※ザスパクサツ群馬ファンによる、ザスパクサツ群馬贔屓のマッチレビューです。
直近では1分9敗と非常に苦しい状況かつ、泥沼の5連敗中。
今節はJ1復帰を狙い、現在はプレーオフ圏内という大分トリニータを相手にアウェーに乗り込む形になるが…厳しい戦いが予想されつつも残留に向けて1を狙いたいところ。
天皇杯から中2日で行われることもあり、広島相手に善戦した流れを持って大分に臨みたい。
今回はそんな大分トリニータ戦をレビューします。
Contents
スタメン・フォーメーション
大分トリニータ
スターティングメンバー
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 1 | 高木駿 |
DF | 3 | 三竿雄斗 |
4 | 坂圭祐 | |
19 | 上夷克典 | |
MF | 17 | 井上健太 |
23 | 中川寛斗 | |
26 | 保田堅心 | |
43 | 弓場将輝 | |
FW | 16 | 渡邉新太 |
18 | 藤本一輝 | |
33 | 呉屋大翔 |
ベンチ
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 24 | 西川幸之介 |
DF | 15 | 小出悠太 |
MF | 10 | 野村直輝 |
21 | エドゥアルド ネット | |
39 | 増山朝陽 | |
FW | 13 | 伊佐耕平 |
22 | サムエル |
大分は前節から1枚代えとなり長沢駿が怪我によりメンバー外ということ。
ベンチメンバーは多少変更があるものの、スタメンは10人が前節と同じ状態に。
注目としては両サイドアタッカーの井上健太と藤本一輝。
サイドでの攻防をどちらが有利に進められるか、どれだけ相手のサイドを押し込めるかというのがポイントになりそうな予感。
そして大分と言えばGKの吉田舜だが、開幕戦で90分プレーした後は出番なしの状態が続いている。
ザスパクサツ群馬
スターティングメンバー
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 21 | 櫛引政敏 |
DF | 2 | 城和隼颯 |
3 | 畑尾大翔 | |
4 | 川上優樹 | |
22 | 高橋勇利也 | |
MF | 7 | 加藤潤也 |
15 | 風間宏希 | |
33 | 細貝萌 | |
38 | 天笠泰輝 | |
FW | 9 | 北川柊斗 |
39 | 高木彰人 |
ベンチ
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 1 | 清水慶記 |
DF | 5 | 藤井悠太 |
25 | 小島雅也 | |
MF | 8 | 岩上祐三 |
27 | 奥村晃司 | |
FW | 11 | 深堀隼平 |
30 | 山根永遠 |
群馬は前節からは4枚の変更となり、城和隼颯がスタメン復帰。
小島雅也がリーグ戦では今期初?のベンチスタートとなり高橋勇利也が入ることに。
そして前節に復帰した細貝萌がスタートから起用となり、天笠泰輝もスタメン起用となった。
前節人違いにより累積警告で出場停止となった白石智之は今節不在となり、残念ながら処分の変更は無かったもよう。
…だが、そもそもクラブとして抗議したのかどうかもわからず。
個人的には前節MOMとした川上優樹が再び右サイドでスタメンとなったことに期待したい。
試合経過
左サイドを制圧されるも耐えきる
前半は大分のキックオフでスタート。
5分、群馬右サイドの井上健太からのクロスに呉屋大翔が飛び込むが、このヘディングは枠の外に。
これには高橋勇利也がしっかりと体を寄せており、今日の高橋は久々のリーグ戦出場に気合を感じさせる。
しかし6分までに、やや遅れて厳しく行ったファールが2つ取られているだけに…気合が入り過ぎて無駄なカードを貰うのは避けたいところ。
7分、上夷克典から井上健太に広げると、フォローにきた中川寛斗とのワンツーから一気に縦に抜け出しクロス。
このクロスに呉屋大翔が飛び込むも、このシュートも枠を外れて群馬としては助かる形に。
呉屋は城和隼颯を相手に完全に死角から前に飛び込んでおり、一つ前の畑尾大翔もボールには寄せたが…というだけにかなり危険なシーンと言える。
9分にも再び群馬左サイドを井上と中川のワンツーで突破されてクロスを上げられており、井上の突破に対応できていないシーンが続く。
14分、群馬左サイドからのコーナーキック。
弓場将輝のキックは川上優樹と細貝萌のところで跳ね返すが、こぼれ球を井上健太がインサイドでコントロールショット。
これは櫛引政敏がナイスセーブで対応するも、こぼれ球を再び弓場がクロスを送る。
しかしこのボールも再び川上が弾き返し、今日の4バックはサイドも高さがあるということで…簡単なクロスでの高さ勝負は群馬に分があると言えそう。
5バックに変更しカウンター狙い
15分、群馬右サイドでのスローインは北川柊斗の頭を超え大分ボールになりかけるが、加藤潤也が良い寄せからボール奪取。
そのまま縦に仕掛けるとファールを貰ってフリーキックを獲得する。
前半も15分となるが、この時間までで唯一と言える群馬の攻撃シーン。
徐々に反撃に転じていきたいところ。
16分、このフリーキックを風間宏希がニアに放り込むと高橋勇利也が頭で合わせるが…これがわずかに枠の外。
良い動きで完全にフリーになっており、クロスもピンポイントだっただけに…枠に飛ばしておきたかったところ。
開始15分で左サイドを散々深く抉られたこともあってか、この時間帯は天笠泰輝がDFラインに入る形で5バックを形成。
加藤潤也が2列目の左に下りる形で5-4-1という形で守る。
ベンチからの指示なのだとは思うが、試合中にこうやって臨機応変に形を変えられるというのは大きなポイントと言えるだろう。
うーん、やはり大槻監督としては本当は4-4-2じゃなくて3バック(5バック)にしたいんじゃないかと思ってしまう。
18分、高木彰人が守備のスイッチを入れてプレスにいったことでパスミスを誘発。
このパスを風間宏希が完全に読み切る形でインターセプトすると、前の北川柊斗に当てる。
北川はターンして中央を左サイドに向かってドリブルで運び、加藤潤也へ。
KJは技ありのアウトサイドで更に外を駆け上がる天笠泰輝にスルーパスを通す。
天笠はゴール前にクロスを送るが、中が北川1枚だけだったこともあり…手前でDFにクリアされてしまう。
21分には再び風間宏希が良いインターセプトを見せると、こぼれ球を加藤潤也が運ぶ。
対応した保田堅心を上手くドリブルで剥がしつつ、オーバーラップしてきた天笠泰輝に広げるとゴール前にクロスを供給。
これに北川柊斗が飛び込むも…わずかに合わずボールは逆サイドまで。
5-4-1で北川の1トップとなるため、ゴール前に入り込む枚数が足りないためにピンポイントのクロスしかチャンスにはならないが…しっかりと守ってカウンターという形は見せられていると言える。
この形を継続しつつ、体力的に厳しいのはわかるがゴール前にもう少し人数をかけたいところだろう。
粘り強い守備を見せるもオウンゴールで失点
5-4-1にしたこともあり、群馬としてはしっかりと守ってカウンターという展開に。
しかし奪った後に簡単に長いボールを蹴って、再び相手ボールとなるシーンも目立つ。
まぁ出しどころを探して奪われて…というよりは相手陣地深くまで押し返して再びDFをセットする方がマシか。
また大分のCBの中央の坂圭祐だが、この時間までに比較的セーフティなプレーが目立っている。
無理せずに簡単にタッチラインに逃げる傾向があるので、ロングボールはここを狙って北川にプレッシャーをかけさせれば高い位置でスローインが取れそう。
しかし…これは今節に限った話では無いが群馬はスローインが致命的に悪い。
貰い手の動きが足りず、スローワーがどこに投げようか悩むシーンが多く…苦し紛れに投げるために相手ボールになってしまっている。
32分、高橋勇利也からの良いサイドチェンジを高木彰人が収め、一度城和隼颯に戻す。
これを城和がダイレクトで浮かして大外の川上優樹に。
タッチラインギリギリのボールとなるが、川上が上手く収めて縦への突破をはかったところで潰されファールを獲得。
大きなサイドチェンジと、その後のダイレクトパスと…こういったプレーが無いとボールを動かしてもマークはズレずにチャンスは生まれない。
33分、このフリーキックを畑尾大翔が頭で合わせるも…これはゴールキーパーの正面に。
しかしこのシーンも畑尾はほぼフリーで合わせているし、大分のゾーンディフェンスも…正直上手くいっているとは言えない。
2本続けて風間は良いキックをしているし、高い位置でのフリーキックから先に点を取りたいところ。
しかし41分、三竿雄斗と藤本一輝の2人で群馬右サイドを崩すと藤本がゴール前にクロスを供給。
これにニアサイドで川上優樹がクリアしようと足を出し、ボールはゴールに吸い込まれてしまう。
川上としては無理目な体勢であり後ろには畑尾大翔もいたので、声掛けで足を出させずに畑尾がクリアすれば良かった…とは言えるが、DFとしては足を出してしまうシーンだろう。
本人としてはもう少し早く足を出せて早く触れ、コーナーキックに逃れクリアとなる…イメージだったと思われる。
手前でワンバウンドもあるためこのオウンゴールは仕方ないとして、問題はその前のクロス対応。
三竿と藤本2枚に対して城和隼颯の1枚だったのが問題点。
CB城和がここまで釣りだされ、中にSBの川上がいるようにその前のプレーで一度右サイドを崩されかけているためにズレが生まれているのだが…もう少し高木彰人はサイドに寄せて2対2の状況にしておきたかったところ。
であればもう少し藤本へ寄せられ、簡単にクロスを上げられなかっただろう。
前半を0で耐えきりたかったが、終了間際にオウンゴールで失点してハーフタイムを迎えることとなった。
後半早々にミスから失点でプランが崩れる
後半は群馬のキックオフでスタート。
前半終了間際の失点もあり、ハーフタイムで群馬が動く。
天笠泰輝に代えて小島雅也を投入し、小島はそのまま天笠のいた左サイドに入る。
そして前半の5バックと形としては変わらないものの、右の川上優樹も左の小島もどちらも高めの位置を取ることで3バックとなる。
しかし天笠は…序盤こそ何回か左サイドの突破を許したが、天笠だけの責任では無いだろう。
5バックにしてからはしっかりと対応しており、カウンターではしっかりと上がってクロスまで持ち込んでいた。
中2日ではあるが天皇杯でも終盤の出場となっており、個人的には疑問も残る交代。
47分、井上健太から裏に抜け出した渡邉新太に浮かせたパスが入る。
これは城和隼颯が上手く身体を寄せてマイボールにしたかに見えたが…再び渡邉に身体をぶつけられて奪われてしまう。
そのままペナルティエリア内に侵入した渡邉はゴール前にグラウンダーのクロスを折り返すと、ニアで呉屋大翔がスルー。
その後ろから中川寛斗がフリーで入ってきてダイレクトでシュートを放つが、これは櫛引政敏が残した左足でファインセーブ。
このこぼれ球を藤本一輝が拾うと、オーバーラップする三竿雄斗を囮にカットインからシュートを放ち追加点。
藤本には高木彰人が対峙しており、カットインには風間宏希もフォローにいったのだが…2人の間を抜かれるような形で見事なミドルシュートを決められてしまう。
高木の距離は適切だったのか?風間のフォローはもっと寄せなくて良かったのか?などもあるが、プレーとしてはその前の中川のシュートで終わりだろう。
櫛引がファインセーブで止めたからそこでは失点しなかったものの確実に決定機であり…遡ればその前の城和の対応が要因と言える。
渡邉と足がぶつかり合うような不運でもあったが…あそこであぁいった形で奪われてしまうのは本当にマズい。
2点差となったこともあり、52分に群馬が再び動いて城和隼颯に代えて深堀隼平、加藤潤也に代えて山根永遠を投入。
ハーフタイムで修正したプランも早々の失点で崩れたと言え、戦術面もあるだろうが…城和としては懲罰交代とも言える交代となってしまう。
これで川上優樹がCBに入り、右から川上、畑尾大翔、高橋勇利也の3枚。
小島雅也がサイドを右に変え、左のWBに山根永遠、KJのいた左のシャドーに深堀が入る形となる。
58分、大分がGKも含めて自陣で回していたところに小島雅也が一気にプレスをかけ藤本一輝からボールを奪取。
このこぼれ球を高木彰人が回収しペナルティエリア内に侵入するも、藤本も必死に奪い返しにいきシュートは打たせず。
高木は中央の北川柊斗に折り返し、フリーで北川はシュートを放つも…これはキーパー触れずもその後ろで坂圭祐がクリア。
北川はドフリーだったが故に大事に行き過ぎた感があり、「絶対に枠を外してはいけない」という思いからか抑えたコントロールショットとなったと思われる。
もう少し威力があって浮いていれば…もしくは浮かせて逆サイドであれば入っただろうに、非常に惜しいシーンとなり…現在の群馬の得点力不足を表すかのようなシーンとなった。
交代カードを使いシステムを変更
62分、少し遠めの左サイドからのフリーキック。
風間宏希がファーサイドに送ると、これを小島雅也が頭で中央に折り返す。
これを畑尾大翔がヒールでフリックし、高橋勇利也が飛び込むもわずかに合わず直接キーパーまで。
ファーの小島はフリーであり、飛び込んだ高橋もオンサイドでフリーだったために…あと少しなのだが…。
今節のセットプレーは可能性を感じるだけに、残り30分…早めに1点を返したいところ。
66分、呉屋大翔が中央で受けると右サイドの中川寛斗へ展開。
更に大外の井上健太に広げると、山根永遠のスライドよりも早くクロスを供給。
これを呉屋が中央で合わせるも、櫛引政敏がディフレクティングでコーナーに逃れる。
いつもの「簡単にクロスを上げられる」という悪い部分が出ており、川上も呉屋の前には入れているものの頭の上をわずかに超えてしまい呉屋にヘディングされてしまっている。
69分には群馬が再び動き、北川柊斗に代えて岩上祐三を投入。
深堀隼平を最前線に上げて、高木彰人を左に、風間宏希を右にするかと思ったが…どうやら違うもよう。
風間が何度か確認しているが、どうやら岩上をアンカーにその前に風間と細貝萌のインサイドハーフ。
そして最前線は深堀と高木の2トップとなり、3-5-2ということに。
大分のフォーメーションのミラーとも言える状態となる。
交代カードを上手く使いながら、システムも変えてなんとか反撃の糸口を…と言ったところ。
74分には大分も動き、井上健太に代えて増山朝陽、呉屋大翔に代えて伊佐耕平を投入。
見事なカウンターから反撃も一歩及ばず
76分、群馬が最後の交代枠を使い川上優樹に代えて奥村晃司を投入。
川上は足を攣ったような感じで倒れており、続行不可能の判断もあっての交代となると思われる。
しかしその前のシーンで左足首を抑えていたので…攣ったことによる交代と言うよりは足首が原因ではないだろうか?
怪我がちな選手だけに心配な交代となってしまう。
これにより川上の位置に小島雅也が入り、小島の位置に奥村晃司が入る。
81分、大分自陣からの上夷克典のロングフィードを畑尾大翔が頭でインターセプト。
これを細貝萌が拾うと中の岩上祐三へ。
岩上はこれをダイレクトで下りてきた高木彰人に付けると、高木はワントラップからDFライン裏に抜け出す深堀隼平にスルーパスを通す。
これを深堀がダイレクトでゴールに流し込んで1点を返すことに成功。
深堀らしい見事な裏抜けに、まるでKJかと思うような高木の見事なスルーパスと言える。
しかしこの得点の最大の功労者は…実はダイレクトで高木に当てた岩上と言えるかもしれない。
1点差としたことで勢いも出てきて、84分には風間宏希のクロスを細貝萌がスラして高木彰人が頭で狙う。
しかしこれはフリックしたボールが少し高くなったか…高木はミートしきれず枠を大きく外してしまうことに。
86分、大分が動き渡邉新太に代えて野村直輝を投入。
88分、再び小島雅也、奥村晃司と右サイドを作り風間宏希に当てる。
風間がファーにクロスを送り、これに再び高木彰人が飛び込むも…このヘディングも枠の外。
右サイドを2人で広げて内側の風間に、そこからクロスが高木にピンポイントで入る…というシーンが2度続いたが…枠に飛ばすことができず。
92分、大分が最後の交代を使い逃げ切りに入る。
藤本一輝に代えて小出悠太、中川寛斗に代えてエドゥアルド ネットを投入。
そしてアディショナルタイム4分を経過しタイムアップとなった。
ピックアップポイント
81分 深堀の得点シーン
今回は見事なカウンターとなった深堀隼平のゴールシーンを振り返りたい。
まずは上夷克典のフィードを畑尾大翔が頭でクリア。
クリア…ではあるが、余裕もあったためにしっかりと細貝萌に繋ぐことを意識したヘディングだったと思われる。
そして細貝はトラップからキープして内側の岩上祐三へ。
ここで岩上が良い位置に下りてきていた高木彰人にダイレクトで付けたのがハイライトと言え、ここで時間がかからなかったのがカウンターの成功の大きな要因と言えるだろう。
高木の動きには上夷が付きかけていたものの、山根永遠が左サイドをオーバーラップしたことで…そちらの対応もあるために帰陣。
このため高木はフリーとなり反転に成功。
これは忘れられがちだが、山根のナイスランと言える。
高木は左サイドを上がる山根を使うこともできたが、ここで裏に抜け出した深堀隼平を選択したのも見事だった。
そして深堀に付いて戻る坂圭祐の足が届かず、GKの高木駿も出る事ができず…深堀の右足に見事に合うスルーパスを供給。
深堀は坂の背中側から、坂よりも前方でありつつ…その奥の三竿雄斗よりは後ろという完全にオンサイドからの飛び出し。
裏へ抜けるタイミングとパスを出すタイミングが見事に合ったプレーだった。
深堀も正面とは言え決して簡単なシュートではなく、見事にゴール隅に決めてみせた。
正直深堀には申し訳ないが…裏抜けは素晴らしいもののその後のシュート精度に問題があり、これもネットが揺れるまではヒヤヒヤしながら見ていたものである。
とは言え、ダイレクトでシュートを放ったように深堀の良いところはこの思い切りの良さ。
下手にこねたりキープして失うよりも、外してもシュートで終わる方が良いと言えるだろう。
なかなかもう一度やれと言われても難しいかもしれないくらい見事なカウンターだったが、シーズン残りを残留に向けて戦うヒントがここに無いだろうか?
しっかりと守備を構築して速い攻撃で完結する。
こういった戦い方で勝点1を、あわよくば3を積み重ねていき残留を確実としたい。
MOM
この試合のMOMは…高木彰人としたい。
ある意味では2失点に絡んでいるとも言え、MOMにすることに異論がある方も多いと思われる。
しかし攻撃面で個人的には高く評価したいと思う。
そもそもシーズン前はこれほど器用な選手だと思っていなかった。
しかし今シーズンは慣れないであろうサイドハーフのポジションでプレーし、時にはシャドーの位置、時には最前線とどこでもそつなくプレーし器用さを感じさせる。
また下りてきてボールを受けて散らすというシーンも多く、最初に加藤潤也のポジションで起用された時に驚きがあった。
深堀隼平の得点に繋がったスルーパスも素晴らしく、このままセカンドトップやトップ下的なプレーヤーに育っていったら面白いのではないだろうか?
ヘディングでの決定機を外しているように、もう少し得点力がほしいところだが…天皇杯で2試合連続ゴールと可能性は感じさせてくれた。
ここ最近はチームで高く評価されてそうな起用となっているだけに、ここでもう一段階飛躍してくれることを願っている。
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