて細貝萌がベンチ入りしたことで、久保田和音が外れることとなった。

渡辺、内田、細貝と…ベンチメンバーが少し守備よりなのが気になるところで、ボランチを2枚置く必要があるのかとも思うところ。

悪くない活躍を見せていた進をベンチに置いても良いんじゃないかとも思うが…。

SC相模原

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 16 三浦基瑛
DF 2 夛田凌輔
18 白井達也
30 川崎裕大
35 藤原優大
MF 7 清原翔平
15 川上竜
37 兵藤慎剛
39 松橋優安
FW 23 平松宗
26 兒玉澪王斗

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 1 アジェノール
DF 13 石田崚真
29 後藤圭太
MF 14 安藤翼
33 梅鉢貴秀
40 児玉駿斗
FW 22 中山雄希

 

対する相模原はこの大事な一戦に向けて大きくメンバーを変更。

久々にスタメンとなった選手が多いのが印象的。

群馬としてはありがたいことにユーリが累積で出場停止となっている。

そして前節温存かと思った藤本淳吾は怪我だったか、今節も不在となった。

ザスパとしては梅井大輝が気になるが、今シーズンは前半は出場していたもののポジションを失った状態。

そして窪田良はあまり出場できていない模様となっている。

夛田凌輔はこの試合もスタメンとなっているように、比較的コンスタントに出場機会を得ているようである。

個人的にこの夛田という選手が好きで、豊富な運動量とそれなりの精度のあるクロスはもちろん、守備時のスペースを消す動きが素晴らしいと思っている。

特に逆サイドにボールがある時の戻り方が上手い印象があり、久しぶりに姿を見れるのが楽しみである。

試合経過

いきなり決定機!わずかに頭に合わず

前半は群馬のキックオフでスタート。

いつものスタジアム事情により、寒くなってきた時期ではあるがナイターでの試合となる。

幸いにもここ数日はそれほど寒くない日が続き、群馬なのに風がほぼ無いという好条件でキックオフとなった。

 

開始早々の3分、左サイドの良い位置でフリーキックを獲得し蹴るのはもちろん大前元紀。

非常に良いボールが入ったものの、わずかに大武峻の頭を超えてしまう。

抜けたボールには畑尾大翔が詰めていたものの、川﨑裕大が身体を入れて阻止。

川崎に当たってラインを割ったように見えたが、判定は残念ながらゴールキックに。

いきなり非常に惜しいシーンとなった。

 

6分には青木翔大加藤潤也中山雄登の3人で右サイドを攻略。

そこに上がってきた小島雅也を使い、小島はペナルティエリア角の少し外からアーリークロスを低く送る。

これを青木が見事に収めるもシュートは打てず、一度中山に落とすが中山のシュートはブロックされてしまう。

結果的にブロックされる形になったが、これも複数人がボールに絡み非常に良い形の攻撃となっている。

 

その後はお互いに落とせない試合ということもあり、中盤で激しい気合の入った潰し合いの展開となる。

決定機と言える決定機はどちらにもないものの、なかなか引き締まった面白いゲームが続いている。

お互いに落とせない試合!息の詰まる展開に

17分には大前元紀のスルーパスに、田中稔也が抜け出す。

早いタイミングで上げたクロスを青木翔大が足元で収め、逆サイド加藤潤也に落とす。

加藤は自ら打っても良かったと思うが、縦に抜けた青木を使い結果的にワンツーの形に。

しかし青木はシュートまでは打たせてもらえず…。

今日の青木はいつも以上によくボールが収まっているのが印象的。

元々ポストプレーが持ち味の選手だが、それでも今日はかなり収まりが良いと言うか…トラップが良い。

 

直後の18分には自陣の畑尾大翔から左サイドを上がる光永祐也にスルーパスが入る。

光永はグラウンダーのクロスを中に供給し、ここに青木が滑り込むもこれはDFのブロックに合いコーナーキックに。

松本戦に続いて光永は持ち味であるクロスをこの試合でも早速見せている。

 

20分には相模原も反撃。

群馬左サイドを突破されクロスを上げられるが、これは中に詰めていた選手には誰にも合わず。

22分にはフリーキックを跳ね返したこぼれ球を再び放り込まれ、これも跳ね返すことには成功するが…こぼれ球を兵藤慎剛に打たれてしまう。

このミドルシュートは枠を大きく外れるが、相模原はここまで非常に出足が良くセカンドボールを拾えている。

相模原もこの試合に勝たないと残留が厳しくなるので、かなり気持ちの入ったプレーが多い。

 

25分には自陣のスローインから速い攻めを見せ、左サイドから光永がクロスを放りこむ。

これは中に入り込んだ大前にわずかに合わなかったものの…やはり今日も加藤光永の連携が良い。

しかし連携は良いのだが…今日の光永は少しイージーなミス、トラップミスやパスミスが目立つ印象。

松本戦で足元が良くなったと書いたが…今日は以前の光永となっている。

相模原のプレスが速いのが原因だが、なんとか落ち着いて冷静に対応していければ…。

まさかの大武が負傷退場

32分には群馬左サイドを使われクロスをゴール前に入れられるも、これまた誰も触れずに助かるシーン。

38分には畑尾大翔のパスが光永祐也と合わず、夛田凌輔にカットされてしまう。

そこから一度近くの清原翔平に預け、ワンツーで再びもらいダイレクトでクロスを上げる。

これを平松宗が右足アウトで後方に落とし、入り込んだ清原が左足を振りぬく!

これは大武峻が身体を張ってブロックするが、このこぼれ球も川上竜にミドルで打たれてしまう。

このミドルには岩上祐三が身体を投げ出してブロックし、わずかにゴールの外に逸れてコーナーキックに。

しかしここで大武が倒れたままとなっていたことでプレーが止まる。

清原がシュートを打った後に止まり切れずに、結果的に大武の腰に飛び膝蹴りのような形で接触してしまったようで…大武は片膝は付いたもののそこから立ち上がることができずに負傷交代。

腰だけに大きな怪我で離脱にならないと良いが…。

 

これで少し時間が止まっていたこともあり、プレー再開前の42分に渡辺広大を投入。

このコーナーキックは早速広大が跳ね返し、難しい状況での出場になったがベテランらしさを見せてくれた。

 

49分には自陣からのスローインを奪われ、平松にクロスを上げられるも岩上が再び身体を張ってブロック。

今日も岩上は気合の入った守備を見せているが…本当であればもっと守備の負担を軽くして攻撃面で良さを出したいところ。

こうしてなんとか前半は耐えきる形でハーフタイムを迎えるが、岩上が少し右膝を気にして痛そうにしているのが気になるところ。

岩上こそ現状のチームで代えが効かない存在なだけに…無理はさせたくないが、交代となっても困るというツライ状況であろう。

珍しくHTで動く群馬!采配的中

後半は相模原のキックオフでスタート。

なんとこのハーフタイムで群馬は珍しく交代カードを切り、光永祐也に代えて吉永昇偉を投入。

光永は攻撃面では良いクロスを送ったりと、らしさは見せていたものの…足元のミスが続いたのと守備面が悪かったか。

確かに夛田凌輔に翻弄された感があるので、この交代は理解できるが…光永冷遇されているなという印象は否めない。

小島雅也吉永を入れ替えるかなと思ったが、どうやら吉永はそのまま左に入るもよう。

 

開始直後の46分、ゴールキーパーからのロングボールは青木翔大に収まらなかったものの、こぼれ球を岩上祐三が回収。

これを左サイドの加藤潤也に当て、加藤は左サイドを突破。

1枚マーカーを剥がし、中の大前元紀に送り、大前はオーバーラップしてきた吉永を使うべく再び左サイドに。

これを吉永がワントラップして中の状況をしっかり確認したうえで、右足で良いクロスを供給。

ここに青木翔大がダイビングヘッドで飛び込み先制に成功。

加藤大前の連携でドフリーを作れたこと、クロスが右足で蹴れたという2点が大きいが、交代直後に吉永は素晴らしいクロスを上げてくれた。

青木もストライカーらしい見事なヘディングだった。

これはこの試合本当に大きな大きな先制点になるだろう。

 

55分には大前が左サイドで空間を使う、浮かせた技ありのスルーパスを出すも…これは吉永のトラップが流れてしまいクロスを上げられずコーナーキックへ。

大前はこういった技術は本当に上手いだけに、なんとかゴール前で勝負させたいところだが…。

どうしても下りてきてしまうシーンが目立ち、フィジカル的には強いわけではないので、キープできずに失うシーンが目立つのがなんとも。

周囲の選手の連携もあるので本人だけの問題ではないが、収まったとしても攻撃が遅れるブレーキになってしまっているのも問題だろう。

今日の試合では青木に良い形で収まっていることもあり、なんとか前線に留まっていてもらいたいところ。

 

58分、岩上祐三のロングボールを青木が左サイドで競り合い、こぼれたボールを加藤が回収。

自らペナルティエリア内に切り込んでシュートかと思ったが、大前を選択するもこれは通らず。

こぼれ球を再び自らシュートするも、ミートしきらなかったか…威力なくキーパーに足でセーブされてしまう。

得意な角度でもあったことから、最初の段階で自ら打っても良かったと思うが…。

多分交わした段階で、シュートコースに一気に体を入れてきた白井達也が目に入ったのだろう。

あの段階では大前もフリーであり、後ろから必死に戻った兵藤慎剛は恐らく加藤は見えていなかったかと。

 

とにもかくにも今日は青木に収まるのが大きいが…それが故に青木をどこで下げるかが勝負を分ける気がする。

青木なだけに90分やり通してしまうかもしれないが、このペースでは恐らく最後までは持たないだろう。

そこをいち早くベンチが判断して決断できるか?

ここで守り固め?まだ早くないか?

67分に相模原が最初の交代カードを切る。

清原翔平に代えて児玉駿斗を、兵藤慎剛に代えて梅鉢貴秀を投入。

直後、群馬の左サイドから夛田凌輔が良いクロスを上げ、これを松橋優安が合わせるも…渡辺広大がしっかりと身体を寄せてコーナーキックに。

広大もここまで多少危なっかしさは感じるものの、途中出場という難しい状況の中しっかりと務めている印象。

しかしこの試合の夛田凌輔は良い。

運動量は元々多かったが、クロスの精度はあんなに良かっただろうか?

 

そして72分、岩上から良いサイドチェンジで左サイドに送るも…これは夛田が読み切り完璧にインターセプト。

そう、こういった戻りながらの時のポジショニングが良い選手だった印象が強い。

73分には再び青木が競り合ったこぼれ球を加藤が回収。

ゴール前まで単独で持ち込むも、シュートは藤原優大のスライディングで止められてしまう。

しかし青木を起点に左サイドは良い形が作れているだけに、ここしばらく田中稔也が絡んでいないのが気になるところ。

 

74分には群馬左サイドを使われ、夛田児玉駿斗梅鉢と繋ぎ梅鉢がアーリークロスを供給。

中は平松宗1人だったが、ボールが非常に良く広大がボールに対して背中を向けざるを得ない形になったことで勝負あり。

しかしそれでも広大が必死に身体を寄せたことと、小島雅也がフォローに入ったこともあってか、平松のヘディングは清水慶記の正面に。

 

75分には群馬も動き、中山雄登に代えて細貝萌田中稔也に代えて内田達也を投入。

この試合あまり中山が効いていない印象があり、稔也もガス欠か60分過ぎくらいから消えている印象があったので…この人選に疑問は無いが…細貝内田か。

ボランチを3枚にして、以前上手くいった3ボランチ気味に変えるのだろうが…ちょっと残り時間が長くないだろうか?

同じタイミングで相模原もカードを切り、松橋優安に代えて安藤翼を投入。

 

そして77分、センターライン付近から藤原優大の良い縦パスが平松宗に入る。

そこから群馬左サイドの夛田凌輔に送り、夛田のクロスを安藤が頭で合わせて同点に…。

守り切るという指示がベンチから出た直後に失点という…非常に痛い展開となってしまう。

ここは後ほど取り上げたい。

吠えろ白石!群馬の誇りよ

79分、ペナルティエリアのライン上で青木翔大が粘ったところ、こぼれ球を渡辺広大畑尾大翔に繋ぎ、畑尾がミドルシュートを放つも枠の上に。

セットプレーだったこともあり、CB2枚が前線に残っていたために少し珍しい形になった。

しかし畑尾のシュートは可能性を感じさせる良いシュートだったな。

CBというポジションもあり、カウンターを受けないためにもシュートで終わりたいという意識があるのだとは思うが…DFではなく攻撃陣にもこういった積極的なシュートを願いたいところ。

 

続く同79分、細貝萌がバイタルエリアで児玉駿斗のチェックを受けボールを失う。

これを安藤翼に拾われてシュートを打たれるも、清水慶記がナイスセーブでコーナーに逃れる。

細貝は前線に下りてもらいに来いというジェスチャーをしており、この辺りは周囲との連携が今一つなところ。

そして失ってはいけないところで失ってしまう…というのは試合勘が鈍っていて戻り切っていないというところか。

80分にはこのコーナーキックを川崎裕大に合わせられるも枠の外に。

相模原は勝つしかないわけで、同点ゴールを挙げたこともあり一気に流れが向こうに行っている。

守り切れるか怪しいこともあるが…しっかり守って前がかりのところをカウンターで仕留めたいところ。

果たしてベンチは準備しているのだろうか?

 

89分にやっと最後のカードを切り、大前元紀に代えて白石智之を投入。

うーん…最初のボランチ2枚を入れたのは理解はできなくないし、同点になったのは結果論だから…とは思う。

しかしなんで同点にされてから、次の攻撃のカードを切るまでに12分もかかるのだろうか?

 

90分にはセンターサークル内でフリーキックを獲得。

このフリーキックで点を取りにいくべく、CB2枚も前線に上げた状態。

岩上祐三のキックは左サイドの畑尾が胸で中に落とし、受けた加藤潤也が見事なシュートフェイントから左に切り返し左足でシュート。

これは惜しくもサイドネットとなり…得点にはならず。

 

92分には相模原も勝ちにきて、群馬左サイドからニアサイドにグラウンダーのクロスを供給。

安藤が走りこんでおりシュートだったのか中に折り返したのか?とにもかくにも清水がしっかりと正面で受けて危機を脱する。

 

93分には白石が左サイドを一気に駆け上がり、ここでコーナーキックを獲得。

白石はこの短時間ながら、既に持ち味であるドリブル突破を2回見せており、いつも以上に勝って終わるという気迫を感じる。

このコーナーキック前に相模原が交代枠を使い、藤原優大に代えて後藤圭太を投入。

そしてこのコーナーキックは相模原に跳ね返される形となり、そのままタイムアップ。

両者痛み分けという結果に終わった。

ピックアップポイント

77分の失点シーン。マークは誰が付くべきだったのか?

77分の失点シーンを振り返る。

まずセンターライン付近でボールを持った、右のCBの藤原優大から良い縦パスが平松宗に入る。

岩上細貝の間を抜かれる形で、これは平松の動きが本当に良かったと言える。

…言えるのだが、細貝内田を入れて3ボランチにしたのではなかったのだろうか?

内田稔也のポジション、右サイドハーフに入ったのかもしれないが…それなら内田という選択ではなかったかと。

となると、中央を厚くしたハズなのにその中央に簡単に通されたことが失点の原因の1つと言えるだろう。

 

そして平松から群馬の左サイドの夛田凌輔に送られるわけだが、このパスが少しマイナスになったことで速度が落ちる。

それもあってか、吉永の対応が少し余裕を与え過ぎた印象もある。

縦に抜かれる可能性、中に切り込んでくる可能性、そしてクロスを送る可能性と選択肢が多かったために、吉永としては縦への突破を考慮して少し距離を空けていたのだろう。

結果としてはもう少し距離を詰めておくべきだった…ということになるが、個人的にはまぁここは仕方ない範疇かと。

 

ちなみにこの夛田がクロスを送る瞬間のポジショニングがこちら。

 

ボールに近い方から見ていくが、まず畑尾のポジションはまぁこれで良いだろう。

吉永がドリブルで交わされた際にフォローできる位置にいる。

(画像だと少し吉永よりも高過ぎる位置に見えるが、実際は十分フォローできる位置だった)

 

続いて広大は少しニアに寄り過ぎている印象はあるが、この辺りはその前のプレーの影響もある。

そして安藤小島が付いており、平松が中に入ってくることもあり広大のポジショニングも悪いわけではないだろう。

 

ということで、安藤のマークについていなければならないのは小島である。

ただ…小島がマークを外してしまった理由も理解できる。

この場面で大外には兒玉だと思うが上がってきており、清水細貝から「ファーきてる」という指示が出ている。

このファーを見るべきは右サイドバックの小島と、右サイドハーフなのかボランチの右なのか…に入った内田達也となる。

そのため小島としてはファーの指示が出れば当然気になるわけで、そちらに目を移したタイミングで安藤に中に走られているのである。

 

広大としては安藤がいることは見て知っていたが、多分認識としては小島が付いていると思っているハズ。

そして平松が入ってくるスペースを埋めるという仕事もしており、広大が落下点に入れなかったのは仕方ないだろう。

兒玉のところは内田がケアしたこともあり、安藤には小島が付くべきであった…となる。

なるが…先ほど書いたように小島が目を離したのは理解でき、その隙を突いて広大小島の間にポジションを取った安藤が上手かった。

そしてそこにピンポイントでクロスを送った夛田が上手かった。

 

ちなみに、最初に平松に入った段階でチェックに行った(すぐに夛田に出たので当たりにいってはないが)のが畑尾である。

そこを考えると、吉永が抜かれた際のフォローがあるが…畑尾がもう少し平松に付いて中に入り、伴って広大がもう少し中央のポジションを取れれば…。

そうなっていたら広大がもう少し余裕を持って安藤を見れた…かもしれない。

とは言え、これはかなりタラレバな話である。

 

結論的には小島のミス…ということになるだろうが、ミスの原因を考えると擁護したい部分があるので取り上げてみた。

残り4試合 この弱気な采配で残留できるのか?

サッカー感は人それぞれあるだろから…好みの部分や考え方が違うというのはあるだろう。

しかしここ数試合采配が嫌に弱気なのが気になるところ。

サッカーは基本的に攻撃側が有利なスポーツであり、光永起用のメリットとしても上げているが、深い位置からのセンタリングを代表的に守る側はボールとマーカーを同時に視野に入れられなくなるシチュエーションが出てくる。

そうなると当然、今回の失点シーンのようにマークを外してしまうということが起こるわけである。

大武の加入もあり、かなり堅守になった印象はあるものの…失点が無いわけではなく10月以降は山形と水戸の2試合をクリーンシートで終えたのみ。

 

この状況で1点を長時間守り切ろうという采配で良いのだろうか?

1点を守り切ろうという采配はまだ良いとして、同点にされてから白石投入まで10分以上あったのが個人的には気になるところ。

あの時間帯ならある程度アップはしっかりしているだろうし、白石としては展開によっては出番がくるだろうと予想しているハズ。

となると、呼ばれてからアップのピッチを上げて…ということではなく、呼ばれたのが既に10分程度経ってからと思われる。

 

同点で良いとするか、攻撃のカードを切って勝ちにいくか…悩んだところはあっただろうが…。

久藤監督には就任当初のような思い切った采配を思い出してほしい。

また代えの効かない選手なのはわかるが、大前加藤田中を引っ張り過ぎている印象も強い。

残しておけば何かしてくれそうな期待感があるのはわかるが、足が止まってきた段階で交代カードを切っても良いのではないかと。

特に両サイドハーフの運動量が落ちてくると、全体的に押し込まれる展開となる試合が続いている。

今のシステムでは両サイドハーフの攻守の負担が大きく、相当の運動量が求められることもあり…5人代えられるレギュレーションということも考えると早めの交代をしても良いのではないだろうか?

 

残留のためには負けないことが大事なのはわかるが、守り抜くにしてもベンチには積極的な動きを期待したい。

MOM

この試合のMOMは…青木翔大としたい。

多分ほとんどの方が青木を選ぶと思うが、一応簡単に青木を評価したいと思う。

まず、貴重な得点を取ったというのが1点。

 

しかしそれ以上に、この試合の青木は本当によくボールが収まった。

ポジション取りと裏に抜けるタイミングがよく、そしてトラップも良くほとんどのボールが足元に収まったと言って良い。

ハイボールに関してもほとんど競り勝ち、自分で収められないとしてもしっかりと味方に落とすというポストプレーの基本を徹底。

そして今日も守備でもよく走ってくれた。

この試合に関してはパーフェクトと言って良いのではないだろうか?

 

時点は加藤かな?

やはり彼がいると攻撃が一味違うと言え、自ら突破していける能力と、溜めてサイドバックを使うという両方を効率よく行っている。

この試合は青木との距離感がよく、青木が競ったボールをよく拾っていたのも印象的。

最後のシュートが入っていれば…。

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