※ザスパクサツ群馬ファンによる、ザスパクサツ群馬贔屓のマッチレビューです。
第4節は再びホームに戻り、2022シーズンに天皇杯を含めて3戦3勝となった相性の良い山形を迎えます。
前節の千葉戦では2度先制するも、どちらもミスで2失点を失いドローという結果に。
ミスが無ければ勝てた試合とも言えそうで…かと言って千葉が勝っていてもおかしくない…とも言えるゲームとなりました。
非常にオープンな展開で面白かったのは事実ではあるものの、シーズンを考えるとミスを減らして手堅い試合としたいところでしょうか。
しかしながらミスを除けば守備面は今シーズンも固く、課題は攻撃面となりそうで…前節に続いて得点をしっかりと挙げられるかが課題になりそうです。
今回はそんなモンテディオ山形戦をレビューします。
Contents
スタメン・フォーメーション
ザスパクサツ群馬
スターティングメンバー
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 21 | 櫛引政敏 |
DF | 3 | 畑尾大翔 |
19 | 岡本一真 | |
24 | 酒井崇一 | |
MF | 10 | 佐藤亮 |
33 | 細貝萌 | |
36 | 中塩大貴 | |
38 | 天笠泰輝 | |
FW | 7 | 川本梨誉 |
13 | 武颯 | |
28 | 長倉幹樹 |
ベンチ
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 42 | 石井僚 |
DF | 2 | 城和隼颯 |
MF | 6 | 内田達也 |
15 | 風間宏希 | |
FW | 5 | 川上エドオジョン智慧 |
14 | 白石智之 | |
23 | 平松宗 |
群馬は前節とスタメンは変わらず、これで3試合同じスタメンということに。
個人的にはこのスタメンのチョイスでは川本梨誉の使い方が疑問であるが…前節の千葉戦ではかなり改善が見られたのも事実。
このまま今節更に改善が見られるのであれば、これはこれでアリということになりそうか。
ベンチに目を向けると、奥村晃司に代えて川上エドオジョン智慧が初のメンバー入り。
期待の新加入選手ではあるものの…シーズン前から故障中となっており出遅れた…というのが正しい表現になるだろうか?
トレーニングマッチで結果を残した奥村がベンチ外になったのは残念ではあるが…それだけ層が厚くなったという言い方もできるかもしれない。
モンテディオ山形
スターティングメンバー
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 1 | 後藤雅明 |
DF | 4 | 西村慧祐 |
5 | 野田裕喜 | |
26 | 川井歩 | |
41 | 小野雅史 | |
MF | 8 | 小西雄大 |
15 | 藤田息吹 | |
18 | 南秀仁 | |
FW | 9 | デラトーレ |
17 | 加藤大樹 | |
42 | イサカ ゼイン |
ベンチ
ポジション | 背番号 | 選手名 |
GK | 16 | 長谷川洸 |
DF | 6 | 山田拓巳 |
27 | 喜岡佳太 | |
MF | 10 | チアゴ アウベス |
13 | 河合秀人 | |
25 | 國分伸太郎 | |
FW | 11 | 藤本佳希 |
対する山形は前節から1枚代えとなり、後藤優介に代えて小西雄大が入る。
ベンチを見ても後藤がそのままベンチ外となり、國分伸太郎が入るのみ。
注目は横浜FC(保有は川崎フロンターレだったけど)から加入したイサカ ゼインだろうか。
もちろん最前線に入るであろうデラトーレも気になる存在と言える。
そして個人的に最も嫌な選手(褒めてる)として名前を挙げたいのが藤田息吹。
神出鬼没な選手で「なぜそこに?」というところから決定的な仕事をやってのける選手だけに、彼をいかに捕まえるかというのも注目になるだろう。
試合経過
【0~15分】デジャヴ?同じ形でのゴール
前半は群馬のキックオフでスタート。
開始早々の2分、細貝萌がパスカットしたボールを川本梨誉がカットインから右にドリブルで進む。
2枚をかわす良いドリブルから佐藤亮に預けると、佐藤はそのまま更に外の岡本一真へ広げる。
これを岡本がダイレクトでニアの川本に付け、川本がダイレクトで佐藤に落とし、佐藤が左足でファーサイドへクロスを供給する。
このクロスは合わなかったものの、こぼれ球を長倉幹樹が細貝萌に落とすと…第1節を思わせる細貝から大外岡本への良いフィードを展開。
これを岡本が同じくダイレクトで折り返すが、今回は手前でDFにカットされてコーナーに。
抜けていれば武颯が良い位置に入り込んだだけに…先制のチャンスだったと言える。
細貝の素晴らしいフィードはもちろんだが、その前の川本の仕掛けがチャンスに繋がったと言えるだろう。
また、短期間で同じ形を2つ作れたということを高く評価したい。
4分、右サイドからのスローインを武颯が引き出すと、ダイレクトで右サイドに流れた長倉幹樹へ。
武はそのままゴール前に入り込み、そこに左足アウトサイドでの技ありスルーパスが長倉から通る。
滑り込んだ西村慧祐を切り返しでかわしたまでは完璧だったものの、少し足がかかったか…ボールの置き所が悪く引っ掛かったか…武は転倒。
こぼれ球はクリアされるも短く不十分となり、これを天笠泰輝が横から走り込み直接左足を振り抜く。
このシュートは後藤雅明が左手一本で止めるも、こぼれ球を武が詰め込んで先制に成功。
天笠のミドルから武がこぼれ球を押し込むという、まさに前節のゴールと同じ形となった。
まず…スローインを引き出した武の動きと、その後の長倉への展開が素晴らしく武のポストプレーの能力の高さを示している。
そして長倉のエグいスルーパスと言い、天笠のあの体勢からパンチあるシュートと言い、武のゴールへの嗅覚と言い…まさにパーフェクトなゴールだった。
ちなみにあくまでも基本的な立ち位置ではあるが、今節はどうやら天笠泰輝が右側に、細貝萌が左側にポジションを取っている。
今までは逆だっただけに、これは何かしらの意図があっての変更になるだろうか?
(試合を通してこの立ち位置だったため、この試合では左右を逆にしたと考えられる)
【15~30分】群馬が優勢に進めるも追加点は取れず
18分、後ろで上手く繋ぎ山形のプレスを剥がすことに成功。
酒井崇一の頭から佐藤亮がボールを受けると、岡本一真のオーバーラップを囮に中の武颯を選択。
武に当ててリターンを受けたボールをダイレクトで狙うも…これは枠の上に。
枠は大きく外してしまったものの、前節に続いて佐藤らしい良いドリブルから左足を見せてくれた。
武のポストプレーはここでも機能しているほか、岡本の献身的なオーバーラップもこの攻撃のキーとなっている。
ちなみに岡本はこの時間は当然であるが、例え90分であろうと同じオーバーラップをしてくれるのがストロングである。
21分には自陣で中塩大貴からボールを受けた長倉幹樹が1人でボールを運ぶ。
フォローは無く1人でハーフラインを超えたところまで運び、山形のDFに囲まれるもしっかりとマイボールのスローインに。
簡単に失わずボールを運べ、更にはマイボールでプレーを切るという…相変わらず長倉の貢献度は高い。
29分、群馬左サイドを使われ…イサカ ゼインにクロスを送られるも、戻りながらの難しい体勢で酒井崇一が頭でクリアしてコーナーに逃れる。
畑尾大翔も高さは定評があるが、酒井も本当に強く単純なクロスではやられないだろうという安心感がある。
このコーナーキックはファーで折り返され、デラトーレがオーバーヘッドで狙いにいくが細貝萌が競り合いハイキックのファールとなる。
混戦のため競りに行けばオーバーヘッドはファールになるシーンではあるが…よく勇気を持って細貝が飛び込んだ。
ちなみにここまでの時間帯、川本梨誉が躍動している印象がある。
前節の千葉戦からかなり良くなった印象だったが、今節も以前のような窮屈な感じではなく伸び伸びとプレーしているように見える。
以前のようにサイドに張っているシーンが減ったのと、ボールを受けてから中に入ってくるシーンが特徴的だろうか?
【30~45分】スローダウン?ゲームをコントロールする群馬
39分には群馬左サイドを深く抉られるシーンがあるが、ここは集中して守ってクリア。
この辺りの時間から随分と山形ペースになった…という見方もできそうだが、これは無理をせずにボールを持たせているという見方もできるだろう。
前節の千葉戦でもリードすればしっかりと引いて守るという展開を見せており、これが今シーズンの戦い方になりそうか。
となると…相手にボールを持たせても攻撃を作らせない組織力と、最後シュートを打たせない守備力が求められることになるだろう。
更には奪ってから手数をかけずに怖さのあるカウンターを見せられるか…というのも今シーズン必要なポイントになりそうである。
43分、長倉幹樹が粘ってマイボールのスローインにすると、岡本一真は武颯にスローを入れる。
これをキープからワンツーの形で裏に抜け出した岡本に戻すと、一気に岡本がドリブル突破。
ペナルティエリア内、更には角度が無くなるまで侵入するとゴール前に折り返すが…ここには川本梨誉が届かず…。
しかし中央低めの位置には長倉が待ち続け、ファーの高い位置まで川本がナイスランで一気に詰めてきたという厚みを見せた。
前半の早い時間に先制し、終盤はペースを落としてしっかりとゲームをコントロールするという試合巧者ぶりを見せて前半を終えることとなった。
【45~60分】長倉劇場
後半は山形のキックオフでスタート。
両チームともにハーフタイムでの交代は無しとなったが…山形は全くもって上手くいっていないがハーフタイムで修正できたのかが気になるところ。
47分、川本梨誉がボールを運ぶが…パスを出せずにカットされてしまう。
このこぼれ球は長倉幹樹が拾い、最終的には川本がファールを貰う形でフリーキックを得ることに成功。
しかし川本がボールを運んだところでDFラインで駆け引きをしていた武颯に出したかったところ。
ポジション的には十分にパスを通せたと思うが…ちょうどボールタッチで下を向いたところがジャストのタイミングだっただけに出せなかったか…。
54分、コーナーキックのピンチだったが櫛引政敏がセーブすると一気に前線にパントキックでフィード。
これは天笠泰輝に通らず跳ね返されるもこぼれ球を細貝萌が回収。
そして細貝から再び前に残っていた天笠に向けてスルーパスが出ると、左足で低いクロスを供給。
これは長倉幹樹には合わなかったが、抜けた先に走り込んだ川本梨誉が右足で強烈なミドルシュートを放つ。
後藤雅明が弾くと、こぼれ球が再び川本の元にこぼれ2本目のシュートを放つが…これは野田裕喜が滑り込んでブロックしコーナーへ。
やはり川本はこの積極的なシュートが魅力であるわけで、こういったシュートチャンスを増やしていきたい。
そしてカウンターの形で最前線で櫛引からボールを引き出した天笠の動きもナイスだった。
57分、山形が先に動きイサカ ゼインに代えて國分伸太郎、加藤大樹に代えてチアゴ アウベスを投入する。
60分、ゴールキックが長倉幹樹と野田裕喜の頭を超えると、その後ろの武颯が頭で長倉に落とす。
これをワントラップから右サイドに広げると、ここに入り込んだ佐藤亮がワントラップから右足を振り抜くも…わずかに枠の外に外れてしまう。
完璧な形だっただけに…これは佐藤は決めないといけないところ。
トラップしたボールが右足側になったのが悔やまれるところか?
しかし長倉のパスは恐ろしい…。
恐らく櫛引からのボールを競り合った際に佐藤の位置を見ただけであり、武から落とされた段階では後方から来る佐藤が見えていない。
そのため「この辺りに入り込んでくるだろう」で出しているわけだが、実にドンピシャリの精度。
もちろんチームとして日々の練習やトレーニングマッチ等でお互いを理解し合っているからとも言え、ある程度戦術と言うか約束事が浸透しているとも言えるだろう。
【60~75分】エドデビュー
61分には群馬も交代に動き、細貝萌に代えて内田達也を投入。
前節のレビューでも書いたが、やはり細貝は現時点でのコンディション的に90分のプレーは厳しいといったところだろう。
恐らくある程度試合前からこの交代は決まっていたと思われる。
とは言え今節の細貝は60分ほぼ完璧なプレーを見せてくれ、昨シーズン同様に頼れるキャプテンであった。
やはりプレーの質が落ちないところで上手くローテーションして起用していく形になるだろう。
66分には武颯に対して野田裕喜が足裏を見せてタックル。
これにはイエローカードが提示されるも…赤でも決しておかしくはないレベルだっただろう。
(個人的には黄色でも赤でもおかしくなく、どちらかと言えば黄色寄りか…といった印象)
山形は上手くいっていないことからか、少々ラフなプレーが増えてきた印象となる。
68分には山形がコーナーキックで早いリスタートを見せるが、これは佐藤亮が集中してしっかりと対応。
むしろクイックで始めた山形よりも佐藤は素早い対応を見せたと言える。
この時間まで群馬の方がしっかりと集中している印象。
70分、群馬が2度目の交代を使い武颯に代えて平松宗を投入する。
ちょっと気になるのは…66分に武がファールを受けていることであり、この交代は予定通りかイレギュラーか?
1枚だけの交代というのがイレギュラーな感もしなくもない…。
(武は最後ヒーローインタビューを受けており、印象としては怪我はしていなそうだが…)
72分には長倉幹樹から川本梨誉に繋ぎ、川本がDFの間を通す良いパスでゴール前に侵入した長倉に再び戻すが…長倉のシュートはミートせず。
この時間帯で追加点が取れていると…かなり楽になるのだが…。
73分には山形が2度目の交代を使い、藤田息吹に代えて河合秀人、デラトーレに代えて藤本佳希を投入。
この試合ほぼ藤田は消すことに成功し、デラトーレに関してもここまでボールがほぼ来なかったと言える。
75分には群馬が最後の交代を使い、川本梨誉に代えて川上エドオジョン智慧、天笠泰輝に代えて風間宏希を投入する。
川本は70分頃からガス欠感があったため妥当と言えるが、もう1枚代えられることを考えると逆サイドの佐藤亮も結構疲れているように見えるだけに代えて良いかと思うが…。
とにもかくにもエドの群馬でのデビュー戦となる。
【75~90分】不要ではあるが…気持ちはわかるカード
この時間帯は残り時間も少なくなってきたということで、今まで以上に山形にボールを持たせて…という展開が続く。
ボールは持たせているものの…決定的なところまで作らせずにしっかりと守れていると言えるだろう。
しかし…最後の最後までしっかりとこの状態をキープしきれるかどうか。
徐々に押し込まれてラインが下がり、更にはボランチがDFラインに吸収されてバイタルがポッカリ空いてズドン…という試合を過去に見てきているだけに心配ではある。
ちなみにデビュー戦となった川上エドオジョン智慧だが、交代した川本梨誉のいたポジションである左サイドハーフにそのまま入る形に。
エドに関しては後ほど触れたいと思う。
84分、櫛引政敏のゴールキックは相手陣地のゴールライン付近まで伸び、高い位置から長倉幹樹がプレスをかける。
良いプレスによりボールをロストさせると、このボールは川上エドオジョン智慧のもとに。
潰されながらもダイレクトで左足でニアの平松宗に通すと、平松はワントラップから左足を振り抜くも枠の外に。
小野雅史が後ろから良いスライディングを見せたが…ゴールキックの判定となっており当たってはいない様子。
ここで決めておけばほぼ試合は決まったと言って良く、ここで決めきる力がチームとしてほしいところである。
とは言えポジションを争う武颯が2試合連続ゴールを決めていることもあり、平松としても是が非でも決めておきたかったところだろう。
87分には大槻監督にイエローカードが出される。
西村慧祐のファールに対する抗議と見られ、確かに西村は長倉幹樹の足ごと刈りに行っている印象もあり…カードを主張するのは理解できる。
それほど強く当たってはいないのかもしれないが、取れない位置のボールを足ごと取りにいった印象が強いのがDAZNで見る限りの印象。
ちなみに2019年の改正により監督等のチームスタッフにもカードが出せるようになっており、それ以前は注意もしくは退席という形であった。
更にちなみに、Jリーグでは累積4枚で出場停止となるイエローカードであるが…監督も同様に4枚で次節出場停止(出場で良いのか?)となる。
もちろんレッドカードで退席となると、次節は出場停止となるのも選手と変わらず。
89分には既にベンチに退いている細貝萌にもイエローカードが出され、なんとも後味の悪い試合に。
DAZNではよくわからなかったが、色々な情報を統合するとベンチにきたボールをピッチに蹴り返した?ことでボールがピッチ内に2つとなり、これが遅延行為と取られたようである。
荒れた…というほどではないが、どうにもラフなプレーも増え上手くコントロールできた試合にはならなかったのが残念である。
80分過ぎ頃からは川上エドオジョン智慧を最終ラインの左に落として5バックに。
空いた左の2列目には平松宗が入り、長倉幹樹のみを残す5-4-1に変えて守りきる選択を取る。
結果として最後まで決定機と言えるシーンを作らせることなく、虎の子の1点を守り切って今期初勝利となった。
ピックアップポイント
川上エドオジョン智慧デビュー
今回は群馬デビュー戦となった川上エドオジョン智慧について触れたい。
加入当初から「良い補強」と評判は良かったものの、怪我があったために別メニューでのスタートとなっていた選手。
この試合が群馬でのデビュー戦となるが、徳島では右サイドバックとして数試合…相模原では右ウィングバックとオフェンシブハーフとしてプレーしていたというのが事前情報。
群馬ではまだ20分ほどしか見ていないが…うん、これはどう見ても右サイドの選手だろう。
佐藤亮のように利き足と逆サイドに配置する方が活きるタイプもいるが(代表的なのはメッシか?)、パッと見た印象では同サイド…つまりは右サイドの方が活きそうに見える。
また守備では組織的な守備はあまり得意なタイプではなさそうであり、ボールの無い時の守備では歩いているシーンも目立つ。
つまりは、どちらかと言えば攻撃の選手と見える。
まぁこの辺り(守備面)は加入したばかり、かつ故障していたためにシーズン前にしっかり擦り合わせができていないことも要因ではあるだろう。
フィットすれば守備面は改善するかもしれない。
守備面は仮に問題無いとなった場合、やはり岡本一真とのポジション争いが濃厚となるだろうか。
こちらならば高い攻撃力を活かしつつ、更にはやりやすい(であろう)右サイドでのプレーとなる。
しかし岡本がこのポジションではかなりフィットしており、年齢やタイプを考えても怪我さえ無ければフル稼働に近い働きを望めそうな予感。
となると、今節のように左で使われる機会が増えることになるだろうか?
川本梨誉がここ2節でかなりフィットしてきた印象があり、少なくともこの試合ではワイドのアタッカーとは違う動きを見せていた。
対してエドはサイドアタッカーという印象が強いだけに、逆足となる左サイドもこなせるかがポイントになるだろうか。
もしくは川本と同じように中に入っていくプレーができるかどうか…となるか。
とは言え浦和レッズJrユース出身であり、大槻監督としてもエドの持ち味やウイークポイントはしっかりと理解しているだろう。
今後の起用法に注目したい。
MOM
この試合のMOMは武颯としたい。
まずは2試合連続となるゴールであり、決勝弾であること。
そして交代となるまでの70分ちょっとで素晴らしいポストプレーを何度も見せてくれた。
現在相方となっている長倉幹樹との相性も良さそうで、この2人は群馬の攻撃のキーと言える状態になっている。
名前が挙がった長倉も今節も良い動きを見せており、相変わらずのレベル違い…ファールでしか止められない存在感を見せつけてくれた。
影のMVPとしたいのが畑尾大翔。
点を取るとか決定機を阻止するとか、わかりやすく目立った活躍は無いものの…抜群のカバーリングでピンチの芽を摘んでいたのが印象的。
空中戦の競り合いに強いようにどちらかと言えば対人に強いタイプだとは思うが、今節は素晴らしいポジショニングとカバーリングを見せている。
彼(だけではないが)あってこそ、この1点を守りきるという戦術が取れると言って良いだろう。
あとは岡本一真は相変わらず素晴らしいと言える良いプレーを見せてくれ、天笠泰輝も前節に続いて良いプレーを見せてくれた。
天笠は今節はミスらしいミスもなく、そこが修正できたのも良いことではないだろうか。
また川本梨誉が左サイドハーフでも良いプレーを見せ始めたのは試合展開で触れたとおりであり、佐藤亮もらしさを見せるシーンが増えてきたのは好材料。
スタメンが3試合同じという状況が気にはなるが、それだけに連動性はかなり良くなってきたと思う。
そしてそのスタメン組に割って入るような選手が出てくることにも期待したい。
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