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【2021 J2第31節】ザスパクサツ群馬 対 ジェフユナイテッド千葉【レビュー】

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※ザスパクサツ群馬ファンによる、ザスパクサツ群馬贔屓のマッチレビューです。

前節の琉球戦では虎の子の一点を守りきる形で金星を挙げたザスパクサツ群馬。

しかし試合内容としてはいつ失点してもおかしくない状態であり、攻撃の形も思うように作れたとは言えなかった展開。

今節はアウェーで2-0で敗れた千葉となり、苦手なハイプレスをいかにしてかいくぐるかが焦点になるでしょう。

久藤監督に代わってからは裏への長いボールも使用するようになり、ハイプレスの裏の空いたスペースをFW陣が突けるかどうか。

そんな第31節、ジェフユナイテッド千葉戦をレビューします。

スタメン・フォーメーション

ザスパクサツ群馬

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 1 清水慶記
DF 3 畑尾大翔
15 金城ジャスティン俊樹
25 小島雅也
40 大武峻
MF 8 岩上祐三
16 久保田和音
18 進昂平
41 中山雄登
FW 10 青木翔大
39 高木彰人

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 21 松原修平
DF 24 光永祐也
32 渡辺広大
MF 6 内田達也
11 田中稔也
FW 9 北川柊斗
50 大前元紀

 

前節からメンバーの変更はなく、大方メンバーは固定されてきたなという印象。

前節復帰した大前元紀と田中稔也、渡辺広大は今節もベンチスタートとなり、コンディションがまだ整い切らないのか…現状の悪くない状態を崩したくないのか。

気になるのは今節も白石智之がベンチ外となっており、これはもう序列が低いことで間違いないのだろう。

個人的にはKJのいない今は白石の突破力が途中出場でも活きると思うのだが…監督・コーチ陣としては使わない理由もあるのだろう。

 

そしてこの試合前には超ビッグネームである細貝萌の加入が発表。

しばらく実戦から離れていたこともあり、ゲームに出るのは早くて来月途中から…くらいになるかと思うが、起用方法含めて楽しみな選手である。

ジェフユナイテッド千葉

スターティングメンバー

ポジション 背番号 選手名
GK 1 新井章太
DF 13 鈴木大輔
15 チャン ミンギュ
17 新井一耀
MF 4 田口泰士
16 福満隆貴
18 熊谷アンドリュー
25 末吉塁
39 見木友哉
FW 10 船山貴之
40 櫻川ソロモン

ベンチ

ポジション 背番号 選手名
GK 23 鈴木椋大
DF 3 岡野洵
33 安田理大
MF 20 矢田旭
32 高橋壱晟
FW 8 檀崎竜孔
49 サウダーニャ

 

対するジェフユナイテッド千葉はスタメンを1枚交代してきており、前回大会でも活躍した船山貴之がスタメンに。

注目はやはりさすがの技術力で中盤を支配した田口泰士だろうか。

ベンチにはサイドアタッカーの安田理大が控えており、途中投入でサイドを崩されないようにしたいところ。

試合経過

前半の出だしはいつも良いのに

前半は群馬のキックオフでスタート。

2分、開始早々に岩上祐三田口泰士の厳しいチェックを受けフリーキックを獲得。

DAZNによると千葉はイエローカード数がリーグ1の数字になっているようで、怪我人が出ないことを祈りたいところ。

 

5分には青木翔大が積極的に高い位置まで追い、コーナーキックを獲得。

青木の献身的なプレスは今日も光る。

このコーナーキック、一度は跳ね返されるがセカンドボールを回収し再び岩上に。

これをダイレクトで上げると見せかけグラウンダーのパスをペナルティエリア角の進昂平に。

はこれを久保田和音に落とし、久保田はダイレクトで柔らかいボールを中に供給。

畑尾大翔が競り勝つも…このシュートは枠の上に外れる。

開始早々はいつも通り非常に良い形で入れているので、早い時間に先制できればと思うのだが…。

 

14分、千葉がボールを回収したところから縦パスが入り一気に攻撃がスピードアップ。

ウィングバックの末吉塁が保持し、シャドーの見木友哉が群馬右サイド深くを使うも、いち早く飛び出した大武峻が素晴らしいスライディングで先にカット。

右サイドバックのジャスティンは出し手の末吉に対応しており、ボランチは戻っている途中だったため大武がサイドのフォローに入った形。

つまりCBがサイドに釣りだされた状態であり、中が手薄だっただけに大武のノーファールで止めたタックルは見事であった。

ここが交わされてクロスを上げられていたらピンチになっていただろう。

徐々に押し込まれる展開に

21分には群馬左サイドからコーナーキックのピンチを迎える。

ニアでフリックされるも、ファーには誰も入ってきておらずこれは救われる形に。

最近では大武畑尾コンビが安定しており、空中戦では早々負けていなかったが…櫻川ソロモンを始めとして今日は苦戦が予想される。

 

23分には千葉のフリーキックから、一度は跳ね返すも次のクロスをその櫻川ソロモンに頭で合わせられる。

しかしこのヘディングは力なくキーパーの正面に。

勝てないまでも自由にヘディングをされないことが大事であり、苦戦はするだろうが簡単にはやられない粘り強さは見せられそうである。

 

27分、スローインの流れから群馬左サイドに展開され、ここから中央下がり目にポジションを取った櫻川へクロス。

櫻川はファーに落とすが少し長くなり、清水慶記が回収しに行くが見木友哉との競り合いでキャッチしきれず。

見木のシュートはジャスティンがブロックするが、これを末吉がクロスを上げ櫻川が頭で合わせる。

このシュートはなんとか戻った清水の正面に収まり助かるが…しかし本当に櫻川は高い。

最初の落としは競ったのが岩上なので仕方ないところがあるが、シュートのところは畑尾が競り負けている…。

今日はこの空中戦がキーポイントになるかもしれない。

 

28分には深い位置の鈴木大輔からのロングフィードが裏に抜け出した船山貴之に。

一歩前で大武峻が頭に当てるも…後ろに流れてしまい絶好のボールに。

ここに対応した畑尾がショルダーtoショルダーで弾き飛ばし、ノーファールでゴールキックにしてピンチを処理。

ペナルティエリア内で船山が倒れて一瞬ヒヤッとしたものの、これは正当なコンタクトの範疇だろう。

事実、船山も倒れた後に一切抗議をしていない。

ショートカウンターは不発に

続く30分には田口泰士からノールックで真ん中を抜けた見木友哉にパスが入る。

見木のシュートは大武峻がブロックしてコーナーに逃れるが、かなり危ないシーンだった。

やはり中盤で田口を自由にさせると何かしらされてしまう…。

 

そのコーナーキックは一度跳ね返すも、セカンドボールを再びゴール前に送られ櫻川ソロモンが頭で合わせる。

このヘディングシュートは清水慶記がしっかりと抑えるも、これまた畑尾大翔が付いていたにも関わらず競り負けた形に。

負けつつもしっかりと体を寄せて対応しているが故に、力のあるシュートは打たせていないが…やはり今日は空中戦では分が悪いと言えそう。

 

36分、田口のパスミスを中山雄登が回収し裏に抜ける久保田和音に。

カットしてすぐに出さずに、少し溜めたことによりパスコースが作られた良い判断。

久保田がドリブルで運び、オフサイドギリギリでクロスしながら左サイドに走りこんだ高木彰人にスルーパスを通し、シュートまで持ち込むも…このシュートはミートせず。

裏抜けの上手い高木らしいランニングと、久保田の完璧なパスのタイミングではあったが…惜しむらくはパスが少し短くなってしまったところ。

ゴールキーパーが飛び出せないように、長くなり過ぎないように気を付けたのだろうが…それが故に短くなってしまったか?

そして結果論ではあるが、中に青木翔大が詰めていただけに、高木はシュートではなく…もしくはシュートだとしてもファーに強く流せればゴールに結びついたかもしれない。

 

38分には自陣から久保田の大きな良いサイドチェンジがあり、ボールは右サイドのジャスティンに。

ジャスティンは早めに速く低いクロスを上げるが…惜しくもニアに入り込んだ中山の頭を超え、その奥の青木はDF二人に囲まれておりクリアされてしまう。

非常に惜しい形で結果には繋がらなかったが、ジャスティンは時折見せるこの素晴らしいクロスは武器と言える。

これが試合中にもっと数が増えてくれば、ジャスティンは怖いサイドバックになれると思うのだが…。

ノーファール?判定に救われる

後半は千葉のキックオフでスタート。

群馬は交代なしで、千葉は後半頭から末吉塁に代えて安田理大を投入。

 

51分、自陣左サイドからのスローインが繋がらず、回収した福満隆貴から見木友哉櫻川ソロモン、再び福満とテンポよく回されペナルティエリアへの侵入を許してしまう。

ゴールほぼ正面、中央を割られておりこのまま福満に打たれたらゴールの可能性が非常に高い危険な位置だったが…久保田和音が対応しシュートはミートせずキーパーへ。

しかし…ノーマルスピードでもわかったが…久保田は完全に福満を掴んでおりPKでも全く不思議ではないプレー。

群馬としてはジャッジに救われる形に。

これは後ほど振り返りたい。

 

55分にはカウンターを防ぐためにジャスティンが後ろからユニフォームを引っ張り、この試合初めてのイエローカードが掲示される。

抜けられたらカウンターになっていたため、ここでカード覚悟で止めるのは良い判断であった。

相手に怪我させるリスクも低い形でファールをしており、チームの利益のために自らが犠牲になり素晴らしい戦術的ファールをジャスティンはしてくれた。

このタイミングで前線で高木彰人が倒れており、太ももの裏辺りを押さえている…。

接触はなかったと思うので筋肉系のトラブルか?

ここ最近は非常に良い動きを見せているだけに、長期離脱にならないと良いが…。

 

高木はプレー続行不可能ということでピッチを去り、急遽準備した大前元紀が1分後に投入される。

うーん、この押し込まれ続けている展開で大前で良いのだろうか?

前線から追えない大前だと、どうしても後ろで受ける形になり…今以上に押し込まれる展開が予想されるが。

とにもかくにも大前にはマイボールになった後で、前線でボールを収め局面を打開する能力に期待したい。

再三のファインセーブ。守護神君臨

60分には群馬の右サイドを使われ、深いスペースへの対応のため大武峻が釣りだされ…空いた中央のスペースを使われる。

田口泰士の技ありスルーから、船山貴之がダイレクトで田口に送り、完全にドフリーで田口のシュートを許してしまう。

低く抑えた良いシュートだったが、これはゴールキーパーの清水慶記がファインセーブでチームを救う。

いやいや…敵チームながら完璧に近い形でやられたシーンだったが、清水のおかげでピンチを乗り切れた。

あまりにも良い崩しなのであとから振り返りたい。

 

62分には群馬が2回目の交代に動き、岩上祐三に代えて内田達也を、進昂平に代えて田中稔也を投入。

岩上を下げてしまうのか…。

確かにここ数試合出ずっぱりであり、この時間になって運動量も落ちてきているので…シーズン残りを考えると休ませたいところ。

しかし岩上が抜けてしまうと攻撃が作れず、両ボランチも後方に吸収され押し込まれ続ける未来が見える。

大前が少し下りてきてボールを受ける形になると思うが、その前が青木1人ということで出しどころも限られ、千葉としても守りやすいだろう。

 

66分には投入されてから「やっと」と言える、大前が良い位置で前を向いてボールを持てるシーンが。

左サイドを上がる小島雅也にパスを送り、小島は一度右足に持ち直してクロスを供給。

しかしファーの田中稔也のファールを取られてしまう。

小島は見えていなかっただけなのかもしれないが、左足ダイレクトで低いクロスを上げていれば青木が飛び込めていただろうに…。

どうしても右利きのサイドバックを左に置いているがために、右に持ち変えたように思えてしまう。

小島はDFがきておらず時間に余裕があったので、確実に良いクロスを送るために右足を選択したのではないだろうか?

 

67分には千葉も2回目の交代を使い、船山貴之に代えてサウダーニャを投入。

守り切れずに失点。運べない拾えない展開

77分には後方、千葉の鈴木大輔から大きなボールが入り、これをゴールライン手前で福満隆貴がダイレクトで折り返す。

このゴタゴタはなんとかかき出すもこぼれ球を田口泰士に打たれるが枠の上に。

いや鈴木のボールも良かったが、これよく福満はダイレクトで折り返せたな…。

この折り返しが少しズレていれば櫻川ソロモンにゴールが生まれていたかもしれない。

 

後半はずっと押し込まれる展開が続いており、ボールが拾えない繋げないといった状況。

琉球戦の後半のような展開が続いており、交代カードで展開を変えたいところだが…。

84分にやっと両チーム最後の交代を同時に行う。

千葉は櫻川ソロモンに代えて高橋壱晟を、群馬は久保田和音に代えて渡辺広大を投入。

また枠を1枚余らせたか…。

そして0-0のこの状態で広大を入れる…となると3バックになるだろうから引き分けで良しという判断になろう。

確かにいつ失点してもおかしくないレベルに押し込まれており、守備固めの判断も理解できる。

そして高さで負けているので広大を入れて…というのも理解できるが、ホームチームとしては北川を入れて勝ち点3を取りに行く威勢が見たいところ。

 

直後の85分、少し距離はあるもののフリーキックのピンチを迎える。

このフリーキックは跳ね返すも、続く二本目のクロスを跳ね返したこぼれ球を入ったばかりの高橋に打ち込まれ失点。

結果論にはなるが、交代策が裏目に出た形になってしまう。

このミドルシュートの際にサウダーニャ清水慶記を押しているじゃないか!と言いたいところだが、これが無かったとしても取ることはできなかっただろう。

それくらい良いシュートであり、中は固めていたもののセカンドを拾える位置に誰もいないくらい押し込まれ続けていたのが敗因と言えよう。

 

渡辺広大の投入で3バックにしていたため、3-4-3気味で田中稔也が左、青木翔大が右、大前元紀が中央という布陣になっている。

しかし1点を失い残り時間も短いため、パワープレーに出ており大武峻が高い位置に残ることに。

93分には時間稼ぎの意味も含め、千葉が最後の交代を使い福満隆貴に代えて岡野洵を、見木友哉に代えて檀崎竜孔を投入。

そして4分のアディショナルタイムを経過しタイムアップとなった。

ピックアップポイント

51分 久保田のファールはなぜ見逃されたのか?

51分、決定機を作られたシーンだが…久保田のファールの前に攻撃の形を振り返ってみたい。

まずは群馬のスローインを回収し、福満見木に預けたシーンがこちら。

パスアンドゴーで福満は中に入り込むが、単純なワンツーではなく櫻川に当てて櫻川福満にボールを落とすことに。

 

本来、福満を見るべきは中山だったと思うが…ボールウォッチャーになったことで侵入を許しており、船山のマークに付いて戻ってきていた久保田が対応する。

改めて見ると、中山が付けなかった時点での小島のポジションが気になる。

櫻川が中央に移動し、マークに付いていた畑尾が伴って中央に移動した時点で、小島がスライドして中に入っておくべきだったのだろう。

4-4-2と3-4-2-1のミスマッチではあるが、ポジション的にも小島が付くべきは船山福満であり、船山には久保田が付いていたために自身はフリーだったわけで…。

 

久保田は前節だったか似たようなシーンでやられたのを取り上げたが、今回は自らのマークである船山をしっかりと追って帰ってきている。

そしてフリーで走りこむ福満を見ると、そちらに一気に対応しにいっており…手をかけて止めたのは頂けないが…ポジショニングとしては素晴らしい動きを見せている。

 

恐らくリプレー等を見れば多くの方が久保田のファールと言うと思うが、これはなぜ見逃されたのか、本題を考えたい。

久保田の手が福満にかかった時点でのポジショニングがこちら。

 

真横から見ている副審は、恐らく小島が直線上手前にいて重なり見えなかったものと思われる。

接触等は理解しているだろうが、手が肩にかかっていたのは見えなかったのだろう。

そして主審はというと、群馬ボールのスローインで再開されたために、群馬の攻撃に備えてセンターサークル位置にポジションを取っていた。

しかし岩上が失ったことで一気に千葉のカウンターとなったため、距離があったものと思われる。

そしてあの位置からだと直線上に畑尾中山が重なり、これまた久保田が手をかけたかどうかは見えなかったのではないだろうか?

60分 完璧に崩した千葉の攻撃

続いて60分の完璧に崩されたシーンを取り上げたい。

千葉陣地から長いボールが入り、これを大武が頭でクリアするが中山には収まらず。

田口がダイレクトで千葉左サイドの安田に送る。

安田のマークにジャスティンが付き、その裏のスペースを見木が狙うことで大武が釣りだされる。

(釣りだされること自体は悪いことではなく、見木大武がケアしなければいけない)

 

これにより大武のいたスペースがぽっかり空いてしまうのだが、畑尾櫻川小島福満のマークのためにスペースを埋めきれない。

この時に中山岩上の両ボランチが流して走っており、どちらかがこのスペースを埋めるために戻り田口船山をフリーにしてはいけなかった。

この直後に岩上は交代していることもあり、戻れなかった=運動量の低下という面を考慮した可能性が高いのだろう。

中山も見た目によらず?フィジカルモンスターであり、試合終盤までハードワークできるタイプだが…この試合では疲れが見えたように思う。

 

安田からのクロスは田口が自らトラップしても良かっただろうが、少しマイナスと言うか足元に入り過ぎたためにスルーしたか?

船山には畑尾が対応するも、右の櫻川、左の田口とパスコースが2つあっては対応は不可能だろう。

田口へのパスと読み切って足を出したが、カットには至らず。

ラッキーだったのは田口が足を滑らせたか、パスが意図したところと違ったところだったか、シュートコースが甘くなったこと。

もちろん多少コースが甘かったとはいえ簡単に触れるものではなく、清水のファインセーブなのは間違いない。

 

そしてもう一つ言いたい事があり、船山にボールが入った時点で久保田が戻る速度を上げていることに注目してほしい。

どちらかと言うと諦めて速度を落としがちなシーンだが、こぼれ球を予想してかいち早く戻ったために清水が弾いたボールを回収することができた。

地味かもしれないが、こういったところをしっかりと評価してあげてほしい。

51分のシーンでも書いたが、久保田は組織的な守備に難があると感じているが…この試合では全く逆であり良い守備を見せてくれた。

ハイライトでも確認できるので、是非とももう一度見直してほしい。

MOM

この試合のMOMは悩ましいところだが…清水慶記としたい。

顕著なのは60分の田口泰士のシュートシーンだが、これを含め3本はファインセーブでチームを救った。

1失点はしたものの、このシーンはゴールキーパーとしてはできることはないだろう。

触っていればこれまたファインセーブいや、ミラクルセーブと言って良い。

 

以前に在籍していた頃はクロスに対して飛び出し癖があり、出て触れないといったシーンが目立った。

しかし秋田での経験が良かったのか、大宮での経験が良かったのか、戻ってきてからは不用意に飛び出さないシーンが増えた印象がある。

かと言って出られないわけではなく、出れないと判断して我慢できるようになったという表現が正しいだろうか。

元々万能型というか、平均的に能力の高いオーソドックスなタイプだったが、ファインセーブに見られるようにシュートストップの能力もかなり高くなった。

どちらかと言えばシュートストップは松原の方が上手い印象があったが、現時点では良い勝負か少し劣る程度であり、総合力の高さから小島ゴールキーパーコーチとしてはファーストチョイスにしているように見える。

(ちなみに松原は特に近距離のシュートに強く、彼は抜群にステップワークが上手いのがシュートを止められる理由である)

 

話が横に逸れたが、この試合もGKとDF陣の頑張りは光った試合となった。

課題は5試合で1得点に終わっている攻撃陣であり、監督交代後は上手くいっていたものの徐々に対策を立てられている戦術面である。

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